振込じゃなくてお金を郵送したいときはどうするニャ?
そんな時にはそのまま封筒に入れて・・・はNGじゃ!
えっ?封筒にそのまま入れて送ろうとしてたニャ・・・。
お金を郵送するとき、どうするのが正しいのか知っていますか?まさか、そのまま封筒で送っていたりしませんよね?
実は、お金を『普通郵便』で送るのはNGになっています。当記事ではその正しい方法をレクチャーしていきますよ。
安く便利にお金を送る方法も紹介しますので、送金する際の参考にしてみてくださいね。
記事の目次
お金を郵送する方法は現金書留!
お金って、価値について考えなければとても小さな紙。もちろん普通サイズの封筒にだっておさまってしまいます。
でも、実は普通郵便で送ることはできません。やってしまっている人もいるかもしれませんが、本当はダメなのです。
そんなお金を郵送する時には、「現金書留」というものを使います。現金書留を使ったことがないという方のために、現金書留を送る方法と金額をご紹介していきますね。
現金書留を送る方法
現金書留封筒を郵便局か夜間休日なら「ゆうゆう窓口」で購入(22円)します。次に、送り先の住所と名前を記載、その後自分の住所・名前・電話番号を書きましょう。
いよいよ、現金を封筒にいれるわけですが二重封筒になっていますので必ず内側の封筒に入れるようにしてくださいね。
次に封をしますが、封の仕方が少し特殊です。
- 下のふたを起こす
- 中ふたを閉めて貼り付ける
- 下のふたを貼り付ける
- 上のふたを貼り付ける
- 点線に囲まれたところに印を押す(なければ苗字を丸で囲んだものでもOK)
封筒にもやり方が書いてありますので、もし忘れてしまっても大丈夫ですよ!後は、窓口で差し出し、料金を払えばOK。普通のポストには投函できないので、必ず窓口に持っていきましょう。
また窓口で「損害要償額」といって、もし事故があって届かなかったりなどのトラブルがあった時に補償する額について聞かれますので、必要な金額を申告してください。
他に速達などの特殊な配達オプションを付けたい場合にも、窓口でお願いしましょう。
最後に控えをもらえば、無事に現金書留を差し出すことができたということになります♪
お金を送るなら現金書留で!
ゆうパックや封筒にそのまま入れてはいけないよ!
現金書留にかかる金額
- 現金書留封筒
→21円 - 基本料金(普通郵便の分)
→82円 - 現金書留料金
→1万円までなら430円、それ以降は5,000円ごとに10円加算されます。
もし1万円を現金書留で贈る場合の計算方法は以下になります。
また、急いで送りたい場合は速達もつけることが可能です。また、有料ですが日時指定をすることもでき、届いたことをはがきで知らせてくれる配達証明もできます。
今は、届いた人が電話、メールやLINEなどで連絡してくることが普通なので、あまり配達証明を使うことがないかもしれませんが、オプションとしては残っています。
- 速達
→280円より - 配達日時指定
→平日を指定なら31円,日曜祝日は210円。時間の指定は330円より - 配達証明
→310円
時間指定についてですが、午前・午後・夜間という三つの中から選べます。
夜間は17時から21時の間となっていますので、平日の昼間に仕事でいない可能性のある方に届ける場合には注意が必要。日にち指定と組み合わせた方がよいかもしれません。
お金を送るのって意外に高く感じるかも。。。
普通郵便でお金を送るのはNG!
先ほど、ちらっと触れましたが普通郵便でお金を送るのはNGです。
郵便法で現金は現金書留で送ることが決まっていますので、重い罪ではないにしても法律違反になってしまいます。
見つかると、最寄りの郵便局に呼び出され、今後このようなことをしないように注意されたうえで正しく現金書留で送った場合のお金を請求されるという事例がありました。
見つからなければ・・・と思ってしまいそうですが、法律違反は法律違反。自分でも気分よく送れないですよね。お金は必ず現金書留で送るようにしましょう。
でも、小銭などあまりにも少額な場合は・・・?現金書留にかかるお金より少ないようなときはちょっと躊躇してしまいますね。その場合はどうやって送金するのがベストなのでしょうか?
郵便局からお金を送るその他の方法
少額のお金を送るなら、これが便利!定額小為替(ていがくこかわせ)です。見たことがありますか?
最低額は、なんと50円。
お近くのゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口で、送金額の現金に所定の料金を添えてお申込みください。送金額に応じて、50円、100円、150円、200円、250円、300円、350円、400円、450円、500円、750円、1000円の12種類の定額小為替証書を発行いたしますので、所定の受取人欄に受取人のお名前をご記入いただき、それを受取人にお送りください。
引用元:ゆうちょ銀行
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かなり細かく金額が設定されていますから、「少額のお金を送ろうと思って現金書留にかかる手数料などに驚いて躊躇していた…。」という方には特におすすめです。
こちらは郵便で普通に送っても法律違反にはなりませんから安心して送ってくださいね。料金は1枚につき一律で100円です。
受け取った相手の方が、郵便局に身分証を持っていけばお金と替えることができます。
現金をこっそり普通郵便で送るよりは安全ですが、万が一のことがないように中身の見えない二重封筒に入れて送るようにしましょう。
定額小為替について、更に以下の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。
一番安く相手にお金を送る方法
現金を郵送で送る方法となると、現在のところやはり現金書留が法律にも違反せず、安心して送れる方法です。
特にこっそり送って届かなかったりなどのトラブルのリスクを考えると、絶対に違反せずに現金書留で送るのがおすすめです。小銭や2,000円以下などお金なら定額小為替もよいでしょう。
2,000円の定額小為替を送る場合は、普通郵便の82円と定額小為替の手数料100円の182円で送れますので、かなり安い手数料といえるでしょう。定額小為替は一律で1枚100円ですから、4枚までなら現金書留よりも安く送ることができます。
郵送ではなく銀行口座間なら安く送れる!
現金ということにこだわらない、銀行振り込みでよいという場合にはかなり安くお金を送ることが可能です。
大手銀行(例として三菱東京UFJとりそな銀行)では、ATMでキャッシュカードを使って振込をする場合には手数料が無料~432円でした。
ちなみに現金を使って振り込もうとすると手数料が高くなりますので、手元の現金を振り込みたいときには一度口座に入金してから振込をするのがおすすめです!
さらに、インターネットバンキングを使っての振込ではさらに安くなります。上記の銀行2行では、無料~330円でした。
ではネット銀行系ではどうでしょうか?
同一銀行の場合、ジャパンネット銀行では金額に関わらず55円、楽天銀行の場合では無料でした。
他行あての場合、ジャパンネット銀行では176~275円・楽天銀行の場合は手数料がかかる場合でも168~262円です。
ネット銀行系はやはり通常の銀行に比べて振り込みに強いのが特徴のようですね。
ちなみに楽天銀行ではハッピープログラムというものがあり、それにエントリーして給与や年金などを楽天銀行口座で受け取るようにしていれば翌月に振込手数料が3回まで無料になったりもします。
よく振込を使うという方には嬉しい話ではないでしょうか。
ところで、大手銀行・ネットバンクでの「無料」というのが気になった方もいらっしゃるでしょう。当然タダで送金できるなら、それに越したことがありませんよね。
楽天銀行のハッピープログラムの仕組みやステージを上げる裏技については『楽天銀行ハッピープログラムを全て使いこなす|多くのメリットを楽天ユーザーは得られるよ』の記事で詳しく解説しています。
楽天銀行ハッピープログラムを全て使いこなす|多くのメリットを楽天ユーザーは得られるよ
同じ銀行間ならかなり安くなる
実は手数料が無料になっていたのは同じ銀行間、さらに同じ支店に口座がある場合だったのです。
送金したい相手の方がもし同じ銀行・支店の場合にはぜひその口座を使って送金したいものですが、同じ銀行というだけでもだいぶ他行への振込に比べて安くなります。
他行への振込の場合もなるべくATMでカードを使うと手数料が抑えられますし、インターネットバンキングの利用やネット銀行系なら格段に安くなります。
振込の方法次第で手数料はかなり違ってきますから、自分にできる一番お得な方法で振込をするのがおすすめですよ!
振込時の手数料について、更に以下の記事で詳しく解説しています。
お金を送る方法まとめ
お祝いなどで誰かにお金を郵送で送りたい・・・。そんなとき普通郵便で送ってしまうのはNGです。基本的には現金書留を利用しましょう。1万円までの送金なら、合計で533円の手数料で郵送することができます。
しかし、もっと少額の場合などはもったいない感じもしてしまいますよね。その場合は郵便局で手額小為替を買って、郵送しましょう。この場合は普通郵便の料金+定額小為替の枚数×100円で送ることが可能です。
現金を郵便で送る、という方法にこだわらないなら、銀行から相手の口座に振り込むのが費用と手間を抑えられる方法といえるでしょう。
この順番で手数料が安くなっていきます。特にネット銀行系のインターネットバンキングを使った振込手数料はかなりお得になっていますので、よく送金するという方はこの機会に検討してみてはいかがでしょうか?
今回はお金を郵送する方法に加えてなるべく節約して送金する方法をまとめました。お役に立てば幸いです。
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