友達が旅行に突然行けなくなったら、ホテルの予約はどうしたらいいニャ?
すぐに連絡するんじゃ!そうしないとホテルからキャンセル料を取られることもあるんじゃよ。
キャンセル料ってよく聞くけどどういうものなの?
それを今日は簡単に説明していくぞ!
宿泊をしようと思っていたけれど都合が悪くなった・・・。そんなときはホテルの予約を早めにキャンセルしましょう。
というのも、早めにキャンセルを伝えないとホテル側に迷惑がかかってしまうばかりか「キャンセル料」が発生してしまうことも。
泊まれなかったのに宿泊費と同じくらい支払わなければいけない義務があることもあります。今回は急に旅行に行けなくなった時に問題になるキャンセル料についてのお話です。
記事の目次
ホテルのキャンセル料の目的
ホテルのキャンセル料って結局何?と疑問に思っていませんか?今日はまず、キャンセル料の目的からズバッと解説していきます。
まず、あなたが旅行に行こうと思って部屋を確保したとします。泊まれば当然チェックアウトする時に宿泊費を払いますよね。
でも、突然都合が悪くなるなどして旅行に行かなかったと仮定します。そうすると、あなたはホテルに行かないので当然宿泊費を払いません。
自分の立場から見ると、ホテルに泊まらずにサービスを受けていないのだから払わなくてもいいのでは?と考えてしまう人もいるでしょう。そんなことはありません。実は、キャンセル連絡をしなかったor直前にキャンセルをしたことでホテル側に損失を与えているのです。
ビジネスホテルなどなら、当日に予約が入ることもたくさんあるでしょう。しかし、旅行客がメインのホテルなどでは特に直前の予約は入りにくいものです。
考えてみてください。あなたが旅行を計画していると仮定するなら、いつ頃ホテルに予約を入れますか?人によっては休みの予定が決まった時点で数か月前から予約を入れたりしますよね。
ホテル側もお客さんが泊まってくれることを前提に部屋を確保しているわけです。つまり、予約した時点でその部屋は宿泊当日に他のお客さんに使ってもらうことができない状態になっています。
それが泊まるはずの人が現れなかったら、部屋の確保をしていたのに売り上げがない状態になってしまいます。宿泊費が1万円ならホテル側は1万円まるまる損をしていることになるのです。(本当は人件費等ありますが、わかりやすく例えて説明しています。)
ですから、旅館・ホテルによって規定は異なりますが3日前~当日、連絡なしで泊まらなかった場合などに損失を補う意味でのキャンセル料が設定されているわけです。
キャンセル料を取られる場合と取られない場合がある
基本的にはホテルごとに定められている約款(ルール)通りになるかとおもいますが、実際にはルールだけでなく現場の方の裁量で柔軟に対応してくれているというのが現状です。
では、どんな時にキャンセル料が発生し、反対に発生するのでしょうか?
キャンセル料を取られる場合
確実にキャンセル料を取られると考えられるパターンは、「当日不泊」。連絡をせずに、行かなかったということです。
しかも、急病などでどうしても連絡ができなくて後日に本人や家族・友人などから連絡をすればまだよいのですが、「放っておけばいいかな?」という風な対応をしてしまうと確実にキャンセル料が発生するでしょう。
約款にもよりますが、キャンセル規定に書いてある「○日前は宿泊料の×%」という記載の通りになるという認識でいましょう。
もちろん、誠意をもって連絡することで「キャンセル料は結構です」と言ってくれることもありますが、それはあくまでもホテル側の厚意だと思ってくださいね。
キャンセル料を取られない場合
キャンセル規定にある日数より前にキャンセルをすれば、当然キャンセル料はかかりません。
キャンセル規定にある日数以降のキャンセルは、キャンセル料を払うつもりでいなくてはなりませんが、実際のところ、客側の誠意ある態度や理由にもよるようです。
急病(本人や同伴者)や突然の親戚などの不幸などで、行けなくなる場合にはホテル側の厚意でキャンセル料を取らないことも多いです。
しかし、これはあくまでもホテル側の厚意です。どんな理由でもこちらの都合でキャンセルをする訳ですから、約款に従ってキャンセル料は払うというつもりでいるのが基本になります。
ちなみに新幹線のキャンセル料についてなど以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
キャンセル料は何日前から取られる?
キャンセル料がいつから発生するのかということですが、宿ごとに定めた約款(ルール)に従って決まります。
ちなみに国土交通省が定めた標準的な約款があります。この約款を採用しているホテルも多いので、こちらも参考にしてみてくださいね。14名までに限る約款ですが、この標準的な約款では、
当日 80%
当日連絡なしの不泊 100%
となっています。最低でも2日前までには連絡をしなければいけないということですね。宿泊サイトを使って予約をした場合には、予約時にキャンセル規定について記載があるはずです。
国土交通省が定めた標準的なものと少し差があるかもしれませんが、たいていの場合には7~3日前くらいからキャンセル料が発生し、当日不泊はほぼ宿泊料金の100%の違約金が発生するというパターンが多いでしょう。
キャンセル料を請求されたけど払わないとどうなる?
さて、キャンセル料が発生した場合は当然ですが、ホテル側にキャンセル料を支払う義務があります。
もし、連絡などを無視して踏み倒してしまったらどうなるのでしょうか?
踏み倒す客は実は多いという現実
約款に納得して予約をしているということなので支払いには、義務があります。つまり、本当は必ず支払わなくてはいけないお金です。
ホテル側が民事訴訟を起こしたとすればほぼ100%ホテル側が勝訴するでしょう。ただし、もし本当に民事訴訟を起こせば・・・です。
現状では、なかなかそこまでの手間をかけて数千円~1万円などの少額のキャンセル料を回収しようとするホテルは少ないといえるでしょう。しかし、本来はお支払いするのがキャンセルをした者の義務。
もしキャンセルをする場合には、こちらから「キャンセル料のお支払いはどうしたらよいのですか?」と聞くぐらいのつもりでいましょう。
キャンセル料は絶対に払うようにしよう!
今後利用したくてもさせてもらえない可能性があるぞ!
ツアーをキャンセルした場合のキャンセル料
有名なツアー旅行会社クラブツーリズムさんの例をご紹介します。
お申し込み後の変更、取り消しについては、必ずお電話で当社までご連絡ください。
また、旅行開始日の20日前(宿泊付きバス旅行は14日前、日帰り旅行は10日前)からの人員減、旅行開始日・コースの変更については取消料がかかります。
引用元:クラブツーリズム
ツアーは団体での旅行になるため、個人旅行のキャンセル規定よりかなり早めに設定されていることに気が付かれたでしょうか?ツアーには、最少催行人員といって「○人以上いないとツアーができない」というものが決まっていたりします。
そのため、連絡もなくキャンセルをする人がたくさんいるとツアー会社だけでなく、宿泊予定の宿やホテル・食事をする予定のお店などの売り上げにも損害を与えてしまい、大変なことになるからだと考えられます。
ツアーにやむを得ず参加ができなくなる場合には、分かった時点で早めに連絡をすることを個人旅行以上に心がけましょう。
キャンセル規定については、ツアー会社ごとに異なっています。ツアーを予約する時には、楽しい予定だけに注目せずにもしものキャンセルのことについても必ず目を通しておくことが大切です。
キャンセルは絶対にしない方が良いけど、万が一都合が悪くなったら早めに連絡しよう!
旅行や出張の際にはぜひ快適なグリーン車を利用してみてください。意外にもかなり安い金額で乗れる方法がたくさん用意されていますよ。詳しくは以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
ホテルのキャンセル料は、早いホテルだと宿泊の1週間前ごろから(遅い場合は2、3日前から)発生します。
ビジネスホテルなどの場合、もう少しキャンセル料が発生する期間が短い場合もありますが、そのホテルの宿泊約款(予約する時に読むルールのようなもの)によるので、最初によく読むようにしましょう。
ホテル側の厚意などによって、こちらの急病・身内の不幸などのやむを得ない理由を汲んでくれたことによってキャンセル料を支払わなくてもよいケースもありますが、どちらにせよ相手方に損失を与えたことに変わりはありません。
直前のキャンセルでは、こちらからキャンセル料の支払いを申し出るくらいの気持ちを持ちましょう。
キャンセル料は、数千円~1万円程度と少額であるため支払い義務を無視した場合に、現実的には訴訟をされるなどのケースは稀です。だからといって、払わなくていいということとは全く別の話。誠意を持った対応をしたいものですね。