急な御香典にご祝儀。楽天カードで支払うことができたらニャ~。
そういう現金でしか支払えないもののために、キャッシング枠というものがあるんじゃよ!
たいていのお買い物は楽天カードでOK。楽天カードユーザーの方なら言われるまでもなく楽天カード払いをしているはずです。
しかし、世の中には突然のお香典や家族の急病に駆けつけなくてはならなかったり、まとまった現金が必要になるシーンがあります。
銀行からお金を引き出して現金を用意するのが一般的ですが、お給料日前だったり残高が厳しい状況だったとしたら?
そういう現金がどうしても必要なシーンのために、楽天カードでもキャッシング枠というものがあります。
でも、通常カードを使っていてキャッシングをするシーンは少ないもの。今回は、キャッシング枠について利用方法・返済方法まで分かりやすくイチから説明していきます!
記事の目次
楽天カードのキャッシング枠を利用する方法
楽天カードのキャッシング枠を利用して現金を引き出す(=借り入れる)時に行くべき場所は、「楽天カードのマーク」のあるキャッシュディスペンサーやATMです。
具体例は、駅・コンビニ・銀行・郵便局などになります。ここで、普通にお金をおろす感覚でキャッシング枠を利用できるという訳です。
細かい利用方法は後ほど説明しますが、キャッシング枠が楽天カードについていれば誰でも現金が急に必要になったときでも、難しい手続きなく現金を手にすることができます。
ところで、ショッピング枠とキャッシング枠の違いはご存知ですか?キャッシングを利用したことがなく、全然わからない!という方もあわてずに済むように、イチから簡単に解説していきますね。
ショッピング枠とキャッシング枠は利用目的が違う
まず、クレジットカードのショッピング枠・キャッシング枠について考えると「枠ってなんだ?」という疑問が出てきますよね。
これは、利用限度額(アナタが使っていいとカード会社の審査の結果、定められた金額)の中の内訳のことです。
例えば利用限度額が30万円だとします。キャッシング枠を設定していない人の場合、そのうちの30万円がショッピング枠になります。この30万円分をクレジットカードのお買い物・引き落としに利用できるということです。
上の例でショッピング枠が30万円、キャッシング枠が10万円となっていたとします。その場合は、30万円分クレジットカードを使ったお買い物や引き落としに利用でき、10万円は現金を引き出すのに利用できるということです。
「あれ?総額が40万円になってる!」
と気づきませんか?実は、キャッシング枠とショッピング枠は別々ではなくショッピング枠の中にキャッシング枠が含まれているというイメージが正しいでしょう。
- 例1:ショッピング枠で30万円利用
→キャッシング枠は利用できない - 例2:キャッシング枠で10万円利用
→ショッピング枠では残りの20万円分利用可能 - 例3:ショッピング枠で20万円利用
→キャッシング枠は10万円分利用OK
具体例を挙げてみましたが、イメージはつかめたでしょうか?イメージがつかめたところで、キャッシング枠利用時の注意点をひとつ。
キャッシング枠で引き出すことのできるお金というのは、簡単に言えば借金です。残念ながら、タダでは貸してもらえません。
手数料が発生するので、どうしても必要かつ、お給料の振込やボーナスなどで「いつ返せる」という見込みがある場合の利用のみにしましょう!
キャッシング枠のデメリットは高い手数料
キャッシング枠でお金を借りることのデメリットを知らずにお金を借りるというのは非常に危険といえます。
キャッシング枠のデメリットの代表格は、ズバリ「高い手数料(貸付利率)」です。便利・簡単にお金を引き出すように借りることができる反面、手数料が高く設定されているのです。
楽天カードのキャッシング枠の手数料はどのくらいかかるのでしょうか?まず、ATMで借りる場合には利用に手数料がかかります。
- 1万円以下の借り入れ:税込108円
- 1万円以上の借り入れ:税込216円
以上の金額は普通にコンビニのATMを利用する感覚ですね。でも、ここからがキャッシングならではのポイントです。
キャッシング枠の利用はいわゆる借金なので、「貸付利率(かしつけりりつ)」というものが発生します。ドラマなどで借金の返済に困った人が、ふくらみ続ける借金に困っているのを見かけませんか?
その「ふくらんだ部分」が貸付利率です。もちろん、すぐに返せる当てがあるのならドラマのような悲惨なことになったりはしません。まさに、「ご利用は計画的に」という言葉がぴったりです。
では、楽天カードのキャッシング枠を利用した場合の貸付利率はどのようになっているのか表にまとめました。実質年率18.0%の金利で支払う利息の具体例を挙げますから、参考にしてみてくださいね。
借入額 | 月々3,000円返済 | 月々5,000円返済 | 月々10,000円返済 |
---|---|---|---|
10万円 | 25,386円 | 15,520円 | 8,130円 |
30万円 | 68,778円 | 68,778円 | 68,778円 |
50万円 | 188,604円 | 188,604円 | 188,604円 |
キャッシング枠を利用した現金の借り入れの場合にはこれだけの手数料(貸付利率)がかかります。表を見て分かる通り、なるべく支払い回数を少なく、早めに払い終えてしまうのが手数料を少なくするコツです。
キャッシング枠を利用する手順
キャッシング枠を利用する手順は実はとても簡単。普段ATMでお金をおろしている方法とほとんど同じです。
ATM・CDの他、パソコン・スマホ・携帯からネットでの手続きでも利用できます。
ATMやキャッシュディスペンサー(CD)利用の場合
- ATM(CD)に楽天カードを挿入
- 「ご出金」を選ぶ
- 暗証番号を入力
- 借り入れたい金額を入力
- 返済方法を「一括払い」と「リボルビング払い」から選ぶ
- カードと明細、現金を受け取る
コンビニの場合は以上の手順で楽天カードを使ったキャッシング枠の利用ができます。
銀行の場合には、最初の画面で「クレジットカード」という項目を選びます。それ以外はコンビニでのお手続きと同じです。
ネット利用の場合
- 楽天カードHPからネットキャッシングのお申込みを選ぶ
- 「借入希望額」・「支払方法」・「暗証番号」を入力
- 確認画面で「申し込む」を選択
ネット利用の場合も、ATM感覚でとても簡単にキャッシング利用ができます。現金は銀行口座に振り込まれます。
キャッシュカードでお金をおろすのと一緒でカンタンだニャ♪
そうなんじゃ。でもきっちりと返済するのが一番大切じゃよ!
楽天カードの審査情報やお得なキャンペーンについて、更に以下の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。
楽天カードのキャッシングを借りた時の返済方法
楽天カードのキャッシングを利用した場合の返済方法は、口座からの引き落としのみになります。
ATMを使って自分の好きな金額を先に返済して、すぐ返してしまおうということはできません。
ただし、コンタクトセンターに連絡すれば繰り上げ返済することもできます。
では、月々の返済額と最大何か月まで分割できるのかなど楽天カードのキャッシングの返済について、基本情報をご紹介します。
楽天カードでは月々3,000円から返済OK
楽天カードのキャッシングを利用した場合の返済は月々3,000円+利息が最低ラインです。
最低ラインは借りた金額によって変わってきます。
借入額 | 最低返済額 |
---|---|
10万円まで | 3,000円+利息 |
10万円超から20万円まで | 6,000円+利息 |
20万円超から50万円まで | 10,000円+利息 |
50万円超から100万円まで | 20,000円+利息 |
100万円超 | 40,000円+利息 |
毎月の返済額の最低ラインは以上の表のようになっています。
90万円までの分割回数の例
楽天カード公式サイトの返済シミュレーションを使って、借入金額が10万円・20万円・50万円・100万円のときに最低返済額で返済して場合を想定して計算をしました。一例として参考にしてみてくださいね。
- 10万円借り入れ/月々3,000円+利息を返済
→34回 - 20万円借り入れ/月々6,000円+利息を返済
→34回 - 50万円借り入れ/月々10,000円+利息を返済
→50回 - 90万円借り入れ/月々20,000円+利息を返済
→45回
もちろん金額によって、何回まで分割するのかということが違ってきますので返済シミュレーションを使って、あらかじめご自身の借り入れ希望額で調べておくことをオススメします。
返済方法は口座引き落としのみ
楽天カードのキャッシングで借りたお金を返済する方法は、27日の引き落とし日の自動引き落としのみです。
しかし、次の二つの方法で早めに返済を行うことができます。
初回の引き落としの前に返済するには
初回の引き落としの前に一括返済できるのなら、早めに返済してスッキリしてしまいたいですよね。
その場合にはコンタクトセンターに電話をします。電話番号は二種類あり、どちらも通話料有料です。どちらかにかけて繋がりにくかったら、もう一つの番号を利用しましょう。
0570-66-6910
092-474-6287
時間:9:30~17:30
ただしユーザーからのお問い合わせが多いため、どちらの番号も混み合いがちです。
楽天カードの公式ページにはこのコンタクトセンターの混雑予想が載っています。それを参考にすると、以下のようなことが分かります。
- 営業開始時間直後は混み合いがち
- 会社などのお昼休み時間は混み合いがち
- 14時以降が比較的繋がりやすい
もちろん電話をかける時期などによって多少事情は変わってきますが、ひとつの参考になさってくださいね。
さて、コンタクトセンターに電話をすると返済用の口座番号と振込金額を教えてもらうことができます。振込手数料はかかりますが、早期返済したいという場合には利用してみてください。
リボ二回目以降で一括返済する場合には
楽天カードのキャッシング返済でリボ払いを選択して、リボの引き落とし二回目以降に一括返済してしまいたいという場合の方法です。
この場合は、24時間対応の自動音声専用ダイヤルに電話をかけることになります。電話番号は以下の通りです。
0120-30-6910
24時間対応、年中無休
かつて有料だった自動音声専用ダイヤルですが、2017年3月1日10時から無料化されました!これで落ち着いて操作が可能ですね。
キャッシングのリボ払い二回目以降の一括返済の場合の番号は、4100です。繋がったら、この番号をダイヤルすればリボ払い残高を一括返済することができますよ。
なるほど!一括返済ができるならした方がよさそうだね。
その通り。できるなら回数は少ない方が無駄がないんじゃ。
お金を借りるならカードローンの方が手数料が安い
楽天カード自体はとても優秀なカードなのですが、やはりカードを使ったキャッシングの手数料のデメリットは手数料が高いこと。
実は、どうしても現金が必要ならばカードローンの方が安い手数料でお金を借りることが可能です。さらに、個人によって差はありますがクレジットカードを使ったキャッシングよりもカードローンの方が限度額が多い場合もあります。
他社のカードローンも比較したうえで、より手数料が節約できる方法でお金を借りるのがオススメです!
同じ現金ならカードローンの方が手数料の節約に
楽天カードのキャッシングをはじめとしたクレジットカードのキャッシング枠利用も、カードローンもカードを使って現金を引き出すことができますね。(=現金を借りているということはお忘れなく!)
クレジットカードのキャッシングとカードローンはどこが違うのでしょうか?
- クレジットカードにはショッピング枠があり、お買い物に利用可能
- カードローンはお金を借りる専門のカード
一番の差は、ショッピング枠の有無だけ。カードローンは現金の借り入れ専門のカードなのですね。ショッピングには使えませんが、その分利息が安くなっています。
- カードローンは長期の返済に向いている
- キャッシング枠は短期の返済以外には適していない
カードローンとクレジットカードのキャッシング枠利用で長期返済をした場合には利息の部分でかなりの差が出てきます。
カードローンはお金を借りる専門のカードなので持つこと自体に抵抗があるというのもうなずけます。
しかし、どうしても現金が必要かつ返済が長期になりそうな場合にはクレジットカードよりも手数料の面で得になるということは覚えておいてくださいね。
カードローンの方が審査も早く、限度額が多い場合も
クレジットカードのキャッシング枠よりもカードローンの方が実はユーザーにとってメリットが大きいといえます。そのポイントは以下のような点が挙げられるでしょう。
- カードローンの方が金利が安くなる傾向にある
- 審査が早い(まだキャッシング枠を申し込んでいない場合と比較)
- 同じユーザーでも限度額が比較的に高くなる
- 無利息期間を設けているカードローンもある
一時的に現金が必要という時には、キャッシング枠は確かに便利です。しかし、長期にわたって返済となると利息に大きな差があるのでカードローンの方が有利になります。
また、キャッシング枠にまだ申し込みをしていない方の場合にはカードローンの方が実際に現金を借りられるまでのスピードが速いです。翌日には現金を借りられるケースが多いですよ。
そして限度額も審査によって変わってくることもありますが、カードローンの方がクレジットカードのキャッシング枠に比べて高い傾向にあります。
無利息期間のあるカードローンもありますから、お金を借りる予定が決まっていたらカードローンの方が総合的にみて使いやすいといえるでしょう。
まとめ
楽天カードのキャッシング枠は、いざという時現金が足りないシーンで頼りになります。
使い方は普通にATMで現金を下ろすときのように操作したり、ネットからも簡単に手続きをして銀行口座にお金を振り込んでもらうことができます。
10万円までの利用であれば、月に3,000円+利息という小さな単位での返済も可能で、生活に響きづらいのも嬉しいところ。
ただし、便利な反面キャッシング枠の手数料(=利息)は非常に高いです。
非常時にお金が必要になったが、すぐに返すあてがあるという場合にしかオススメしません。
あらかじめお金が必要だけれど銀行の預金に手を付けたくない、という場合には銀行系のカードローンが金利も低く、使い勝手がよいでしょう。
審査が早いものも多いので、すぐに現金が必要でキャッシング枠を持っていないなら銀行系のカードローンに申し込むのがベストです。