楽天銀行のハッピープログラムってどんな仕組みなの?
ハッピープログラムは楽天銀行を利用するなら絶対に知っておきたいお得なシステムなんじゃよ。
楽天ハッピープログラム。
名前からしてなんだかお得感のありそうなプログラムですよね。
楽天銀行を開設していても、ハッピープログラムの存在をそもそも知らなかったり、プログラムの仕組みを完璧に理解し、使いこなせている方も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、楽天ハッピープログラムの詳細を余すところなくお届けしていきたいと思います。
すでに楽天銀行の口座を持っている方はもちろん、これから楽天銀行を開設予定の方にとっても、見逃し厳禁の情報が満載ですよ。
記事の目次
楽天銀行ハッピープログラムとは?その仕組み
「そもそも楽天銀行ハッピープログラムって何?」
このように思われている方もいるかもしれませんね。
楽天銀行ハッピープログラムは楽天銀行ユーザーの優遇プログラムです。
楽天銀行ハッピープログラムにはいくつかのステージが用意されており、それぞれのステージに設けられた達成条件を満たしていくことで、得られる特典内容は変わります。
楽天銀行ハッピープログラムの特典内容は以下の通りです。
- ATM手数料が月最大7回まで無料になる
- 振込手数料が月最大3回まで無料になる
- 取引ごとに楽天ポイントが貯まる
- 楽天ポイントを振込手数料やデビットカードの支払いなどに利用できる
ご覧の通り、節約効果を高める上で確かな効果を期待できるプログラムと言えますね。
楽天銀行ハッピープログラムへのエントリー方法
楽天銀行のハッピープログラムを利用するには、まずエントリーが必要なんじゃよ。
楽天銀行ハッピープログラムへのエントリー方法は非常にシンプルで、楽天会員リンク登録(無料)を1度しておくだけでOKです。楽天会員リンク登録の流れは以下の通りとなっています。
- 楽天銀行ハッピープログラムの『公式ホームページ』にアクセスする
- 『楽天銀行にログインしてエントリー』のバナーをクリックする
- ユーザーIDとパスワードを入力してログインする
ここまでです。
まだ楽天会員の登録を済ませていない方は、楽天会員の登録手続きを完了させた後に、楽天会員のリンク登録に進みましょう。
楽天銀行を利用するメリットや気になるデメリットはこちらの『楽天銀行を利用するメリット・気になるデメリットを解説|お得な使い方とは?』の記事で詳しく紹介しています。
楽天銀行を利用するメリット・気になるデメリットを解説|お得な使い方とは?
楽天銀行ハッピープログラムのステージを上げる方法
ハッピープログラムはどうすれば上に行けるの?
楽天銀行ハッピープログラムでは、そのステージに応じて優待内容が変わってきます。
せっかくエントリーするのであれば、できるだけ上のステージに到達し、大きくメリットを享受したいものですよね。
以下、楽天銀行ハッピープログラムのステージの詳細と、各ステージの達成条件をみてみましょう。
ステージ | ATM利用手数料無料回数 | 他行振込手数料無料回数 | 楽天ポイント獲得倍率 |
---|---|---|---|
スーパーVIP | 7回/月 | 3回/月 | 3倍 |
VIP | 5回/月 | 3回/月 | 3倍 |
プレミアム | 2回/月 | 2回/月 | 2倍 |
アドバンスト | 1回/月 | 1回/月 | 1倍 |
ベーシック | – | – | 1倍 |
ステージ | 達成条件 ※いずれかを満たすことで達成 |
---|---|
スーパーVIP |
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VIP |
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プレミアム |
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アドバンスト |
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ベーシック | – |
- 他行口座からの振込
- 他行口座への振込
- ATM取引(入出金)
- ゆうちょ出金
- 給与賞与年金(国庫金)の受取
- 口座振替(自動引き落とし)
- 楽天銀行法人口座からの振込入金
- 楽天バンク決済
- 楽天銀行即時入金サービス
- Pay-easy(ペイジー)
- 海外送金
- 楽天銀行コンビニ支払サービス
- JRA 即PAT楽天競馬SPAT4への入金
- ボートレースへの入金
- KEIRINJPチャリロトKドリームスe-SHINBUN BETへの入金
- 宝くじ(ナンバーズ)
- 宝くじ(ロト)
- 楽天証券
- 楽天Edy
- 楽天カード口座振替
ご覧の通り、楽天銀行ハッピープログラムのステージを上げる方法は以下の2通りです。
- 一定以上の残高を預けておく
- 取引件数を増やす
上記の両方の条件を満たす必要はなく、どちらか達成しやすい方を選べばOKです。
LINE Payでチャージ回数をこなせば取引件数を増やすことができる
これはちょっと裏技なんじゃが、簡単にハッピープログラムのステージを上げる裏技があるんじゃよ。
こちらは楽天銀行ハッピープログラムの公式ホームページで告知されている内容ではありませんが、実はLINE Payのチャージも取引としてカウントされます。
ここでポイントとなるのが以下の3点です。
- LINE Payは100円〜チャージできる
- チャージの回数に応じて取引件数が増えていく(最大15件まで)
- チャージの度に楽天ポイントを獲得できる
つまり、LINE Payで100円ずつ細かくチャージすれば、取引件数と楽天ポイントを稼ぐことができるというわけです。
たとえば、同じ1,500円をチャージするにしても、1度に1,500円をチャージする場合と、100円×15回に分けてチャージする場合では、以下のように結果が異なります。
チャージ方法 | 獲得できる楽天ポイント | 取引件数 |
---|---|---|
1度に1,500円をチャージする場合 | 1ポイント〜3ポイント | 1件 |
100円×15回に分けてチャージする場合 | 15ポイント〜45ポイント | 15件 |
「そんな面倒くさいことできない!」
と言われればそれまでですが、コツコツ地道な作業をするのが得意な方や、ATM手数料や振込手数料を被りたくないという方にとっては、ぜひとも活用したくなる裏技と言えるのではないでしょうか。
LINEPayはアプリでも利用できますが、JCB加盟店で利用できるLINEPayカードもあります。詳しくはこちらの『LINE Payカードの発行・登録方法と使い方を紹介!LINE Payカードをお得に使う方法』の記事を参考にしてみてください。
楽天銀行ハッピープログラムで得られるメリット
楽天銀行ハッピープログラムの基本情報を把握していただいたところで次に、楽天銀行ハッピープログラムで得られるメリットについてまとめていきたいと思います。
- 全国約90,000台のATM手数料が月最大7回まで無料
- 他行への振込手数料が月最大3回まで無料
- 楽天ポイントの獲得倍率が最大3倍になる
- 楽天ポイントを振込手数料やデビットカードの支払いなどに利用できる
早速、それぞれの項目について解説を加えていきましょう。
全国約90,000台のATM手数料が月最大7回まで無料
全国に90,000台もあるの!?
そう驚かれる方もいるかもしれませんね。
楽天銀行が利用可能なATMは以下の通りです。
ATM提携企業 | 利用可能なATMの主な設置先 |
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セブン銀行 |
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イオン銀行 |
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PatSat |
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Enet |
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ローソンATM |
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三菱UFJ銀行 |
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みずほ銀行 |
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ゆうちょ銀行 |
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VIEW ALTTE |
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各コンビニのATMでも利用できることは大きなメリットじゃよ。
これだけ利用可能なATMが全国各地に点在していれば、楽天銀行を利用できなくて困るという心配はまずありません。
その上で月最大7回までATM利用が無料になれば、どれほどATMが気軽に使えるようになるでしょうか。
普段からATMの利用回数が多い方はぜひ、楽天銀行ハッピープログラムのランクを積極的に高めていきましょう。
他行への振込手数料が月最大3回まで無料
「なにかと他行へ振込する機会が多い。」
「振込にかかる手数料をなんとかしたい!」
このように思われている方を救ってくれるのも、楽天銀行ハッピープログラムの素敵なところです。
楽天銀行では本来、他行へ振込する際に、以下の振込手数料がかかってしまいます。
振込方法 | 振込手数料 |
---|---|
ゆうちょ銀行へ送金 | 税抜96円 |
他行への通常振込(3万円未満) Viberで送金(他行でViber連携しているメンバー宛) Viberで送金(Viber連携していないメンバー宛) かんたん振込(楽天銀行未登録のメールアドレス宛) Facebookで送金(他行でFacebook連携している友達宛) Facebookで送金(Facebook連携していない友達宛) | 税抜153円 |
他行への通常振込 (3万円以上) | 税抜239円 |
地味に振込手数料って痛いもんね。。
あなたはまさか、「振込手数料なんてたかが知れている。」なんて思ってはいないですよね。
塵も積もれば山となるという言葉があることからも分かる通り、毎月振込手数料を支払ってしまっていると、ロングランでは相当な出費になってしまいますよ。
楽天ポイントの獲得倍率が最大3倍になる
「日頃から楽天系列は積極的に利用している。」
「同じ取引をするならポイント還元が高いに越したことはない!」
このように思われている方にとって嬉しいのが、楽天ポイントの倍率がアップするというメリットです。
楽天銀行ハッピープログラムでは以下の通り、ステージに応じて楽天ポイントの獲得倍率を最大3倍にまで高めることができます。
ステージ | 楽天ポイント獲得倍率 |
---|---|
スーパーVIP・VIP | 3倍 |
プレミアム | 2倍 |
アドバンスト・ベーシック | 1倍 |
ちなみにこのポイント付与率は、楽天銀行のハッピープログラム内のみに適用され、通常の楽天市場での買い物等に、獲得倍率が反映されるわけではありません。
楽天銀行での取引件数が多い人ほど、楽天ポイントの獲得倍率が高いことによる恩恵が大きくなるということですね。
楽天ポイントを振込手数料やデビットカードの支払いなどに利用できる
楽天銀行のハッピープログラムにエントリーしておけば、楽天グループ各社で貯めた楽天ポイントを1ポイント=1円として、以下のような支払いに充てることが可能となります。
- 振込手数料
- デビットカードの利用額
- 楽天銀行のお客さま専用少額あんしん保険の保険料の支払い
- プリペイドカードのチャージ
楽天ポイントの使い道の幅を広げたいという方は、楽天銀行のハッピープログラムへのエントリーを済ませておくと良いですね。
楽天銀行ハッピープログラムの気になるデメリット
ここまでは楽天銀行のハッピープログラムのメリットについてみてきましたが、ここでは楽天銀行のハッピープログラムの気になるデメリットについても理解を深めておきたいと思います。
楽天銀行ハッピープログラムのデメリットは以下の通りです。
- そもそもベーシックステージの場合は手数料が高い
- 預貯金がない人はアドバンストステージすら達成しづらい
早速、それぞれの項目について解説を加えていきましょう。
そもそもベーシックステージの場合は手数料が高い
ステージが上がるごとにATM利用手数料や振込手数料の無料回数が増えていくのは楽天銀行ハッピープログラムの魅力ですが、そもそも最も下位ステージのベーシックの場合は以下の通り、手数料が高いというのがデメリットです。
- 出金の場合は常に税抜200円(提携先の銀行によっては税抜250円)がかかる
- 30,000円未満の入金に対しても税抜200円(提携先の銀行によっては税抜250円)の手数料がかかる
入金手数料がかかるのは痛い…!
楽天銀行以外の大手銀行や地方銀行の場合は、入金には手数料を必要としなかったり、出金における手数料も税抜100円で済むことが多いです。
この点を踏まえると、楽天銀行のハッピープログラムにエントリーしていても、ステージがベーシックなのであれば、楽天銀行以外の銀行を利用した方が良いということになりますね。
楽天銀行の入金手数料がかかるのは地味に大きなデメリットですよね。そんな手数料を無料にする方法をこちらの『楽天銀行の入金手数料を無料に!コレで無駄なお金を削減できます』の記事で詳しく解説しています。
預貯金がない人はアドバンストステージすら達成しづらい
楽天銀行に常に潤沢な預貯金がある方は別ですが、あまり楽天銀行に預金していない方や、そもそも10万円以上の余裕を捻出できないような方にとっては、下位ステージから抜け出すことができず、アドバンストすら達成できないという方もいることでしょう。
もちろん、5回以上の取引があればアドバンストを達成することもできますが、取引内容をきっちりと理解した上で、積極的に取引の機会を増やしていかなければ、なかなかステージアップには至りません。
楽天銀行を利用するなら、できるだけ楽天のサービスを利用するようにしましょう。(楽天カードや楽天市場等)
楽天銀行ハッピープログラムでATM手数料を無料にしよう!
ここまでの内容をご覧いただいた方であれば既にお気づきかと思いますが、ATM手数料が無料になるというのは、一見地味のように見えながらも、かなり大きなメリットと言えます。
そこでここでは、以下の2点について改めて考えていきたいと思います。
- ATM手数料を被ることがいかにマイナスであるか
- ハッピープログラムの仕組みを理解し、確実に手数料無料を達成する
1度でもATM手数料を被ってしまうと節約効果が水の泡
「たった100円や200円程度の手数料なんて気にならない。」
このように思われている方もいるかもしれませんが、節約効果を高めるという観点からすれば、これはとんでもない誤解です。
冷静に考えてみましょう。
基本還元率に優れている楽天カード(基本還元率1%)で楽天ポイントを貯める場合、100円に相当する100ポイントを集めるためには、実に10,000円の決済が必要となる計算です。
手数料に200円も支払ってしまうと、それを取り戻すためには20,000円のカード利用が求められます。
- 100円の手数料負担をチャラにするためには10,000円のカード決済が必要
- 200円の手数料負担をチャラにするためには20,000円のカード決済が必要
もちろん、楽天カードは上手に活用すれば、獲得ポイントがどんどん高まっていくという面もありますが、それを考慮に入れても、やはり手数料で数百円を失ってしまうのは非常にもったいないですよね。
ハッピープログラムの仕組みを理解して毎月確実に手数料無料を実現する
ATM手数料や振込手数料は避けることができる出費です。
以下のステップに沿って、あなた自身が毎月確実に手数料無料を実現できるように努めましょう。
- 1ヶ月におけるATM利用回数および振込回数を把握する
- 楽天銀行ハッピープログラムでどのステージを達成すれば、手数料を避けることができるかを確認する
- 目標のステージを達成するために必要な行動を具体化する
ついついATM利用回数が多くなってしまう方は、一度に出金する額が少なすぎることも原因の1つです。
使いすぎを懸念して1回の出金額を調整するのも確かに重要かもしれませんが、それによってATM利用手数料がかさんでしまうのは本末転倒ですね。
以上を踏まえた上で、いかに節約効果を高めることができるかをしっかり考えてみましょう。
楽天銀行を利用するなら楽天カードは必須!
基本還元率 | 通常:1% 楽天市場:3%~ |
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年会費 | 無料 |
国際ブランド | VISA/MasterCard/JCB/AMEX |
ETCカード | 500円(税抜) ※会員ランクにより無料 |
家族カード | 無料 |
せっかく楽天銀行を利用するのであれば、合わせて楽天カードを作成するのは必須と言えます。
楽天系のサービスを利用する上で楽天カードは絶対に活用すべきカードと言えるぞ!
楽天ポイントもすごく貯まるもんね。
楽天銀行もしくは、楽天カード単体だけでも十分にメリットを享受することは可能ですが、双方を同時に活用することで、得られるメリットはさらに充実していきますよ。
楽天銀行は楽天カードと相性抜群
楽天銀行は楽天カードと相性が非常に良いです。
具体的には、楽天銀行で楽天カードの引き落とし設定をすることで、以下のようなメリットがあります。
メリット | 条件・優待内容 |
---|---|
楽天市場での還元率がアップ | 楽天市場の買い物で楽天カードを利用すると、ポイント倍率が+1倍になる。 |
普通預金の金利が2倍にアップ | 引き落としがあった翌月の普通預金金利が2倍(0.02%→0.04%)に。 0.04%は大手銀行の40倍の金利に相当。 |
毎月最大9ポイントゲット | 引き落とし特典として毎月最大9ポイントゲット。 さらに、エントリー&引き落としスタートで300ポイント(通常200ポイント)がもらえるキャンペーンが展開中。 |
普段から楽天市場にお世話になっている方であれば、たとえ+1倍の優遇だとしても、ロングランでみた時の節約効果は相当な値となることでしょう。
また、預貯金が豊富な方にとって、大手銀行の40倍の金利は非常に魅力的なメリットと言えるのではないでしょうか。
楽天カードにも、通常の楽天カードと楽天銀行カードがあります。それぞれの違いや比較を『楽天カードと楽天銀行カードの違いとは?それぞれのメリット・デメリットを徹底比較』の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ合わせて参考にしてみてください。
楽天カードのメリット
楽天カードで得られるメリットは以下の通りです。
- 楽天銀行との相性が良い
- 楽天市場や各種キャンペーンの活用でとにかくポイントがザクザク貯まる
- 楽天ポイントカード機能が付帯している
- 楽天Edyへのチャージでポイントが貯まる
- 充実の海外旅行傷害保険が付帯
- 新規入会で5,000〜10,000ポイント(タイミングや楽天会員ランクによる)を獲得できる
楽天カードは楽天銀行と相性が良いだけでなく、ポイントを貯めやすいという攻めの要素に加え、充実の海外旅行傷害保険が付帯しているという守りの面も備えたハイスペックな1枚です。
先ほど紹介した通り、楽天カードは年会費無料で持つことができるため、保持する上でのマイナス要素は1つもありません。
あなたもぜひ、この機会に楽天銀行と合わせて楽天カードを作成しておきましょう。
ハッピープログラムまとめ
楽天銀行ハッピープログラムは以下のメリットを得ることができる優待プログラムです。
- 全国約90,000台のATM手数料が月最大7回まで無料
- 他行への振込手数料が月最大3回まで無料
- 楽天ポイントの獲得倍率が最大3倍になる
- 楽天ポイントを振込手数料やデビットカードの支払いなどに利用できる
楽天銀行を普段使いしている方であれば、楽天銀行ハッピープログラムを活用することで、これまで以上に節約効果と便宜性を高めることができるのは間違いありません。
既に楽天銀行を開設している方はもちろん、これから楽天銀行の口座を作成する方もぜひ、楽天銀行ハッピープログラムの仕組みをしっかりと理解し、ガンガン節約効果を高めていきましょう。