博士~!一人ひとりにマイナンバーが付与されたけど、もし住所や結婚して名前が変わった時はどうやって変更の手続きをしたらいいの??
もちろんマイナンバーでの手続きは住所の管轄の役所じゃよ。
家族がいる場合だと、その分持っていくものも変わるから説明していこう!
引っ越しをして住所が変わった時や、結婚をして名字が変わった時などは運転免許証や銀行の通帳などの変更が必要ですよね。それはマイナンバーの通知カードやマイナンバーカードも同じです。
しかし、マイナンバー制度は近年施行されたものなので住所変更や氏名変更は初めという人が多いのではないでしょうか?
そこで、「マイナンバー通知カード」および「マイナンバーカード」の記載事項の変更手続きの仕方をまとめました。氏名変更が必要なものも一緒にご紹介しますので、是非今後の参考にしてくださいね。
記事の目次
マイナンバーカードの住所変更の方法
マイナンバーの住所変更は、引っ越し先の役所の通知カード担当課、または、市民課の窓口で住所の変更をしてもらいます。引っ越し前の役所では住所変更をしてもらえないので、間違えないようにしましょう。
マイナンバーカードの場合は、表の「追記領域」に新しい住所が書き込まれることになります。マイナンバー通知カードの場合は、裏面にある追記領域に新しい住所が書き込まれます。
役所での手続きは「転居した日から14日以内」に行うようにしてくださいね。※マイナンバー(個人番号)は変更されることはありません。
住所変更の際に必要なもの
- 転入届(以前住んでいた場所の役所で発行される書類です)
- 身分証明証(運転免許証や保険証、パスポートなど住所が記載されているもの)
- マイナンバー通知カードまたはマイナンバーカード
変更する際には上記のものが必要となりますので、忘れずに持っていくようにしましょう。
家族などの同居人がいる場合
家族などの同居人も同じく引っ越しをする場合は、全員分のマイナンバー通知カードおよびマイナンバーカードの変更手続きが必要となります。
この時も、身分証明書が必要になりますが、全員が必ず窓口に行けるわけではありませんよね。家族などの同居人の分もまとめて住所変更する場合は、窓口に行くことができない人の身分証明書が必要になります。
その場合はコピーでも大丈夫です。たとえば、妻が子供を連れて役所の窓口で住所変更の手続きを行う場合、
- 妻の身分証明書【原本】
- 子供の身分証明書【原本】
- 夫の身分証明書【コピー】
これらを持っていくというようになります。
海外に引っ越す場合
マイナンバーは『国内に住民票がある人』に対して発行される個人の番号です。
つまり、海外に引っ越しをする場合は、マイナンバー通知カードやマイナンバーカードは住民票のある市区町村に返却します。
ちなみに、交付されたマイナンバーは海外に引っ越しをした後でも番号が変わることがないので、海外から日本国内に引っ越しをしてきた場合には、同じ番号を使う事になります。
氏名が変わった場合の変更方法
結婚などで名字が変わった場合も、マイナンバー通知カード、マイナンバーカードの記載内容を変更申請が必要になります。
変更になる方の「マイナンバー通知カード」もしくは「マイナンバーカード」を市区町村の【通知カード担当課】または【市民課】で記載してもらいましょう。変更になった氏名を追記してもらうので、時間は差ほどかからずにその場で手続きが終了します。
この場合も「氏名が変更されてから14日以内」に市町村の役所に届け出なければならないので、早めに手続しましょう。
マイナンバーカードの氏名変更に必要なもの
- 氏名が変更された本人の確認書類(住民票の写し、戸籍謄本など)
- マイナンバー通知カードまたはマイナンバーカード
婚姻届の提出してから「住民票」「戸籍謄本」が発行できるようになるまでには、電算化されている役所だと翌日から4日ほどかかります。
手書きですと1週間程かかりますので、婚姻届を提出した際に「戸籍謄本・抄本はいつから取得が可能ですか?」と尋ねてみるといいでしょう。
氏名が変わった時に届け出や手続きが必要なこと
これまでで、マイナンバーの住所変更や氏名の変更の方法を紹介してきましたが、氏名変更をした場合には他にもたくさん変更しないといけないことがあります。
ここで、その他に氏名変更があった時に届け出や手続きが必要なものを、いくつか挙げていきましょう。
運転免許証
運転免許証は【警察署】または【運転免許センター・運転免許試験場】にて氏名(および本籍)の変更をします。必要なものは、
- 運転免許証記載事項変更届(変更場所にてもらえます)
- 運転免許証・住民票・印鑑
となっています。本人確認として一番利用されますので、最初に変更したほうがいいでしょう。
口座がある銀行
銀行の場合、氏名変更するときに同時にしなければならないのが『印章変更』です。必要なものは、
- 氏名変更届(窓口でもらえます)
- 通帳
- 各証書等(無くても問題ありません)
- キャッシュカード
- 新しい氏名の記載がある身分証明書
- 印鑑(旧姓の印鑑と変更後の新姓の印鑑が必要です)
となりますが、証書などの数が多い場合、持ち忘れが出る事がありますので、事前に各銀行に自分名義のものは何があるのか問い合わせておくといいでしょう。
また、住宅や車などのローンが組まれている場合も氏名変更が必要になります。
郵便局
郵便物の配達の際に住所が一致していれば配達することができますが、氏名変更をしておいた方が確実ですね。氏名変更の時に、「ゆうちょ」や「ゆうちょICキャッシュカードSuica」の変更もできますので、一緒に変更してもらいましょう。必要なものは、
- 氏名変更届書および改印届書(窓口でもらえます)
- 通帳
- 証書(無くても問題ありません)
- 保管証(無くても問題ありません)
- キャッシュカード(旧姓のもの)
- 旧姓の印鑑と変更後に利用する新姓の印鑑
- 本人確認書類(免許証、保険証など)
- ゆうちょICキャッシュカードSuica(お持ちの場合)
(氏名の変更手続きをする際に、『ゆうちょ銀行と東日本旅客鉄道株式会社との個人情報共同利用に関する同意書』が必要になります。同意書は氏名変更届の2枚目にあります。)
銀行の時と同じように、自分名義の通帳や証書がどれだけあるのかを事前に問い合わせておくといいでしょう。また、変更届の提出の際に住所も変更した場合は、旧住所の確認をすることもあります。
雇用保険
雇用保険はハローワークに氏名変更の届を出します。基本会社が手続きしてくれますので、必要書類に記入をして住民票や運転免許証のコピーなど、新しい氏名が記入された証明書を添えて提出します。
もし自分で変更の届を出すのであれば、下記のハローワークインターネットサービスから形式をダウンロードして内容を記入して持っていくか、直接ハローワークへ行き手続きを行ってください。ハローワークインターネットサービス【雇用保険被保険者資格喪失届・氏名変更届】
必要なものは以下の2点となります。
- 雇用保険被保険者証
- 新しい氏名の確認ができる書類(住民票、運転免許証など)
パスポート
パスポートの変更は各市区町村役所または、パスポートセンターなどで氏名変更をします。
この場合「切替申請」と「記載事項変更申請」から申請方法を選ぶことができ、それぞれで手続きの仕方が変わりますので、市区町村またはパスポートセンターに問い合わせてみてください。
健康保険証および厚生年金
上記2点については、配偶者の扶養となる場合に配偶者の事業主に氏名変更届を提出しますので、配偶者の事業主に一度問い合わせてみましょう。
その他氏名変更手続きをしないといけないもの
上記で挙げたもの以外にも氏名変更の手続きするものはたくさんあります。
- 国民年金
- 生命保険
- クレジットカード
- 資格免許(調理師や看護師、教員免許など)
- 携帯電話・スマートフォン
- 賃貸住宅(マンション・アパートなど)
この中でも忘れやすいのは住んでいるところの名義変更です。これは賃貸であれば管理会社に、分譲など購入している場合には、ローン会社の手続きも必要であればしっかりとしておきましょう。
氏名や住所に変更があった時は、手間はかかるが必要なものは必ず変更しておこう!
マイナンバーカードの申請等について、詳しくは下記の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
氏名や住所が変更になった場合に、いろいろなところに変更届を提出しなければいけませんが、マイナンバー(個人番号)は自分だけの番号であり、マイナンバーカードになると身分を証明してくれる大切なカードになります。
早めに変更の届を出して、新しい生活を気持ちよくスタートさせましょう。