マイナンバーカードって簡単に作れるの?
意外と知られていないが、作り方を知ればそんなに難しくないぞ。マイナンバーカードは身分証扱いにもなるから免許証がない人はより便利かもしれんな。
そうなの?作り方を教えてほしいニャ♪
よし、今すぐできる方法をレクチャーしていくぞ~!
一人に一つマイナンバー。ところで、マイナンバーカードはお持ちですか?
「どこで使うかわからない」とか「落としたら何となく怖い・・・」などの理由からまだまだマイナンバーカードを持っていないという方も多いでしょう。
結局マイナンバーカードは作った方がいいの?という素朴な疑問から、作り方まで謎の多いマイナンバーカードを徹底解明していきます!
記事の目次
マイナンバーカードの作り方
現在あなたのお手元には、「マイナンバー」が記載されている書類があるはずです。でも、それは写真が載っていない「通知カード」の方だと思われます。
なぜ分かるのかというと、最初に送られてくる通知カードは全員に届きますが、写真が載っている「個人番号カード(いわゆるマイナンバーカード)」は申請をしないと手元に届かないからなのです。
後ほど詳しく説明しますが、マイナンバーカードがあると免許証などの写真付きの身分証がない人にとっては特に便利な身分証になりますし、役所で住民票や戸籍などの写しをもらうときも「サクッ」とできてしまいます。
最近は高齢の方で免許証を自主返納している方も増えていることはマスコミでも取り上げられていますね。そういうときに、マイナンバーカードがあると生活に役立つシーンがますます増えてくると考えられるでしょう。
では、実際にどのようにマイナンバーカードを申請したらよいのか方法ごとに説明していきます。
マイナンバーカード作り方1|郵便で申請する
スマホ、パソコンで行うよりも手書きの方が楽、という方にはこちらの方法がおすすめです。ただし、
- 縦4.5センチ×横3.5センチ
- 6ヶ月以内の最新のもの
- 正面・帽子なし・背景なし
- 裏側に氏名と生年月日を記入
この条件の写真が必要になります。自分で撮って切り取ってもNGではないのですが、暗くなってしまったりサイズが合わないなどのトラブルも考えられますから、証明写真機や写真屋さんでの証明写真など、確実に条件を満たせる写真を用意するのがオススメです!では、以下手順を書いていきますね。
- 通知カードと一緒に届いた「個人番号カード交付申請書」兼「電子証明書発行申請書」を切り離す
- 「個人番号カード交付申請書」兼「電子証明書発行申請書」に必要事項を記載する
- 顔写真を貼る
- 通知カードが届いたときに一緒に届いた「返信用封筒」に申請書を入れて投函する
これが大まかな手順ですが、必要事項の記載のポイントをもう少し説明しましょう。
- 氏名や住所が間違っている場合
→住民登録している市区町村に連絡 - 外国人の方で在留カードと内容が違っている場合
→住民登録している市区町村に連絡
間違っている場合にはその申請書は使えないので、一度全体に目を通して間違っているところがないかチェックしましょう。
なお、電話番号は日中連絡がつきやすいものにします。携帯電話でも構いません。
また、電子証明書って何?と思われた方もいるかもしれませんね。これはインターネットで確定申告ができるe-TAXやコンビニでの証明書発行などのときに「本人がログインしていることを証明する」ためのものです。必要ない場合のみマスを黒く塗りつぶすシステムですので、通常の場合は塗りつぶさなくてOK。気を付けてくださいね。
返信用封筒がない、という場合は市販の封筒に切手を貼って出しても大丈夫です。その場合の送り先は、以下になります。
日本郵便株式会社 川崎東郵便局 郵便私書箱第2号
地方公共団体情報システム機構
個人番号カード交付申請書受付センター 宛
マイナンバーカード作り方2|パソコンで申請する
もちろんパソコンを使っても申請することができます。大まかな流れは次のようになります。
- 申請用のWEBサイトにアドレスを登録する
- 登録したアドレスに届いたサイトに顔写真を登録する
- 申請に必要な情報をサイト上で登録
では、順に詳しく説明します。1の時に必要なものは、下の3つ。これを申請用サイトで入力します。
- 申請書(通知カードと一緒に届いているはずです)に記載されている申請書ID(半角英数23ケタ)
- メール連絡用氏名
- メールアドレス
上記の情報を入力すると、登録したメールアドレスに顔写真を登録するためのURLの載ったメールが届きます。そこで、あらかじめパソコン上に保存しておいた写真データを登録しましょう。顔写真の登録と確認ができたら、
- 生年月日
- 電子証明書が必要かどうか
- 氏名の点字表記が必要かどうか
を入力します。画面の指示通りに入力を済ませて確認、送信すれば申請OKです!登録したメールアドレスに完了を知らせるメールが届きます。
マイナンバーカード作り方3|スマホで申請する
スマホが一番手軽に申請できる方法といえるかもしれませんね。では、スマホを使った大まかな手順です。
- 交付申請書のQRコードをカメラで読み取ってアクセス・アドレスの登録
- 登録したアドレスに届いたURLで顔写真を登録
- 申請に必要な情報を画面の指示に従って登録
QRコードを使ってアクセスするとあらかじめ、申請用IDが入力されていますので手間がありません。QRコードを読み取るには、QRコード読み取り用の無料アプリを入れておくと簡単にできますよ♪ここでは、
- メール連絡用の氏名
- メールアドレス
を登録します。すると、顔写真を登録するURLがアドレスに届きますので、そこから顔写真を登録するのですが、その場で撮ることも可能です♪あとは、申請に必要な
- 生年月日
- 電子証明書が必要かどうか
- 氏名の点字表記が必要かどうか
を入力し、情報を送信すればOK。登録したアドレスに完了通知メールが届きます。スマホがあるなら、申請用IDの入力もなく一番簡単な方法なのでオススメですよ!
マイナンバーカード作り方4|証明写真機から申請する
なんと、街なかにある「証明写真機」でもマイナンバーカードの申請ができるのを知っていましたか?では、手順を紹介します。
- 通知カードと一緒に届いた申請書を持って証明写真機へ
- 画面の指示に従って、申請書のQRコードを読み取る
- 写真撮影をする
- 必要事項を入力する
このような流れですが、機種によって若干順番が異なる可能性があります。しかし、申請に対応している証明写真機には写真機の内側にも分かりやすい説明が書いてありますので、申請書さえ持っていけば誰でも簡単にできるはずです♪街中にある証明写真機でマイナンバーカードを作れるのは、
これらの3つのブランドです。できる証明写真機には表にマイナンバーのキャラクターなどで分かりやすく表示がありますので、お近くの証明写真機が対応しているかチェックして申請してみてくださいね。
ちなみに証明写真機で申請するメリットは、やはり写真が綺麗・規格にあったものが一発で撮れ、その場で申請できるということ。証明写真代はかかってしまいますが、20歳以上だとマイナンバーカードの有効期限は10年間。やはりきれいな写真がいいですよね。
顔写真の注意点
証明写真機の場合はほぼ失敗がありませんが、自分で写真を撮るときの注意点をご紹介します。
- サイズは4.5×3.5(センチ)
- 正面から(斜めはNG)
- 最新6ヶ月以内
- 帽子・サングラスはNG
- 正常時の顔と著しく異なるもの(笑顔・変顔など)はNG
- 背景に影が映っているもの・背景があるものはNG
- ぶれたり、ボケているものNG
- 裏に生年月日と氏名を書くこと(郵送の場合)
ここに注意して写真を用意しましょう。パスポートや免許証の写真とおよそ同じですね。うまくできるか不安なら証明写真機が間違いなさそうです。スマホで自撮りする場合は、影が映らないように気を付けながら無地の壁などをバックに撮るとよいでしょう。
意外と色んな方法でマイナンバーカードって申請できるんだネ!
そうなんじゃ!デジタルにも、アナログにも対応していて公的なものとしては珍しいかもしれないね。
納税の時、医療費も控除できるのを知っていますか?医療費控除を申請するだけでかなり大きく節約できるかもしれません。マイナンバーも役立ちますが、税制のメリットを受けたいなら医療費控除を申請しましょう。詳しくは以下の記事で書いています。
マイナンバーカードを作るメリット・デメリット
さて、マイナンバーカードを持っているとどんな良いことがあるのでしょうか?また、不安な「悪用」って本当にあるの?疑問にお答えしていきます。
メリット
免許証を身分証として使っているという人は、かなり多いはずです。免許証を使って住民票や戸籍の写しなどを発行してもらうときに、本人確認をしているという使い方ですね。
しかし、免許証やパスポートなどの顔写真入りの証明書を持っていない場合には本人確認に複数の書類が必要になったりと手続きが煩雑(はんざつ)でした。いちいち証明書を揃えてから・・・なんて面倒ですね。
マイナンバーカードは誰でも申請できるので、まだ免許を持っていない人や返納した人でも身分証として便利に使うことができます。これが現時点での一番大きなメリットではないでしょうか。
またマイナンバーカードと連携したサービスも今後出てくると予想されています。
デメリット
まだマイナンバーカードを悪用した犯罪が起こった、という事例はありませんが現時点で考えられるデメリットはやはり、
- なりすまし
- 情報漏えい
といったトラブルだと考えられます。いたずらに怖がりすぎる必要はありませんが、マイナンバーカードを持ったら免許証などを大切に扱うのと同じように
- なくさない・落とさないように細心の注意を払う
- 誰にでも気軽に見せない・渡さない
この2点だけでも注意するようにしましょう。もしなくした場合には、お住まいの市区町村に連絡をするようにしてください。
マイナンバーについて、更に知っておきたい情報を以下の記事で書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
マイナンバーカードの作り方は難しくありません。今まで身分証となる免許証などを持っていないという人には、今後の様々な手続きが本当に楽になりますので持っておいても損はありません。
申請方法は、マイナンバーの通知カードと一緒に届いた申請書を使って、
- 郵送
- パソコン
- スマホ
- 証明写真機
からお好きな方法で行うことができます。一番手軽にお金がかからずにできるのがスマホを使った方法、写真がNGになってしまうトラブルもなく綺麗にできるのが証明写真機を使った方法です。
お好きな方法で申請して、マイナンバーカードが届いたら紛失などのないように大切に扱って生活のお役に立ててくださいね♪