タクシーって全ての会社がクレジットカード払いに対応しているわけじゃないの?
タクシー会社はたくさんあって、個人タクシーまである中で全てのタクシー会社がクレジットカード払いに対応しているとは考えにくいのぉ。。
しかし、対応していても運転手によって受け付けてくれない場合もあるんじゃよ。
「タクシーでクレジットカード払いができない!」
タクシーに乗ってクレジットカードで支払いをしようと思ったら、対応していなかった。
そんな経験ありませんか?
タクシー会社じたいがクレジットカード払いに対応していない場合もありますが、実は運転手が拒否している場合もあるのです。
お財布から小銭をジャラジャラ出す手間を考えると、クレジットカードでスマートに支払いたいですよね。
そんなタクシーとクレジットカード払いについて今回は詳しく解説していきます。
記事の目次
タクシーでもクレジットカード払いは可能!
今では多くのタクシー会社が、クレジットカード払いに対応しているぞ!
タクシー利用時の支払いってどのようにされていますか?
タクシーでもクレジットカード払いができるのはご存じの方も多いかもしれません。
現在のタクシーでの支払いは、以下の4つの方法があります。
- 現金
- クレジットカード
- 電子マネー
- タクシーチケット
以前は現金払いが多かったですが、年々カードの需要が増えていくにつれ割合は変化しているようです。
また、これから2020年の東京オリンピックに向けて、外国人観光客の来日も増えることが予想されるため、ますますクレジットカード決済のインフラ整備は進んでいく方向です。
オリンピックに向けてキャッシュレス社会を目指しているもんね!
クレジットカードや電子マネーでポイントを貯めている人にとっては、タクシーでも使えるというのは嬉しい話ですね。
しかし、先程ご紹介した4つの支払方法は、全てのタクシー車両で利用できるわけではありません。後程詳しく説明はしていきますが、それぞれの支払い方法を使えるためには、タクシー会社が契約しなければなりませんので、使える車両・使えない車両とあります。
例えばタクシー会社により、以下のような支払い方法しか取れない場合があります。
- 現金+タクシーチケット
- 現金+タクシーチケット+クレジットカード
- 現金+タクシーチケット+クレジットカード+電子マネー
そこでタクシーでクレジットカード利用するにあたっての注意点や確認事項などをまずは説明していきます。
未だに、個人タクシーや一部のタクシー会社では、クレジットカード払いが対応していない場合もあるんじゃよ。
乗車前にタクシーに貼ってあるステッカーを確認
タクシーを停める際に、タクシー車両は一目見てクレジットカードの利用可否が分かるようになっています。それはクレジットカードの国際ブランド等が記載されたステッカーがあるかないかです。
乗車するドアの横あたりに貼ってあるよね!
ステッカーは乗車口もしくは、後方部のガラス部に貼ってありクレジットカードの利用可能なの国際ブランド等が記載されています。
また、より親切な車両には「カードOK」の表示が車両上部についていますので、一目瞭然です。反対にステッカーが貼っていない車両では、ほぼクレジットカードが使えないということになります。
クレジットカードは使えるけど、積極的に勧めたくないのでステッカーを貼っていないケースもあり得ますが、ほとんどが会社ごとの契約をしているためそう多くはないでしょう。
個人タクシーの場合は、導入に費用がかかるため、比較的使えないケースが多いです。
クレジットカードで支払う場合は、必ず乗車前に以下の2店を確認してみてください。
- ステッカー、「カードOK」の表示を確認
- 個人タクシーやステッカーがない車両は使えない認識を持つ
タクシーチケットのステッカーとは違うため注意が必要
タクシーには、タクシーチケット(タクシー券)と言われるものもあります。
タクシーチケットは、カード会社が発行しているタクシー専用の後払い券みたいなもので、支払い時に金額を書いて運転手に渡せば翌月に引き落としという流れで利用ができるものになります。(プリペイド式のものもあります)
クレジットカードと決済の流れは一緒で、タクシーチケットに金額を記入して渡せば支払い完了です。そしてタクシーチケットにはステッカーも存在します。
全てのカード会社が取り扱っているわけではありませんが、
- クレジットカード使えます
- タクシーチケット使えます
というような内容のステッカーにそれぞれブランドロゴが入っているため見間違いのないようにしましょう。
クレジットカードは使えないタクシー車両でも、タクシーチケットが使えるタクシーの方が、現状では多いですので注意が必要です。
電子マネーでも支払いが可能
タクシーの支払い方法として、クレジットカード・タクシーチケットと説明しましたが、電子マネーでの支払いができる車両もあります。
電子マネーでは、FeliCaを車内に設置している車両や、クレジットカードとの一体型端末を設置しているタクシーが利用できますが、タクシー会社により利用できる電子マネーの種類は異なりますのでクレジットカード同様にステッカーを確認しましょう。
クレジットカードだけじゃなくて、電子マネーも対応しているタクシーもあるんだね!
支払いの選択肢が広がるのは助かる!
また、電子マネーを導入しているタクシーに関しては、合わせてクレジットカードを導入しているケースが多いです。
どちらも使えるのは利用者にとって嬉しいサービスで、これからそういったタクシー車両が増えていくとますます利便性は上がりそうですね。これまでの説明を簡単にまとめると、以下のようになります。
- クレジットカードが使える車両はステッカーが貼ってある
- 個人タクシーではクレジットカードの利用はできないことが多い
- タクシーチケットのステッカーもあるため間違えないように注意が必要
- 電子マネーが使える車両もある
この4点をしっかり知っていただければ、クレジットカード利用上では問題ないでしょう。ですが、実はタクシーの運転手によってイレギュラーな対応をしてくる人もいます。
「本来は使えるはずなのになぜか断られた…。」
なんて経験をされた方の意見もよく聞きます。利用者からの観点からいうと本来はあってはならないのでしょうが、なぜこのようなケースが生じるかを説明していきましょう。
クレジットカードの支払いができるはずなのに、断られるケースは意外と多いのかもしれない。。
タクシー運転手がクレジットカード払いを嫌がる場合がある
クレジットカード払いを断る原因は、いくつか考えられるんじゃよ。
本来あってはならんが、なかなか現状は難しいかもしれんのぉ。。
前述した通りクレジットカードが使える車両を確認して乗車したのに、支払い時に「カード払いができません。」なんてことを言われてしまったら「えっ?」ってなりますよね。
実際、運転手によってはクレジットカードを使ってほしくないため現金での支払いを促してくる人はいます。
私もそういう経験をしたことがありますが、利用者側からすればクレジットカードが使える車両なのに理不尽な状況です。クレジットカードを利用する場合に、タクシー会社側への負担は次のようなことが考えられます。
クレジットカードは面倒・手数料がかかる・端末を使いたくないと思う人が多い
クレジットカードの使用可能を示したステッカーが貼ってあるにも関わらず、使えない場合は次のようなケースが考えられます。
- クレジットカード決済端末の不具合(故障など)
- クレジットカード決済端末を運転手が操作できない
- クレジットカード決済端末を起動させるのに時間がかかるなど面倒
- クレジットカードでの支払いはカード会社への手数料が発生する
と言ったケースが考えられます。端末の不具合に関しては、致し方ない部分もあるかもしれません。しかし、それ以外に関しては利用者からすれば使えると表示している以上はタクシー側の一方的な都合で利用できないのは困ります。
「クレジットカードで支払うつもりが使えない!」
という状況に自分が陥った時に、冷静に対処するためにもなぜそういうケースが生じるかを知っておきましょう。
端末の操作が面倒、またはできない
タクシーでのクレジットカードの決済端末は、携帯型の端末を使っており、単純な機械操作ですが、機械がかなり苦手という人は難しいのかもしれません。
また、決済端末の多くはオンライン決済のタイプが使われており、利用がなければ休止状態のため、利用時に起動するとなると立ち上がるまで時間がかかります。
そのため、タクシーでクレジットカード払いをする場合は、降車時に伝えるのではなく、乗車時にお伝えください。と記載されているタクシーも多くあります。
なるほど!
乗った時に伝える意味ってそういう理由があったんだ!
タクシーに導入される携帯型のクレジット端末は、年々改良が進められ音声ガイダンスや決済スピードの向上が進んできていますが、店頭で使うものに比べるとまだまだ改善の余地があります。
前述したタクシーチケットの利用可能なタクシーが多い理由は、やはりこういった機械操作が不要で使いやすいことが挙げられます。
決済端末もより分かりやすい操作になれば、この問題点も解決されそうですが、現段階では運転手が面倒だからと言って現金に促すことも少なくありません。
少し余談になりますが、クレジットカード決済の時間の短縮を図るためにカード会社と連携して[事前予約でカード決済]というような取り組みをしているタクシー会社も全国各地でいくつかありました。
上記2つのタクシー会社以外にも、事前予約でクレジットカード払いに対応している会社も多いと思いますが、もしクレジットカード払いでタクシーに乗車する機会があれば、こういった事取り組みをしている会社もあるということを知っておいた方が良いかもしれませんね。
タクシー会社に手数料がかかる
クレジットカードで支払いをした場合、買い物先(店舗)に売上金額から手数料が差し引かれます。(手数料率は店によって異なる)
タクシーでも同じことが言え、運賃から手数料がカード会社により差し引かれます。
通常は法人格があれば、会社が手数料を支払い個人経営であればオーナーが手数料を支払う流れです。
しかし、タクシー会社によっては、個人が負担するという会社もあったようで、それを理由に運転手がクレジットカードを断るケースが生じました。
こういったケースは問題じゃな。
本来は会社が負担すべき手数料のはずなのに、運転手が負担するとなるとクレジットカード払いが喜ばれないのも頷ける。
私が手数料を理由に断られたケースがないため、現在も運転手に負担させているタクシー会社があるかは定かではありませんが、タクシー会社にとって手数料は痛手なのは間違いないでしょう。
以上のように、クレジットカードが使える状況下の中で、タクシー会社側の都合で使えないというのは、やはり理不尽な話です。
クレジットカードが使える車両として、全面に打ち出しているのであればどういった理由があれ受けるのが筋だと思います。少しでもこういったケースが減るようタクシー会社にも改善が進んでいくといいですね。
では最後に、ご自身がこういった経験をしないで済むためにどうしたら良いかをお話ししていきます。
タクシーに乗る前にクレジットカード払いがOKか確認しよう!
これまでクレジットカードの使える車両についての確認事項はご説明してきました。
おさらいになりますが、タクシー車両にカードが使える表記があれば、ほとんどの車両は使えるのですが、運転手が断るケースもあり得ます。
そこでクレジットカードを利用する場合は、必ず乗る前に「クレジットカード使えますか?」と聞いてもらうことです。
この一言が乗車前にあるだけで、運転手としても慌てて端末を準備することがなく、支払い時に断られるケースもないでしょう。そうすることで未然のトラブルを防げますので、最後に単純なことですが、一言だけ確認をすることをやってみてください。
気持ちよく降りる時まで利用するために、事前の確認は必要だね!
カードで支払い後は、明細確認をお忘れず!
前述した通り、運転手によって端末の扱いが不慣れな方もいます。クレジットカードの決済端末は、手打ち入力になるため人為的なミスは生じます。
運賃料金とクレジットカードの決済額が誤っている場合、後日気付けばいいのでしょうが気付いた時は請求後であったり、そのまま気付かないなんてこともあり得ます。
いずれにせよ金額変更等の処理は、カード会社に直接連絡してもらうなど、何かと面倒になるため、基本的なことですがしっかりと確認してからサインをするよう心掛けましょう。
まとめ
クレジットカードは利便性が高い分、あらゆる決済シチュエーションで利用されます。クレジットカードと言えば、ポイント付与に着目されやすいですが、冒頭でもお伝えしましたが本質は「後払い」です。
タクシーにもカード1枚あれば、手持ちがなくても支払いを後払いにできます。
ですが、タクシーでのクレジットカード利用の中で物販店ほど、画一されていない分問題点があることもお伝えしてきました。
これから提供側が曖昧なサービスの提供をしないことは当然ですが、こういった事実があることを我々利用者側もしっかりと把握しトラブルを未然に防ぐことも大切になりそうです。クレジットカードを利用する場合には、事前にしっかりと確認をしていきましょう。