博士ー!この使わない切手ってもう捨てちゃうのかニャぁ??
何を言っておるんじゃ。切手やはがきは郵便局で交換してくれるんじゃよ。
交換!?切手が交換できるの??
そうなんじゃよ。交換だけじゃなくて支払いも切手でできるのじゃ。そのあたりを詳しく話してみるとしよう!
あなたは、以前に切手をまとめて購入したけど、郵便料金が改正されて普通定形郵便料金が変わってしまったから、古い切手では使いづらい…。
年賀状を多めに購入したけれど、結局余ってしまいもったいないことになってしまった…。
ということはありませんか?切手の場合、郵便局の料金改定により現在は82円で普通定形郵便は配達されますが、改正以前は80円だったため当時の切手を利用しようとすると2円の切手を購入して貼らなくてはいけません。
2円の切手のために郵便局に行かなくてはならないのはとても不便ですよね。はがきも同じように料金が改正されていますので、差額分の切手を購入して貼り付ける必要があります。
しかも余っている分が多いと、使用するたびに差額分の切手を用意しなければならないので大変手間がかかりますよね。
切手やはがきは、郵便局で改定後の額のものに交換することはできないのでしょうか?そして、使用されなくなった年賀状は郵便局で官製はがきに交換してもらうことができるのでしょうか?
記事の目次
切手やはがきは交換はできる!
不要な切手やはがきは郵便局で希望の額面のものに交換してもらうことができます。(別途手数料が必要)
たとえば、80円の切手と2円の切手を郵便局の窓口に持っていけば、82円の切手に交換してもうことができます。もちろん増税した分の差額があるので、現金で2円と80円の切手を支払えば、82円切手に交換してもらえますよ。
はがきの場合も、改正前の50円の官製はがきを改正後の52円の官製はがきに交換してくれます。
年賀はがきやかもめ~る(夏のおたより郵便はがき)も、使用されなかった分を窓口に持っていけば官製はがきに替えてくれますので、たくさん余ってしまっていても無駄にならずに済みますね。
ただし、料額印面(はがきの料金を表す部分)が汚れたり、印面に書き損じてしまったものは交換できませんので、注意が必要です。
額面の違う切手に交換する
では、額面の違う切手の場合は、どのように交換してもらえるのでしょうか?
たとえば、600円の切手が2枚と30円の切手が1枚あったとします。切手の合計金額は、1230円ですので、82円の切手15枚と交換してくれるという具合です。この時1枚につき5円の手数料がかかりますので、プラス15円の現金が必要です。(手数料については後に詳しく説明します。)
金額がぴったりにならない場合、たとえば600円の切手が2枚と12円の切手が1枚だった場合、合計額が1212円となり82円の切手は14枚となります。
残りは64円ですが、64円の切手は使用することはほとんどありませんので、この金額に18円を足して82円の切手にしてもらいます。ここでも手数料が別途15円かかります。
このような方法で切手同士を交換することが可能ですので、自分がよく使う切手に交換してもらう方が、効率よく使用することができますね。
使わないはがきや書き損じたはがきも交換可能!
はがきを書いていて、あて名や裏書を間違えてしまった!消すには範囲が広すぎて消すこともできずに使用不可能になってしまったということはありませんか?
そんな「書き損じはがき」は郵便局の窓口にて交換してもらうことが可能です。
この場合同じ額面の官製はがきに交換してもらうこともできますし、切手に交換してもらうこともできますので、自分の使用目的やよく使用する用途に合わせた交換をしてもらうとよいでしょう。
ただし、この場合も料額印面に書いてしまってあったり、汚れている場合は交換ができませんので、注意してください。年賀状の書き損じはがきももちろん交換してもらうことができます。官製はがきと同じように、はがきに交換してもらうこともできますし、切手に交換してもらうことも可能です。
かもめ~る(夏のおたより郵便はがき)も同じように交換できますよ。はがきもまた手数料が1枚につき5円かかりますので、別に用意しておく必要があります。
また、年賀状やかもめ~るは、販売期間内でしたら無料で交換が可能ですので、書き損じた場合にはすぐに郵便局の窓口に持っていき、交換してもらうのがいいでしょう。
今まで処分に困っていて溜まってしまった年賀状も交換してもらうと、無駄なく効率的に使用することができますので、この機会にぜひ交換してもらい用途に合わせて使用していきたいものですね。
また、増税前に購入したはがきなど金額が変わってしまったものの使い道については、増税前のはがきは使うことができる?額面が変わる前のはがきの利用方法の記事で詳しく解説しています。
切手やはがきの返金はできない!
注意しておきたいのは、一度購入した切手やはがきは、郵便局で取り扱っている切手やはがき、特殊封筒に交換できても、現金には交換できないということです。
先ほどの例をもう一度出してみると、600円の切手2枚と12円の切手1枚を82円の切手14枚に交換してもらった場合、差額の64円は現金として受け取ることができません。
残りの64円も切手かはがき、または特殊封筒にしてもらう必要があります。返金ができない分、切手やはがきを購入するときには余分に買いすぎないようにした方がよさそうですね。
もし、間違えて切手を貼ってしまったら、キレイにはがしたいですよね。切手のはがし方について、間違えて貼った切手の簡単なはがし方まとめの記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
間違えて貼ってしまったり、破れてしまった場合は諦めて捨てずに、郵便局の窓口で相談してみると良いぞ!
切手やはがきの交換手数料
切手やはがきは窓口で交換してもらうのには交換手数料がかかります。手数料は以下の通りになります。
【郵便窓口に提出されるもの】 | 【料 金】 |
---|---|
郵便切手・通常はがき | 一枚につき 5円 |
往復はがき・郵便書簡(ミニレター) | 一枚につき 10円 |
10円未満の郵便切手や郵便はがき | 提出されるものの合計の半額 |
郵便窓口にて提出したはがきや切手などが「何枚」なのかによって金額が変わるのであって、受け取る「枚数」ではありませんので、間違えないようにしましょう。
レターパックや各種封筒の交換手数料
レターパックなどの特殊封筒も交換してもらうことが可能です。
【郵便窓口に提出されるもの】 | 【料 金】 |
---|---|
特殊封筒(レターパック封筒) | 1枚につき 41円 |
書き損じた特殊封筒や使用されなくなったレターパックなども手数料さえきちんと支払えば新しいものに交換してもらうことができますので、捨ててしまわずに交換をして上手に利用していきましょう。
各郵便に必要な切手代について、以下の記事で解説していますので、是非参考にしてみてください。
郵便局の料金は切手で支払うことができる!
郵便局で取り扱っている、荷物発送サービス「ゆうパック」を切手で支払いをすることが可能です。
ゆうパックには、「ゴルフ・スキーゆうパック」「空港ゆうパック」という種類もあって、こちらの運賃ももちろん切手での支払いができますので、切手が余っている場合利用するのもよいうでしょう。
更には、書籍やカタログ、CDやDVDなどの送付に最適な「ゆうメール」も切手で支払いができます。
支払いの料金が切手の合計金額を上回る場合、足りない分を現金で支払いをすればOKです。
台紙貼り切手って知ってますか?
出典:チケットレンジャー
台紙貼り切手とは、紙の台紙を用意して、そこに切手を貼りつけたものです。切手がたくさんあり、料金計算が大変な場合は台紙に貼り付けておけば計算もしやすくなりますし、郵便窓口で一枚ずつ数えて計算してもらう手間も省けますので、大変便利です。
特に少額切手ばかりが大量にある場合にはオススメの方法ですよ。
台紙貼り切手は、料金別納で利用することが可能ですので、ゆうパックで荷物を送りたい時の支払いなどに使用することができます。台紙はどんなものでもOKですが、合計金額や枚数がわかるように明記しておきましょう。
ただし、代金引換郵便の場合の商品代金はバラの切手でも台紙貼り切手でも支払いはできません。これは、商品代金は「郵便料金」ではなく、「商品そのものの代金」だからです。
商品代金は郵便物の差出人に送金するお金ですので、現金での支払いとなります。間違えて切手を使用することのないようにご注意ください。
更に郵便ではなく、書籍や雑誌・カタログなどを安く送ることができるゆうメールについてや、切手を郵便局以外でも購入できる場所については以下の記事で詳しく紹介しているので、是非参考にしてください。
まとめ
はがきや切手は、現金と同じ価値があるものです。せっかく購入したのですから、使用しないからとそのままにしておくのはとてももったいないですよね。
引き出しの中に使用されることのない切手やはがき、年賀状などのくじ付きはがきがあるならば、郵便局で使用できるものに交換したり、荷物の発送などに利用して、無駄のない使い方をしたいものですね。
損したくないなら読むべき記事!
当サイト厳選人気記事