電子マネーってたくさんあるけど、どれが一番便利でお得なんだろう?
確かに種類が多くて迷ってしまうこともあるじゃろう。では、各電子マネーの特徴を紹介しようじゃないか。
「電子マネーってどれを使えばいいの?」
今では数多くの電子マネーが普及してきましたが、実際にどれがお得で便利かがわかりにくくなっていますよね。数ある電子マネーの中でも、ここでは代表的なnanaco・WAON・楽天Edyを徹底比較し、それぞれの特徴を紹介していきます。
それぞれの特徴や還元率・使えるお店などのポイントで比較をしてあなたにとってのベストな電子マネーを選びましょう!
記事の目次
nanacoカードの特徴
還元率 | 1% |
---|---|
年会費 | 無料 |
発行手数料 | 300円(税込) |
nanacoカードは、セブン&アイグループでの利用に特化した電子マネーです。セブンイレブン・イトーヨーカドーなどで100円(税抜)ごとに1ポイントが貯まります。
年会費はかかりませんが、発行手数料が300円(税込)です。ただし、イトーヨーカドーのハッピーデー(8のつく日)にイトーヨーカドーの店舗で申込みをすると無料で発行することができます。
Androidやおサイフケータイ対応機種を使っている場合には、アプリ『モバイルnanaco』もありますので発行手数料不要で利用することが可能です。
電子マネー「nanaco」
株式会社セブン・カードサービスposted withアプリーチ
残念ながらiPhoneは対応していません。その他にもnanacoカードを無料で発行する方法は多くありますので、『知ってる?ナナコカードの無料の作り方を解説!ガッツリ貯まるポイント術』の記事をぜひ参考にしてみてください。
イトーヨーカドーで8のつく日に5%OFF
「nanacoカードを持っててよかった!」と実感できるメリットのひとつに『イトーヨーカドー ハッピーデー』があります。ハッピーデーは、『8のつく日』に開催されており、食料品・衣料品・住まいの品が5%OFFで購入できます。
- 毎月8日・18日・28日にイトーヨーカドーで開催
- 食料品・衣料品・住まいの品が5%OFF
- nanacoカード・モバイルnanacoの支払いが対象
- ネットスーパーは対象外
ほとんどの商品が5%オフで購入できるのは嬉しい!
イトーヨーカドーのネットスーパーをよく利用するという方も、ハッピーデーは店舗のみの実施となりますので、8のつく日はnanacoカードかモバイルnanacoを使って店舗で買い物をしましょう!。
税金の支払いも可能
nanacoカードの大きなメリットとして『税金の支払いができる』というものがあります。ただし、nanacoカードに現金チャージをして税金を支払うのではメリットは得られません。
- nanacoへのチャージでポイント付与のあるクレジットカードからチャージ
- 間接的に税金の支払いでクレジットカードのポイントが貯まる
上記のような仕組みで、nanacoカードで税金を払うとお得になるという訳ですね。
では、どのクレジットカードからnanacoへチャージすればお得なのでしょうか?nanacoカードへのチャージでポイントのつく代表的なクレジットカードには次のようなものがあります。
- リクルートカード:1.2%(月30,000円までポイント対象)
- セブンカード・プラス:0.5%
- ヤフーカード:0.5%
使いやすいクレジットカードの中では、上記のクレジットカードがnanacoチャージ用としておすすめです。還元率1.2%と突出したリクルートカード以外は還元率が横並びのため、お好きなポイントが貯まるものを選ぶと良いでしょう。
セブンカード・プラスはセブン&アイグループでの還元率に特化したクレジットカードです。nanaco一体型となっており、もちろんnanacoもクレジットカード本体も実質無料で利用することができます。
しかも、セブンカード・プラスならnanacoへオートチャージも可能じゃよ。
nanacoへのオートチャージが可能なクレジットカードはセブンカード・プラスのみです。
貯めたポイントをnanacoに交換することもできるので、電子マネーはほぼnanacoしか使わないという方には特におすすめです。
使えるお店
nanacoカードが利用できるお店は、以下の通りです。セブン&アイグループのお店に特化していることがわかりますね。
- セブンイレブン
- イトーヨーカドー
- 西武
- そごう
- デニーズ
- ヨークマート
- ヨークベニマル
- エッソ・モービル・ゼネラル
エッソ・モービル・ゼネラルは2019年7月までに『ENEOS』に切り替わりますが、2018年9月の時点でエッソ・モービル・ゼネラルブランドのお店はnanacoカード利用可能です。
エネオスでは、2019年7月から利用可能になります。(エネオスなどを展開するJXTGエネルギーの発表より)
WAONカードの特徴
還元率 | 0.5% |
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年会費 | 無料 |
発行手数料 | 300円(税込) |
WAONカードはイオングループでの利用に特化した電子マネーです。一方で使えるコンビニが幅広いというメリットもあります。還元率は、200円(税込)につき1ポイントが貯まります。
WAONカードも発行手数料が300円かかりますが、モバイルWAONやイオンカードセレクトなどのWAON付帯のクレジットカードなら無料で発行できますよ。
WAONカードを無料で発行する方法は『電子マネーWAONを無料で発行する方法を解説|300円の発行手数料は不要!』の記事で更に詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
イオンで20日・30日に5%OFF
WAONカードを持っているとイオン系列での買い物がお得にできるようになります。中でもイオンの『お客さま感謝デー』が最も大きなメリットではないでしょうか。
- 毎月20・30日にイオングループの店舗で開催
- 税込価格から5%OFF
WAONも5%オフになるタイミングがあるんだね!
税込価格からの5%割引というのが嬉しいところです。対象店舗はイオンだけではなく、イオングループの他のブランドのスーパーも対象となっています。
- イオン
- マックスバリュ
- イオン スーパーセンター
- サンデー
- ビブレ
- ザ・ビッグ
- ダイエー
- グルメシティ
- フーディアム
- トポス
例えば、上記のような店舗でWAONカードで支払いをすると割引が受けられます。難しいテクニックなしに節約したいという方にぴったりの方法です。
使えるコンビニが幅広い
WAONカードのメリットしては、使えるコンビニが幅広いという点が挙げられます。
nanacoカードは1%還元ですが、コンビニでの支払いでポイントが貯められるのがセブンイレブンのみです。確かに、セブンイレブンをメインで利用する方には1%還元も相まってメリットが大きいと言えます。
しかし、色々なコンビニをまんべんなく使うタイプの方の場合には、WAONカードの方が利便性が高い場合もあるでしょう。
- ファミリーマート
- ローソン(ローソンストア100、ナチュラルローソン含む)
- ミニストップ
- ポプラ
- セイコーマート
- サークルK
- サンクス
- スリーエイト
- 生活彩家
これだけのコンビニで利用できるのはポイントを貯める機会を逃さないというメリットがあります。
WAONが使えるコンビニでポイントの2重取り、3重取りをする方法は『WAONが使えるコンビニを紹介!WAONをコンビニで使えばポイントの2重取りが可能!』の記事で紹介しています。
使えるお店
WAONカードで決済できるのはイオングループが代表的ですが、イオングループ以外でも加盟店が増えつつあります。
- イオン
- マックスバリュ
- ザ・ビッグ
- ダイエー
- ファミリーマート
- ローソン
- ミニストップ
- 富士薬品グループ(セイムスなど)
- ウエルシア
- ツルハドラッグ
- ビックカメラ
- コジマ
- エディオン
- ジョーシン
- マクドナルド
- 吉野家
- かっぱ寿司
- 珈琲所 コメダ珈琲店
- コスモ石油
コンビニ・スーパー・ドラッグストア・外食チェーンまでかなり幅広く利用できるのがWAONカードの強みですね。
楽天Edyの特徴
還元率 | 0.5% |
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年会費 | 無料 |
発行手数料 | 324円(税込) |
楽天Edyは楽天Edy加盟店なら200円(税込)ごとに1ポイントが貯まります。還元率にすると0.5%です。さらに、楽天ポイントカード加盟店なら100円(税抜)ごとに1ポイントが通常のポイントに加えて貯められるというメリットもあります。
発行手数料は324円となっていますが、楽天公式ページでも50円セールなどを頻繁に行っており格安で手に入れることが可能です。
楽天Edyを無料で手に入れる方法としては、Edy機能付き楽天カードの発行やヤマト運輸のクロネコメンバーズのカードを作る際に電子マネーとして楽天Edyを選ぶという方法があります。
楽天Edyを無料で入手する方法は『楽天Edyカードは無料で入手できる!300円かかる発行手数料を無料にする方法』の記事で更に詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
楽天ポイント加盟店なら1.5%還元
楽天Edyは通常の楽天Edy加盟店では、0.5%還元となっています。しかし、楽天Edy加盟店の中には楽天ポイントカード加盟店の店舗も少なくありません。
その場合には、楽天ポイントカード提示分と楽天Edyの支払い分で合計1.5%となるのがメリットです。
還元率 | |
---|---|
楽天Edy支払い | 0.5% |
楽天ポイントカード提示 | 1.0% |
合計 | 1.5% |
楽天ポイント加盟店ならプラスでポイントがもらえるのは嬉しい!
楽天ポイントカード加盟店でも0.5%還元などの場所もありますが、その場合でも楽天Edyと組み合わせることで合計1%還元が実現できます。
セブン銀行ATMでチャージ可能
電子マネーの現金チャージは、場所が限られていたり、レジが混んでいる時に困ってしまったりなどのデメリットがあります。オートチャージやクレジットカードに抵抗があり、目に見える現金でのチャージの方が良いという方もいますよね。
楽天Edyは今までチャージ場所がよくわからないという声がよく聞かれる電子マネーでしたが、現在ではセブン銀行ATMでのチャージが可能になりました。
セブン銀行ATMはセブンイレブンの他イトーヨーカドーやアリオなどにも設置がありますので、現金チャージ派の方にも利便性が増したといえます。
楽天Edyへのチャージ方法は『楽天Edyのチャージ機はどこ?設置場所のコンビニやチャージ方法を解説!』の記事で詳しく解説しています。
使えるお店
楽天Edyはコンビニも外食チェーンもカバー範囲の広さが魅力です。その上、楽天ポイントカード加盟店でもあるお店で利用すると+1%還元となるのが嬉しいですね。
主要なコンビニはほとんど網羅されています。
- セブンイレブン
- ファミリーマート
- ローソン
- ミニストップ
- デイリーヤマザキ
- セイコーマート
- スリーエフ
- ポプラ
- イトーヨーカドー
- サミット
- カクヤス
- ツルハドラッグ
- マツモトキヨシ
- 富士薬品グループ(セイムスなど)
- ビックカメラ
- ヨドバシカメラ
- コジマ
- エディオン
- ケーズデンキ
- ドン・キホーテ
- ロフト
- マクドナルド
- すかいらーくグループ
- ロイヤルホスト
- すき屋
- 大戸屋
- モスバーガー
まだまだ地域ごとに固有の加盟店などもあり、今後の更なる加盟店拡大が楽しみですね。
nanacoカード・WAON・楽天Edyを比較
それぞれ電子マネーの特徴を紹介したところで、ここからは比較して君に向いている電子マネーをあぶり出していこう。
ここからは、代表的なプリペイド式の電子マネーのnanacoカード・WAON・楽天Edyを項目ごとに比較していきます。
発行手数料に関しては、どれも似たような300円程度・無料や割安発行する方法もあるということでほぼ同じ程度だと考えてよいでしょう。
比較する項目は以下の4つです。
- 還元率
- 加盟店の数
- チャージでのポイント付与
- 対応している大手コンビニ・スーパー
それでは、各電子マネーで実際にはどれが一番お得で便利なのかを比較して確認していきましょう!
還元率
nanacoカード・WAONカード・楽天Edyの還元率を表で比較してみます。
還元率 | 電子マネー |
---|---|
1% |
|
0.5% |
|
還元率だけで考えると、最もポイントが貯まりやすいのはnanacoカードということになります。
ただし、加盟店がセブン&アイグループ中心なので、セブンイレブンやイトーヨーカドーなどを中心に買い物をするという人向けです。
還元率だけに目を奪われてはいけないぞ!
セブン&アイグループをあまり使わない人にとっては利用する価値はあまりないかもしれないね。
反対に色々なコンビニをまんべんなく使うという人は、WAONカードや楽天Edyの方がポイントを貯める機会が多くなるので結果的にポイントを貯めやすくなるでしょう。
加盟店の数
nanacoカード・WAONカード・楽天Edyの加盟店の数を比較していきます。加盟店が多ければ多いほど、決済する機会が多くなりポイントを貯めやすいというメリットがあります。
- nanacoカード:約330,000店以上
- WAONカード:約300,000店以上
- 楽天Edy:約500,000店以上
楽天Edyがダントツで多いんだね。
加盟店で比較すると楽天Edyが最も数が多くなっています。これは、使えるコンビニの種類が多く、外食チェーンや家電量販店なども有名なお店が網羅されているところが大きいですね。
nanacoカード・WAONカードは加盟店の数に大きな差はありません。生活の中でセブン&アイ系列のお店なのかイオン系のどちらをよく利用するかで使い心地が変わってくるでしょう。
チャージでのポイント付与
電子マネーをよりお得に利用するためには、クレジットカードでのチャージが欠かせません。クレジットカードで電子マネーにチャージを行うと、クレジットカードのポイントが貯まるというメリットがあります。
もしすでに電子マネーを使っているのに、現金でチャージをしているなら間違いなく損です。
電子マネーへのチャージは絶対クレジットチャージをしないともったいないぞ。
同じ金額のお金を使うなら、ポイントが付与された方が嬉しいですよね。しかも、クレジットカードからのチャージなら全く手間なんてかかりません。便利な上に得できるなら、絶対に活用していきましょう!
nanacoカードにチャージでポイントのつくクレジットカード
nanacoカードにチャージでポイントのつくクレジットカードの代表的なものをご紹介します。
nanacoカードへのチャージは上記の中で見ると、ダントツでリクルートカードがお得です。しかし、リクルートカードからのチャージは確かにお得ではありますが、オートチャージに対応していない点がデメリットと言えます。
一方、nanacoカードへオートチャージができる唯一のクレジットカードはセブンカード・プラスなので、便利を取るならこちらを選択しましょう。
- 還元率重視:リクルートカード
- 便利さ重視:セブンカード・プラス
nanacoカードへチャージする場合は、上記のような考え方でクレジットカードを選ぶと良いでしょう。
WAONカードにチャージでポイントのつくクレジットカード
WAONカードにチャージでポイントのつくクレジットカードは、イオンカードセレクトです。
通常のWAONへチャージするときにポイントが付与されるのはこのイオンカードセレクトだけなんじゃよ。
イオンカードセレクトはイオンカード・WAON・イオン銀行キャッシュカードがひとつになったタイプのクレジットカードです。無料で発行できるので、クレジットカード機能はWAONへのチャージ以外に使わないで持っていても無駄になりません。
- WAONへのチャージで0.5%還元
- イオンカード機能・WAON機能・イオン銀行キャッシュカード機能付き
WAONカードにチャージしてポイント付与のあるカードに『イオン銀行キャッシュ+デビット』というデビットカードもあります。
- WAONへのチャージで0.5%還元
- デビットカードなのでクレジットカードが持てない人も使える
クレジットカードを発行できる年齢であればイオンカードセレクトを、クレジットカードに抵抗がある場合はイオン銀行キャッシュ+デビットを利用しましょう!
楽天Edyにチャージでポイントのつくクレジットカード
楽天Edyにチャージでポイントのつくクレジットカードの代表的なものをご紹介します。
- リクルートカード(Visa/MasterCard):1.2%(月30,000円まで)
- 楽天カード:0.5%
ただし、カードタイプの楽天Edyの場合、クレジットチャージするとなると『パソリ(リーダーライター)』などの専用の機器の準備が必要となります。
それが面倒だという方は、次のような方法がおすすめです。
- Edy機能付き楽天カードを使う
- おサイフケータイで楽天Edyを利用する
楽天EdyはEdy付帯の楽天カードを発行するのが一番お得じゃよ。
楽天Edyへクレジットチャージしたい場合は、Edy機能付き楽天カードかおサイフケータイでの利用が便利です。
楽天ポイントにポイントを集約したい方はEdy機能付き楽天カード、お好みのクレジットカードからチャージをしたい方はおサイフケータイと組み合わせて使うとよいでしょう。
まとめ
ここまでnanacoカード・WAONカード・楽天Edyと代表的なプリペイド式の電子マネーを比較しながら紹介してきました。
自分に合った電子マネーを選ぶためには単純に還元率だけではなく、加盟店の傾向やチャージの使い勝手なども検討する必要があります。
どれも無料または格安の発行手数料で手に入れる方法がありますので、お好みのものを手に入れて便利なキャッシュレス生活を楽しんでくださいね。