お店を出店するのにカード決済を導入したいんだけど、どこの決済代行会社が良いのかニャ?
それなら今話題のAirペイが良いぞ!あのリクルートが運営しているからより安心じゃ。
楽天ペイやSquareなどと肩を並べ、今着実に人気を伸ばしているAirペイ。今では「ここってカード使えますか?(現金です)じゃあいいですー。」のCMも話題となっていますよね。
スマホ一台で一瞬にして決済が可能となる上、主要な国際ブランドや電子マネーなどとも相性が良いため、支払い方法としてAirペイを利用する顧客は今後ますます増えていくことでしょう。
さて、ここではそんなAirペイについて、導入方法からメリット、デメリットまで様々な角度から解説を進めていきたいと思います。
少しでもビジネスを拡大していきたいと思っている方はぜひ、以下の内容に目を通してみてください。
記事の目次
Airペイとは?その仕組み
Airペイはリクルートが提供する業界最安基準で導入可能な決済サービスです。
決済サービスというからには、様々な決済方法に対応しているのが理想ですが、Airペイなら主要な国際ブランドはもちろん、ありとあらゆる電子マネーも網羅しているのが大きな強みです。
ここではまず、Airペイに関する以下の項目について詳しくみていくことにしましょう。
- 決済可能な国際ブランド
- 決済可能な電子マネー
- 入金サイクル
Airペイで決済可能な国際ブランド
Airペイであれば、色々な国際ブランドや電子マネーの決済が可能なんじゃよ。
Airペイで決済可能な国際ブランドと、店舗側が負担する決済手数料は以下の通りです。
国際ブランド | 決済手数料 |
---|---|
| 3.24% |
| 3.74% |
上記をご覧いただければお分かりの通り、日本で利用されている主要国際ブランドはバッチリ網羅されているため、使い勝手に申し分はないと言えるでしょう。
Airペイで決済可能な電子マネー
Airペイでは、クレジットカードだけではなく、各種電子マネー決済も導入できます。
Airペイで決済可能な電子マネーと、店舗側が負担する決済手数料は以下の通りです。
電子マネー | 決済手数料 |
---|---|
| 3.24% |
| 3.74% |
QRコード | 決済手数料 |
---|---|
| 3.24% |
PiTaPaだけなんで使えないんだろうね。それだけが疑問。
こちらもご覧の通り、PiTaPa以外は非の打ち所がないほどに、様々な電子マネーに対応できる仕様となっています。
Airペイさえ導入していれば、ほぼ全てのお客様の支払い方法に対応できると言っても良いでしょう。
Airペイの決済手数料は業界最安値と記載されていますが、売上の振込を遅らすことができる、キャッシュフローの心配をしなくても良い場合には手数料がたった2%のドリームペイメントを導入する方法もあります。(条件あり)
詳しくは『手数料が破格の2%!ドリームペイメントの導入方法や利用者の口コミ/嬉しいメリットを紹介』の記事で紹介していますので、ぜひ合わせて参考にしてみてください。
Airペイの導入方法・申し込みの流れ
「早速Airペイを導入したい!」
そのように思われている方もいるかもしれませんね。
Airペイを導入するまでの流れは以下の通りです。
- こちらの『AirPAY公式サイト』にアクセス
- ページ右上の『申込む』のバナーをクリックする
- 申込み情報を入力し、必要書類をアップロードする
- 審査結果のメール通知が届く
- Airペイのアプリをダウンロードし、初期設定を行う
- 導入開始
Airペイの導入はネットからのみ行えるぞ!
Airペイの手続き自体はものの数分で完了しますが、Airペイの導入には所定の審査が伴います。審査結果のメール通知をしばらく待ちましょう。
導入に必要な書類
Airペイを申込みする際には、以下の書類が必要です。
- 本人確認書類(運転免許証や健康保険証)
- 登記簿謄本(法人の場合)
- 営業許可証(業種による)
これらの書類をJPG、PNG、またはPDFファイルでアップロードすることになります。
当然のことながら、申請時に入力した内容と一致する内容が記載された書類でなければNGです。
スムーズに審査を進めるためにも、申請内容と必要書類の双方を事前に確認をしておきましょう。
初期設定の方法
無事にAirペイの審査を通過したら、カードリーダーと操作マニュアル、加盟店ステッカーが送付されてきます。
初期設定の方法はマニュアルに詳しく記載されていますので、マニュアルを参考にしながら手続きを進めていきましょう。
注意点としては、Airペイアプリは以下のいずれかでしかダウンロードができないことです。
- iPhone
- iPad
え、Androidはダメなの?
そう思われる方もいるかもしれませんが、残念ながらAirペイアプリはAndroidに対応していません。
Androidユーザーの方がどうしてもAirペイを導入したいのであれば、別途iPhoneかiPadを購入する必要があります。
Airペイを導入するメリットは多い!
Airペイはカード決済を導入する企業の多くに採用されておるんじゃよ。
Airペイの基本情報をおさえていただいたところで次に、Airペイを導入することで得られるメリットについてみていきたいと思います。
- Airレジとの連携決済が便利
- ありとあらゆるクレジットカードや電子マネーに対応できる
- 決済手数料以外の費用が一切かからない
- 顧客満足度を高め、新規顧客の獲得につながる
早速、それぞれの項目について解説を加えていきましょう。Aiペイの競合である楽天ペイやSquareとの比較も交えながらお伝えしていきますよ。
Airレジとの連携決済が便利
AirレジはAirペイと同様に、リクルートが提供しているPOSレジアプリです。
AirレジはAirペイを併用すれば、売上の管理を同期することができるため、もともとAirレジを活用していた方からすれば、Airペイは非常に取り入れやすいサービスと言えます。
ちなみにAirレジは利用店舗数がNO.1のアプリで、以下のようなメリットがあります。
- 会計や売上分析などのレジ機能が無料で利用できる
- リモートでも売上状況の確認や分析ができる
- 操作方法がシンプル
- メニューの価格や変更、プリンターの接続なども簡単に行える
まだAirレジを導入していない方でも、Airペイをこれから導入するのであれば、Airレジとの連携を図ると良いでしょう。
ありとあらゆるクレジットカードや電子マネーに対応できる
先ほど紹介した通り、Airペイはありとあらゆるクレジットカードや電子マネーに対応することができます。
競合他社と比較しても以下の通り、Airペイが一歩リードしていることがわかります。
中国でよく利用されているQRコード決済も導入できるのは嬉しいね!
特に都心においては中国の顧客がひしめきあっているため、AlipayやWeCharPayにも対応できるのはAirペイの大きな強みと言えるのではないでしょうか。
各決済代行会社をもっと知りたい方は以下の記事も合わせて参考にしてみてください。
どこよりもわかりやすい楽天ペイの導入方法を解説|楽天ペイの評判やメリットも紹介!
決済手数料以外の費用が一切かからない
Airペイでは以下のような費用が一切かからず、決済手数料のみで利用することができます。
- 振込手数料
- 月額固定費
- 導入費用
振込手数料はどの銀行口座を指定しても無料です。
ちなみに、競合の楽天ペイでは楽天銀行以外の銀行口座を選択した場合、入金を受けるたびに手数料がかかってしまうため、この点はAirペイの大きなアドバンテージと言えるでしょう。
振込回数は最大月6回
Airペイを導入すれば、月に最大6回も振込をしてもらえます。その手数料は先程もお伝えした通り、無料。
ただし、月6回の振込がされるのは以下の銀行に限ります。
- みずほ銀行
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
ゆうちょ銀行を除く、その他の銀行については月に3回の振込となります。それでも、通常のカード決済会社の月2回よりは多い振込な上に、手数料が無料なので導入するのに躊躇する必要はありませんよね。
顧客満足度を高め、新規顧客の獲得につながる
非常にシンプルな話ですが、同じ価格帯、同じような質のサービスが2つあった場合、どちらの店舗の方が便宜性が高いと言えるでしょうか。
- 現金しか取り扱うことができない店舗
- 現金に加え、スマホ決済ができる店舗
答えは火を見るよりも明らかですよね。
ちなみにワシも現金決済しかできないお店は極力避けておるよ。
最近はそういう人も多いよね。
このご時世、現金だけで支払いをしている人よりも、スマホ一台でスイスイ決済をすませている人の方が多いのではないでしょうか。
便宜性、節約効果、どちらを取ってもスマホ決済は、現金による支払いを大きく凌駕するのです。
Airペイの気になるデメリット
Airペイのメリットが多いのはわかるんだけど、逆にデメリットはないの?
何もAirペイに限った話ではありませんが、どんな物事にもメリットだけでなく、デメリットが存在するものです。
ここでは、Airペイの気になるデメリットについても確認しておきましょう。
- カードリーダーの電池の減りが早い
- Androidでは利用できない
- ゆうちょ銀行が利用できない
- 分割払いに対応できない
Airペイが気になっている方はこれらのデメリットについてしっかりと理解を深めた上で、導入手続きを進めてみてくださいね。
カードリーダーの電池の減りが早い
Airペイのカードリーダーは電池の減りが異常に早いとの口コミが散見されます。Twitterにも以下のような投稿がありました。
で、流行りのairペイを導入して3日程経つのだが、、Bluetooth接続のせいかな、機器の電池減りが異様に速い。カードリーダーなんかあっという間。そのBluetoothでの通信すら不安定なのか接続が切れ気味で会計を待たせてしまう。
操作性自体は悪くないけどもね。— うぞ12 (@mmznskrs) July 13, 2017
機器なので電池が減るのは仕方がないですが、あまりにも減りが早いと困りものですね。
最悪の場合、肝心な会計時に使えなくなってしまうということも考えられます。
Airペイを導入するのであれば、カードリーダーは常に充電しながら使うのが安心かもしれません。
Androidでは利用できない
Airペイ申込みの流れの項でも少し触れましたが、AirペイはAndroidに対応していないのが残念なところです。
Androidユーザーの方がAirペイを導入するのであれば、新たにiPhoneやiPadを購入する必要があります。
「そんなもったいない話はない!」と思われる方もいることでしょう。
ちなみに、競合の楽天ペイやSquareであればAndroidにも対応しているため、新たに端末を用意する必要もないですよ。
ゆうちょ銀行が利用できない
Airペイではどの銀行を指定しても手数料なしで入金を受けることができます。
この点は素晴らしいのですが、なぜかゆうちょ銀行だけは設定することができません。
「ゆうちょ銀行しか持っていません!」
「ゆうちょ銀行以外は使いたくない!」
このような方は稀かとは思いますが、念のため、ゆうちょ銀行は非対象であるということは頭の隅に置いておきましょう。
分割払いに対応できない
Airペイはありとあらゆるクレジットカードや電子マネーを網羅している便宜性の高い決済サービスですが、分割払いには対応できない点には注意が必要です。
もちろん、分割払いができないからという理由だけでAirペイを諦める必要はなく、以下のような対策を取るという方法もあります。
- ショッピングクレジットを店舗に導入する
- 一旦一括決済をしてもらってから、お客様側で分割払いやリボ払いに変更してもらう
ちなみに分割払いができないのは、競合の楽天ペイやSquareも同様ですよ。
Airペイを導入している企業・導入できない業種
残念ながらAirペイは全ての企業が導入できるわけではないんじゃよ。
え、じゃあどんな業種がダメなの?
ここまでを読み進めていただいた方であれば、かなりAirペイに関する知識がついたのではないでしょうか。
次にみていきたいのは、以下の項目に関する内容です。
- Airペイを導入している企業
- Airペイを導入できない業種
楽天ペイやSquareと並んで人気の高いAirペイですが、具体的にはどのような企業が採用しているのでしょうか。
Airペイを導入している企業
Airペイを導入している主な企業は以下の通りです。
企業名 | 業種 |
---|---|
BOOK LAB TOKYO | 小売 |
pao | コワーキングスペース |
グリーンインテリア | 小売 |
サトウサンプル | 製造販売 |
吉井医院 | 医療機関 |
和ごころ | 宿泊 |
ソウルソニックブギー | 飲食 |
HIROIN | 美容 |
A CAFE | 飲食 |
ちゃんこ黒潮 | 飲食 |
Viking Bakery F | 物販 |
Ame hair & nail | 美容 |
CHOCOLATE BANK | 飲食 |
hair and relaxation suzu | 美容 |
alco | 美容 |
日本酒と和風中華 OZ | 飲食 |
ご覧の通り、小売、コワーキングスペース、製造販売、医療機関、宿泊、飲食、美容、物販など様々な業種がAirペイを取り入れています。
上記は『Airペイの公式ホームページ』で取り上げられている企業ですが、以下のようなコメントも見られ、企業側の満足度も高いことがうかがえます。
- 決済手数料がこれまでの半分になった
- カードリーダーひとつでいろいろ対応できるのでレジ周りもスッキリしていい
- 使いこなせるか心配でしたが、たった1日で覚えられました
- お客様はカードを使えることが当たり前だと思っている。時代に合わせたお店作りをしたいなら、Airペイを導入しない手はない
Airペイを導入できない業種
以下のAirペイ加盟店規約を参照してみると、どのような商品の取引が禁止されているかがわかります。
- 公序良俗に反するもの
- 銃砲刀剣類所持等取締法、麻薬及び向精神薬取締法、ワシントン条約その他の関連法令、条例等又は国際条約の定めに違反するもの
- 第三者の著作権、肖像権、知的所有権などの権利を侵害するもの
- 商品券、プリペイドカード、印紙、切手、回数券その他の有価証券、換金性のあるポイント、電子マネーのチャージ
- 商品等の引渡し若しくは役務提供を複数回に渡り又は継続的に行う取引
加盟店に規約に記載されている『役務提供を継続的に行う取引』としては、以下のような業種があります。
- エステサロン
- 美容医療
- 語学教室
- 家庭教師
- 学習塾
- 結婚相手紹介サービス
- パソコン教室
これらの他にも、複数回もしくは継続的にサービスを提供する業種については、Airペイを導入することはできません。
Airペイの審査基準・審査にかかる時間
利便性が高く、実際に導入した企業の反響も良いAirペイですが、審査基準や審査にかかる時間はどうなのでしょうか。
もちろん、Airペイの公式ホームページをのぞいてみても、明確な審査基準が明らかにされているわけではありません。
ただし、公式ホームページを注意深く調べていくと、審査の際に気をつけるべき点には気づくことができます。
Airペイの審査で見られる項目
公式ホームページに記載されている情報を集約すると、Airペイの審査において、企業のホームページや固定電話は必須ではありませんが、以下のような項目がしっかりとわかる資料の提出が求められます。
- 店舗名
- 店舗住所
- 店舗電話番号
- 取り扱い商品
- サービス内容
- 価格(販売方法)
もちろん、分かりやすいホームページを作成し、固定電話を設けることができれば、より信頼度が増し、審査が通りやすくなるでしょう。
また、Airレジを利用していたり、ホットペッパー系列店であると、審査が有利になるという噂もあります。
Airペイの審査にかかる時間
Airペイの審査にかかる時間は人それぞれですが、申込み後から利用できるまでの最短期間の目安は以下の通りです。
- 最短3日でご利用審査終了のお知らせが届く
- ご利用審査終了のお知らせが届いてから最短2日でカードリーダーが届く
- ご利用審査終了のお知らせが届いてから10日程度でVISA/MasterCardの利用が可能となる
- その後、随時VISA/MasterCard以外の決済方法の審査が完了していく
ちなみに、VISA/MasterCardの審査をクリアしたからといって、その他の決済方法も利用できるようになるとは限りません。
場合によっては、VISAおよびMasterCardの審査しか通過できないといったケースもあり得ると認識しておきましょう。
今すぐAirペイを導入しよう!
Airペイはあの楽天がプロデュースする楽天ペイにも負けないスペックを誇る決済サービスです。
もちろん、Airペイにもいくつかのデメリットがあるのは事実ですが、デメリットを踏まえた上でAirペイを採用すれば、確実にビジネスの追い風となってくれることは間違いありません。
Airペイの導入に無駄なコストは一切かからない
初めてスマホ決済サービスを導入する方であれば、決済手数料以外に隠されたコストがあるのではないかと不安に感じる人もいることでしょう。
しかし、Airペイの導入に関してその心配は一切不要です。
本記事でもすでにお伝えしている通り、Airペイは決済手数料のみで利用することができ、導入費用や維持費用などはありませんよ。
Airペイの導入で競合他社に差をつけることができる
今、こうしているうちにも、Airペイを採用していく企業はどんどん増えていっています。
それもそのハズ。ビジネスで生き残るためには、いつの時代においても、以下のポイントが非常に重要だからです。
- いかに顧客のニーズに応えることができるか
今や現金決済しかできないお店は避けられつつあるということを理解しよう!
顧客は今や、クレジットカードや電子マネーで決済できることは当たり前だと思っています。
この点を踏まえると、Airペイの導入は、ビジネスの行く末を左右する鍵になると言っても過言ではないでしょう。
Airペイまとめ
Airペイは決済手数料以外に一切の費用を必要としないスマホ決済サービスです。
Airペイは、楽天ペイが網羅できていないLINE PayやAlipay、WeCharPayといったQRコード決済にも対応しているため、iPhoneやiPadが手元にある方であれば、迷うことなくAirペイを選んでも良いのではないでしょうか。
このご時世、スマホ決済サービスを導入していない企業は、顧客側からすると遅れていると思われてしまっても仕方がありません。
ぜひあなたもこの機会にAirペイを導入し、これまで以上にビジネスの規模を拡大していきましょう。