わーい!今度の旅行は新幹線だニャー♪
同じ新幹線でも今度はグリーン車じゃよ。今回は奮発したわい。
グリーン車??グリーン車って指定席とかと何が違うの??
グリーン車の良さを知らないのか!?
グリーン車はお金持ちが乗るイメージじゃが、グリーン車に乗るメリットはかなり多くあるんじゃよ!
新幹線のグリーン車と普通車・指定席の違いはこんなにもある!新幹線に乗るときの席には、普通車の「自由席・指定席」と、グリーン車の「グリーン席」があります。
グリーン車と聞くと高級なイメージがありますが、実際にはどのくらいの違いがあるのでしょうか?普通車とグリーン車の違いをその作りからサービス、料金まで比べてみましょう。
記事の目次
新幹線のグリーン車と普通車・指定席の違い
普通車の2人掛けに座ることができるなら、グリーン車と普通車の快適性にそんなに差はないのでは?と思うかもしれません。しかし、実際に利用したことのある人に意見を聞くと、グリーン車は車内の照明、静けさ、座り心地、込み具合が普通車と比べて大きく差があり、グリーン車の方が快適性が非常に高く利用価値があるといいます。
確かに、ゴールデンウィークやお盆、年末年始などはたくさんの人が利用するため乗車率がとんでもないくらい混むことがありますが、グリーン車は料金が高いためいつ乗車しても空いていることが多いのです。ところがグリーン車の快適性や利用価値はそれだけではありません。
そこまで「違う!」といわせる『グリーン車』の快適性とメリットを細かくご紹介していきますね。
座席の広さが違う
新幹線の普通車の座席の列が1号車につき2列と3列が窓側に並んでいるのに対し、グリーン車の座席は両側が2列ずつとなっています。つまり、普通車に比べて座席1列分スペースが広いということになります。
その分座席の横幅は広い作りになっていますので、体の大きい人でもゆったりと座ることができるのです。通路も広くなっていますから、すれ違う時も普通車よりスムーズにすれ違うことができますよ。
シートの前後の間隔もゆったりとできるように広く設計されていて、車種にもよりますが、普通車のシートピッチ(座席の中心間の前後間隔)が104cmに対し、グリーン車のシートピッチは116cmであり、その差は12cmとグリーン車の座席の方が広くなっています。そのためリクライニングするときに、後ろの人に気を使うことなく倒すことができますよ。
席に余裕があれば一人席にしてくれる
グリーン車でも乗車率が高ければ隣に誰かが座ることもありますが、席に余裕がある場合はひとりで座ることができるようにしてもらえます。事前に座席の指定ができる「シートアサイン」ももちろん可能です。
ただし、1人席は先着順ということもあり必ず座れるというわけではありませんし、停車駅が多い分混雑している時には隣が埋まることも充分ありえますので、その辺は理解するようにしてくださいね。
おしぼりを配ってくれる
グリーン車のサービスは、新幹線の会社や列車によって違いがありますが、ブランケットの貸し出しがあったりおしぼりを配ってくれたりします。このおしぼりは、洗って再利用できるくらいとても丈夫に作られていて、しかも素材がコットン100%なので触り心地も良く、芸能人の間でも大変人気のサービスです。
ちょっと手が汚れた時などにおしぼりで手をふくとさっぱりとするので、とても気の利いたサービスですよね。
静かさ
新幹線のグリーン車は金額が高いこともあり、子供さんを連れた家族や若者のグループなどが乗ることが少ないため『静か』に過ごせるというメリットがあります。隣に誰かが座っていたとしてもグリーン車自体が静かですので、ブランケットを貸してもらいゆっくりと眠ることもできますし、本や仕事に集中することもできます。
座席の機能が違う
グリーン席のリクライニングの角度は深く、背もたれを大きく倒すことができます。しかも、N700系のグリーン車のシートは、「シンクロナイズド・コンフォートシート」というシートが使われており、リクライニングすると座面の後部が沈む構造になっているんです。
そのため、ただリクライニングするよりも安定した座り心地とゆったり感を得ることができます。足元にはフットレストと呼ばれる「足置き」が付いていますので、足が疲れることも少なくて済みますよ。
室内の照明は普通車と比べるとやや暗めの設定で、眠るときにも明かりが邪魔になりません。本を読んだりパソコンなど手元で作業する人には、手元を照らすための読書灯がありますので快適に本を読んだりパソコンなどの作業もしやすいですよ。
座席の横にはシートヒーターのボタンがありますので、寒いときにもちょうどいい温かさで座ることができます。最近では座席が回転する機能が主流になってきていますので、より快適に過ごせるように細かい配慮が施されてきています。
また、新幹線のグリーン車には全席コンセントが装備されているものもあり、「のぞみ」のほとんどの車両と「はやぶさ」や「こまち」のほか「はくたか」「かがやき」にもコンセントが付いているので、パソコンで仕事をしたいという人には大変うれしい機能ですね。
イヤホンを持参すれば、ラジオを聴くこともできますよ。
芸能人・有名人に会える可能性も
芸能人や有名人が新幹線に乗るときに、グリーン車を利用して移動することが多いので、バッタリと出会うこともあります。
ただし、そういった方々もグリーン車の快適性を求めて乗っていますので、あまりはしゃいだりしないようにした方がいいかもしれませんね。芸能人や有名人に出会うことがあれば、静かに見守るのも一興ですよ。
そのほか、車内販売が普通車よりも優先して回ってきてくれますし、1車両の定員が少ない分、荷物を置く棚にも充分な余裕がありますので、大きな荷物を持って行っても遠慮することなく荷物を乗せることができます。
グリーン車は指定席と違って、色んなメリットがあるんだね!
でも、グリーン車は値段が高いイメージもあるんだけど…
電車に乗るときや買物に便利なSuicaについて、以下の記事で詳しく書いていますので、ぜひ参考にしてください。
グリーン車の金額
新幹線のグリーン車は快適に乗ることができる分料金が高くなります。では、自由席や指定席の場合とどのくらい違うのかを詳しく見ていきましょう。
【東京-岡山】間「のぞみ」
【運賃+料金=合計金額】 | |
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自由席 | 10,480円+5,820円=16,300円 |
指定席 | 10,480円+6,860円=17,340円 |
グリーン | 10,480円+12,820円=23,300円 |
※運賃はすべて10,480円
【東京-仙台】間「はやぶさ」
【運賃+料金=合計金額】 | |
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指定席 | 5,940円+5,260円=11,200円 |
グリーン | 5,940円+8.850円=14,790円 |
※運賃はすべて5,940円
【新大阪-東京】間「のぞみ」
【運賃+料金=合計金額】 | |
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自由席 | 8,750円+4,870円=13,620円 |
指定席 | 8,750円+5,700円=14,450円 |
グリーン | 8,750円+10,480円=19,230円 |
※運賃はすべて8,750円
【名古屋-神戸】間「在来線 新快速」と「のぞみ」
【運賃+料金=合計金額】 | |
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自由席 | 4,000円+2,480円=6,480円 |
指定席 | 4,000円+3,210円=7,210円 |
グリーン | 4,000円+5,440円=9,440円 |
※運賃はすべて4,000円
こうして表にして比べてみると、かなり値段が違いますよね。
しかし、だいたいの距離に換算すると、『100km=1000円』くらいになりますので金額としては妥当なのではないでしょうか。普通車よりも多くのサービスを受けることができることと、車内の作りそのものが違うことを考えると、長時間の移動を快適に過ごすためには必要な料金だともいえますね。
詳しい区間と料金を調べたい場合は、『えきねっと 新幹線・JR特急列車のきっぷ予約』からも調べることができますので、活用してみてください。
新幹線をキャンセルした場合のキャンセル料や対処法や、快適な新幹線のグリーン車を安く乗る方法を更に以下の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。
まとめ
新幹線のグリーン車についていろいろとまとめてみましたが、いかがでしたか?
グリーン車は普通車よりも料金が高い分、普段は利用することはあまりないのではないかと思いますが、旅行や仕事の帰りなど疲れている時にグリーン車を利用すると、ゆったりとした気分で道中を楽しめるのではないでしょうか。
また、普通車との違いを自分の目で確かめ、検証してみるのも面白いかもしれませんよ。