少し多めのお金が必要なんだけど、コンビニでも大金って引き出せるのかニャ?
金額にもよるが、必要な分くらいは書くコンビニのATMも対応しておるハズじゃ!
しかし銀行によっても違うから、それぞれ詳しく解説しよう!
コンビニに設置してあるATMは、今やなくてはならない端末の一つです。急にお金が必要になったときや、窓口がないネット銀行からの入出金には欠かせない存在ですが、一体どのくらいの金額まで取引が可能なのか疑問ですよね。
お金をおろすのに、この金額をおろすことができるの…?とATMの前で悩みたくない!そんなあなたに、それぞれのコンビニに設置してあるATMの利用限度額をまとめました。大金をおろす前にぜひ知っておきましょう!
記事の目次
コンビニのATMの利用限度額は?
各コンビニに設置してある銀行ATMですが、その利用限度額はそれぞれの銀行によって決められています。そう、コンビニごとではないんですね。
ですので、あなたの持っているキャッシュカードがどこの銀行なのか、またキャッシュカードの種類によって限度額が変わってきます。それでは代表的な銀行を例にして、引き出し限度額や1日の利用限度額などを見ていきましょう。
セブン銀行の基本設定
セブン銀行キャッシュカード利用する際の初期設定は、以下のようになっています。
1日あたり引き出し限度額 | 500,000円 |
---|---|
振込限度額 | 2,000,000円 |
注意しておきたいのは、セブン銀行のローンの借入金がある人は、ATMで引き出すことができる利用限度額の中に借入金が含まれていますので、その分を差し引いて計算してください。
なお、利用限度額にはATMを利用するときの手数料や振込手数料は含まれていません。
三菱東京UFJ銀行の基本設定
三菱東京UFJ銀行の利用限度額は、コンビニにおいてある端末の種類によって少々違いがあります。
セブン銀行 | ローソンATM・E-net ATM | |
---|---|---|
1回の引き出し限度額 | 200,000円 | 200,000円 |
振込限度額 | 1,000,000円 | 1,000,000円 |
入金限度額 | 500,000円(紙幣50枚以内) | 500,000円(紙幣59枚以内) |
ただし振込の場合、本人確認の手続きがされていないと「100,000円」を超えるキャッシュカードでの振込はできませんので、ご注意ください。
三井住友銀行の基本設定
三井住友銀行では、1回に引き出せる限度額が一律「200,000円」と決まっています。ただし、1日の引き出し限度額は以下のようになります。
<磁気ストライプ>
1日の引き出し限度額 | 500,000円 |
---|---|
振込限度額 | 1,000,000円 |
振替限度額 | 1,000,000円 |
<ICチップ>
1日の引き出し限度額 | 500,000円 |
---|---|
振込限度額 | 1,000,000円 |
振替限度額 | 1,000,000円 |
<IC生体認証>
1日の引き出し限度額 | 1,000,000円 |
---|---|
振込限度額 | 1,000,000円 |
振替限度額 | 1,000,000円 |
こちらの利用限度額の中には、各ATMで発生する利用料や手数料が含まれていますので、上限まで利用したい場合はその分の金額を計算に含まなくてはなりません。
りそな銀行の基本設定
【バンクタイムATM】
(サークルK サンクス・ファミリーマート(一部店舗を除きます))
1日あたり引き出し限度額 | 100,000円 |
---|---|
振込限度額 | 200,000円 (ただし、紙幣20枚までとする) |
【コンビニATM】
(セブン銀行・ローソン・イーネット)
1日あたり引き出し限度額 | 100,000円 |
---|---|
振込限度額 | 500,000円 |
なお、りそな銀行ATMで引き出すときの限度額は「200,000円」となっています。また、1日の引き出し限度額は以下のようになります。
磁気ストライプ限度額 | 500,000円 |
---|---|
ICキャッシュカード限度額 | 500,000円 |
生体認証済みICキャッシュカード限度額 | 5,000,000円 |
実はりそな銀行では1か月の引き出し限度額も決められていますので、その点に注意してください。
磁気ストライプ引出限度額(1ヶ月) | 5,000,000円 |
---|---|
ICキャッシュカード引出限度額(1ヶ月) | 5,000,000円 |
生体認証済みICキャッシュカード引出限度額(1ヶ月) | 10,000,000円 |
1か月分の限度額が決まっていると、使いすぎの心配がなくて便利ですね。(500万は使いすぎの気もしますが…笑)
みずほ銀行の基本設定
みずほ銀行の1回あたりの引き出し限度額は200,000円です。1日の利用限度額は下記のようになっています。
<磁気ストライプ>
1日の利用限度額 | 500,000円 |
---|
<Iキャッシュカード>
1日の利用限度額 | 1,000,000円 |
---|---|
ICキャッシュ対応なしATM利用限度額 | 500,000円 |
<生体認証登録済みICキャッシュカード>
1日の利用限度額 | 1,000,000円 |
---|---|
ICキャッシュ対応なしATM利用限度額 | 500,000円 |
余談ではありますが、国際線のターミナルのATMではそれぞれの銀行の利用限度額に関係なく、1回の利用限度額は「30,000円」に設定されていることが多いのです。コンビニATM感覚でおろそうと思っても、「30,000円」以上は引き出せません。
また、1回ずつ引き出していてはATMの手数料ばかりがかかってしまいますので、大きいお金は事前に準備しておくようにしましょう。
限度額は各銀行や対応しているATMでも違うこともあるから、事前にチェックしておこう!
利用者のキャッシュカード利用限度額が影響することも!
通帳を作ったときやインターネットで利用者情報を登録したときなどに、自分で利用限度額を設定することができる銀行が多くあります。設定金額を低くしてある場合、それ以上の金額を引きだすことはもちろんできません。自分が設定した金額がいくらだったのかを事前に確認しておく必要があります。
この設定がされていない場合は、【コンビニのATMの利用限度額は?】でご紹介した基本設定が上限となります。それではどのくらいまで上限を設定することができるのでしょうか?
セブン銀行の場合
セブン銀行は、ATMの利用限度額が「ICチップ」と「磁気ストライプ」のどちらか高い方の金額が設定金額になります。
<ICチップ>
引き出し限度額 | 2,000,000円まで |
---|---|
振込限度額 | 10,000,0000円まで |
<磁気ストライプ>
引き出し限度額 | 2,000,000円まで |
---|---|
振込限度額 | 2,000,000円まで |
<ATM>
引き出し限度額 | Cチップか磁気ストライプで設定した限度額が高い方の金額が上限 |
---|---|
振込限度額 | ICチップか磁気ストライプで設定した限度額が高い方の金額が上限 |
利用限度額の設定は、10,000円単位でおこなうことができます。
三菱東京UFJ銀行の場合
三菱東京UFJ銀行の利用限度額の設定は、他と比べても非常に高く、
引き出し・振込・振替限度額 | 2,000,000円まで |
---|---|
ICチップ(身体認証なし)利用限度額 | 2,000,000円まで |
ICチップ(身体認証あり)利用限度額 | 利用限度額 10,000,000円まで |
上記の表のように設定することができます。自分のライフスタイルに合った上限を設定できますので、大きな金額を動かすことが多い人にとっては大変ありがたい額になっていますね。
三井住友銀行の場合
三井住友銀行は、「磁気ストライプ」と「ICチップ」の2種類の設定が可能です。
<磁気ストライプ>
1日の引き出し限度額 | 500,000円まで |
---|---|
振込限度額 | 1,000,000円まで |
振替限度額 | 1,000,000円まで |
<ICチップ>
1日の引き出し限度額 | 500,000円まで |
---|---|
振込限度額 | 1,000,000円まで |
振替限度額 | 1,000,000円まで |
<生体認証>
磁気ストライプかICチップの内、上限の高い方に設定されます。その上限は1,000,000円となります。
生体認証のみ上限の高い方に設定されますので、磁気ストライプかICチップの設定をするときは生体認証の限度額のことも考慮して設定するようにしましょう。
りそな銀行の場合
りそな銀行の場合は、IC・生体認証のあるATMかないかで利用限度額が変わってきます。また、1か月の利用限度額の設定もできますので、1日の設定と間違えないようにしてくださいね。
生体・IC対応ATM | IC対応ATM | IC非対応ATM | |
---|---|---|---|
1日の利用限度額 | 5,000,000円まで | 1,500,000円まで | 1,500,000円まで |
1か月の利用限度額 | 10,000,000円まで | 5,000,000円まで | 5,000,000円まで |
みずほ銀行の場合
みずほ銀行の利用限度額設定は、ICに対応しているか、生体認証に対応しているかなどによって変わってきます。
<磁気ストライプ>
1回の利用限度額 | 2,000,000円まで |
---|
<ICキャッシュカード>
1回の利用限度額 | 2,000,000円まで |
---|---|
ICキャッシュ対応なしATM | 利用限度額 2,000,000円まで |
<生体認証登録済みICキャッシュカード>
生体認証対応ATM利用限度額 | 5,000,000円まで |
---|---|
ICキャッシュ対応ATM利用限度額 | 2,000,000円まで |
ICキャッシュ対応なしATM利用限度額 | 2,000,000円まで |
限度額はインターネットバンキングが付いていると簡単に引き上げることができるぞ!
まだネットバンキングを付けていないなら早めに申し込んでおこう!
大金をATMで引き出す方法
ATMで大金を引き出したい時は、まず各銀行の基本利用限度額と自分で設定した利用限度額の確認をしましょう。利用限度額が引き出したい金額よりも少ない場合は、引き出したい金額まで設定を引き上げる必要があります。
各銀行のサイトからマイページにログインして、「利用限度額の設定」をしてください。引き出したい金額まで設定を引き上げてから、銀行のATMに行きましょう!
大金を引き出したいなら避けたいATM
大金を引き出す際に避けておきたいATMがあります。それは主に以下のATMになります。
- コンビニATM
- ショッピングセンター内のATM
- 無人ATM
コンビニATMでしか利用できない銀行は致し方ありませんが、ショッピングセンター内などのATMは、不特定多数の人が利用するのはもちろん、万が一盗難に遭った場合に人ごみに紛れてしまいかねません。
また、ATMを利用しているときに、「何か落ちていますよ」などと気をそらしておいて現金やキャッシュカードを盗むという被害に遭いやすい場所であるともいえます。
無人のATMの中でももっとも危険なのは、スーパーなどの駐車場の一角に設置してあるATMです。ATMから出てきてすぐに盗難やひったくりに遭っても、周りに人がいなくて助けが来ないということもあるかもしれません。
大金をおろしたい時は、少々手間でも現金を引き出した銀行に行くことをオススメします。大手銀行ですと警備員が常時見張っていてくれますので、安心して大金を引き出すことができます。
大金を引き出すときってドキドキしちゃうよね!
絶対に落とさないようにしてね!
まとめ
コンビニに設置してあるATMであったとしても、1回や1日の利用限度額は各銀行によって違いがありましたね。自分で利用限度額を設定することもできますので、自由に金額を変えることもできます。そこで、最後まで読んでくださった方に裏ワザをお教えしますね。
限度額を自分で設定できるのですから、利用する前に限度額を引き上げて、利用しないときには限度額を引き下げておく…といった対策をとれば、万が一キャッシュカードを紛失したり盗難に遭った場合に、被害を最小限に抑えることも可能なんです。
利用限度額のシステムをしっかり理解したうえで、安全にお金を引き出したり預けたりしていきたいですね。