博士~どうしよう!クレジットカードの引き落とし口座が残高不足だったみたい…。
引き落とし日はいつだったんじゃ?
昨日だニャ…。
「うわ、やってしまった…。」
期日までに入金しようと思っていたのに忘れていた。思いのほか出費がかさみ、残高不足を招いてしまった。
人間である以上、こうしたうっかりミスは誰にでも起こりうるものです。
あなたはクレジットカードの支払い口座が残高不足になった時の注意点や対処法をご存知でしょうか?
時間を巻き戻すことはできないので、今からできることを落ち着いて実行していきましょう。
クレジットカードの引き落とし時に、口座が残高不足だった場合の対処法について詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
記事の目次
クレジットカード代金の支払いで残高不足だった場合は再引き落とし
クレジットカード代金の支払いで残高不足だった場合、基本的には後日に再引き落としがかかるかたちが取られます。
どのタイミングで再引き落としがかけられるかはクレジットカード会社にもよりますが、最近では株式会社ジェーシービーのように、平日であれば毎日引き落としをかけてくれるようなカード会社もあります。
コンビニ払いの用紙が送られてくることもある
クレジットカード会社によっては、引き落としがかからなかった場合、コンビニ払いの用紙を郵送してくれるところもあります。
その支払い用紙に印字されている期日までにコンビニで支払いを完了すれば、なんとか大きなペナルティは免れるというわけですね。
もちろん、コンビニ払いの場合はコンビニにおける手数料に加え、支払い遅延による金利負担が加算されるため、余分な出費が発生してしまうのは言うまでもありません。
銀行振込でも対応できる
最も信頼を取り戻すことができる対応としてオススメなのは、再引き落としやコンビニ支払い用紙を待つことより、銀行振込で即時対応することです。
平日の早い時間帯に手続きを済ませれば、当日中には振込が完了するため、クレジットカード会社からの印象も悪くはないでしょう。
もちろん、最も理想的なのは一度も遅延なく引き落としがされ続けることなので、銀行の残高は常に気にかけておきたいですね。
引き落とし口座への入金は当日では間に合わない!
クレジットカードの引き落としに間に合わせるには、当日の朝までに入金すれば間に合ったのかニャ?
いいや、遅い。それでは間に合わんぞ!
ええっ、じゃあいつまでに入金すればいいの?
「10日が引き落とし日だから、10日の朝一に入金しておこう。」
まさかあなたは、こんなふうに引き落とし日の当日ギリギリに入金手続きをしてはいませんか?
残念ですが、基本的には引き落とし日の入金だと間に合わないことが多いと思っておきましょう。基本的にはどんなに遅くとも、引き落とし日の前日までに、入金が完了している状態を目指すのが原則です。
引き落としがかかるタイミングは銀行や提携カード会社によって異なる
クレジットカード利用分の引き落としがかかる時間帯は、○○時と明確に決まっているわけではありません。また、金融機関によっては一日一回のみ引き落としをするところもあれば、一日に数回の引き落とし作業を行う銀行もあります。
これは銀行によって定められているわけではなく、銀行と提携しているカード会社によって異なってきます。
したがって、当日の早朝に入金したとしても、正しく引き落としがかかるかどうかは、確率の低い運任せになってしまいます。
運任せはダメだよね。。。
前日の夜遅くに入金しても間に合わないことがある
金融機関によっては、引き落とし日の深夜に引き落としを行っているケースがあります。
この場合、一日に数回の引き落としを行う銀行であれば特に問題はありませんが、仮に一日一回のみの引き落とし作業だった場合、残高不足として扱われてしまうことになります。
もし止むを得ず、前日夜遅くの入金になってしまった場合には、必ず翌日に、きちんと引き落としがかかっているかどうかを確認しておくようにしましょう。
前日より前に入金したのに引き落としされていないケース
前日より前に、余裕を持って入金しているにもかかわらず、引き落としがされていなかった場合は何が原因なのでしょうか?
これに関しては、クレジットカード会社や手続き書類に何らかの事情があることが想定されます。
たとえば、クレジットカード会社側の引き落とし手続きが整っていない。あるいは、引き落とし手続き書類に不備(銀行印が異なるなど)があるといったケースです。
いずれにせよ、正しく引き落としがかかっていないことに気付いた時点で、カード会社に確認の電話を入れてみましょう。
クレジットカード代金の残高不足だった時にするべき事
入金が間に合わなかった…そんな時は落ち着いて、するべきことを考えよう!
「前日までに入金が間に合わず、残高不足を起こしてしまっているのは確実…。」
そうなった場合にまず、取るべき行動としてはどのようなことでしょうか?
こうしたトラブルの際には、ついつい焦ってしまいがちですが、起こってしまったことは仕方がありません。まずは冷静になりましょう。一つひとつ、するべきことを着実にこなしていくのです。
まずはクレジットカード会社に電話連絡を入れる
どんな事情で入金が間に合わなかったにせよ、まずはクレジットカード会社に一報を入れるのが筋というもの。
クレジットカード会社の立場からすれば、即座に電話連絡を入れてお詫びと事情説明をしてくれる会員に対しては、できる限り柔軟に対応しようと考えるものです。
まずはクレジットカード会社に連絡が大事じゃよ!
ここでどのように支払いをするかはクレジットカード会社によって異なります。
「○○日までに入金していただければ大丈夫です。」と対応してくれるところもあれば、銀行振込やコンビニ払いを促してくれる銀行もあるでしょう。
ここで次の期日までにきちんと支払いを済ませれば、心象を大きく損なうこともありません。くれぐれも誠実に対応することで、少しでも信頼の回復に努めてください。
期日までにお金を準備できない場合でも電話連絡を入れる
さて、万が一、残高不足を起こしている上に、お金の目処が立たない場合にはどうすればいいのでしょうか?
「さすがに怖くて電話はできない!」
と思う方もいるかもしれませんが、お金の目処が立たない状況にあるからこそ、正直にそれを告白する必要があるのです。
たいていの場合、引き落としがかからない上、カード会員からの音沙汰がなければ、クレジットカード会社からカード会員へと連絡がいきます。
もしそこで、電話に応答しない状況が続こうものなら、最悪の事態に発展しかねません。
いくらお金の工面が厳しい状況にあっても、正直にそれを伝えた上で、どうすべきかの判断を仰ぎましょう。
ペナルティなどを課せられる可能性はありますが、支払い期日を伸ばしてくれるか、あるいはリボ払いや分割払いを受け付けてくれるなどの処置を取ってくれることでしょう。
クレジットカード代金の支払い遅延は信用情報に関わる
クレジットカード代金の支払いが遅れちゃうと、何かペナルティがあるのかな?
もちろんじゃよ。信用情報に傷がつく可能性もあるぞ!
クレジットカードの「クレジット」という言葉には信用という意味があります。
つまり、クレジットカードは信用のある人に対して付与されるものであり、信用に値する人かどうかを確認するために事前の審査があるわけですね。それもそのハズ。クレジットカードのシステムは、カード会社が一時的に支払いを肩代わりするというものです。
つまり、端的に言えばクレジットカードの利用者である私たちは、クレジットカード会社から借金をしているということを忘れてはいけません。
借金をしているにもかかわらず、その借金が返せなかったらどうでしょうか?
確かに、信用できないと思われても仕方ないよね。。
相手からの信用を失うのは当然ですよね。クレジットカードの利用履歴は、クレヒスというものにしっかりと記録されており、もちろん支払いの遅延についても最低5年間は履歴が残されます。
ここでは、クレジットカード代金の支払い遅延が、どのように信用情報に関わるかについて解説していきましょう。
クレヒスについては『クレジットヒストリーって何?クレヒスの作り方とかかる期間』の記事で更に詳しく解説していますので、ぜひ合わせて参考にしてみてください。
支払いが1日でも遅れたら信用情報に傷がつく可能性もある
残念ながらいくらうっかりとはいえ、1日でも支払いが遅れてしまうと、クレヒスに延滞履歴は残ってしまいます。
クレジットカード会社によっては、数日程度の延滞なら大目に見てくれるということもあるのかもしれませんが、どのカード会社がどれほど厳しく管理しているのかまではわかりません。
強制退会などの大きなペナルティをいきなりくらう事はないにしろ、たかが1日と軽視するのはよくありません。というのも、クレヒスに傷が残ると、後々不利を被ってしまうためです。
信用情報に傷がつくと審査が通りにくい
それでは仮に、信用情報に傷が残ってしまうと、具体的にはどのようなデメリットが生じるのでしょうか?
信用情報は、新たにクレジットカードを発行する際の審査や、ローンを組む時の審査の判断材料として使われているのです。
信用情報に傷が付くとカードやローンの審査に影響するのは目に見えているぞ。
つまり、過去のクレジットカードの利用履歴によっては、新たなクレジットカードの作成ができなくなったり、車やマイホームのローンが組めなくなる可能性があるということ。
一度クレヒスについた傷を回復するには自然治癒しか方法がなく、その後にいくら誠実な支払いを励行したとしても、最低でも5年は待つ必要があります。もちろん、新たな傷を重ねないことが大切である事は言うまでもありません。
長年かけて積み上げてきた信頼が一瞬にして崩れるというのはまさにこのことですね。
ありとあらゆる審査が通りにくくなるのは非常に厄介です。
非常に基本的なことではありますが、クレジットカードを活用していく上では、引き落とし日をしっかりと確認した上で、リマインドを残しておくなどの工夫をしましょう。
どうしても自己管理が苦手という方であれば、使い過ぎや遅延のリスクがないデビットカードや電子マネーに切り替えるなどの方法もオススメですよ。
クレジットカードの審査基準については『クレジットカードの審査基準や審査落ちする人の特徴を解説|クレジットカードの審査難易度や間口の広いカードを紹介!』の記事で更に詳しく解説していますので、ぜひ合わせて参考にしてみてください。
まとめ
潤沢な預貯金がある方であれば、引き落とし口座に多めに預けておくと、残高不足を確実に避けることができます。
そうでなければ、引き落とし口座を給与振込先に設定した上で、必要以上にお金を下ろさないといった工夫をすると良いでしょう。
クレジットカードの使い過ぎが原因である場合は、根本的な解決が必要です。
一番手っ取り早いのは、クレジットカードの利用をストップし、デビットカードや電子マネー、現金のみでやりくりすることです。こうしてしまえば、支払いに遅延が生じる事はありませんね。