クロネコDM便 遅い

ウィーちゃんウィーちゃん

博士ー!クロネコヤマトのDM便が遅いって不評みたいだけど、そんなに遅いの??

マネーの博士マネーの博士

実際に遅いという噂はあるが、宅急便はすぐ届くイメージがあるからDM便も同じように届くと思ってしまうのも原因の一つかもしれないね。

ウィーちゃんウィーちゃん

ニャるほど!じゃあ通常の郵便を使った方が良いのかニャぁ??

マネーの博士マネーの博士

そうでもないんじゃよ。クロネコDM便について詳しく説明しようじゃないか!

クロネコヤマトが「クロネコメール便」を廃止してから、その代わりとなるサービス「クロネコDM便」が2015年4月よりスタートし、今ではその名もかなり知れ渡るようになりましたね。クロネコメール便と大きく違うのは、個人のお客様で特に少数の発送は利用ができないということでしょう。

しかし、クロネコDM便は届けられる日数がかかり到着が遅いことが、利用者のあいだで問題となっているようです。そこで今回は、クロネコDM便について詳しく検証していき、なぜ到着が遅いのか、どれくらい日数がかかるのかをまとめてみました。

スポンサーリンク

クロネコのDM便とは

クロネコDM便 遅い

「クロネコDM便」は、全国どこでもカタログやパンフレットといった販促物を送ることができる投函サービスで、受領印を押さなくてもいいというものです。クロネコヤマトと大口契約を交わした企業や各種団体、個人事業主が利用することができます。クロネコメール便とは違い、個人での利用はできません。

そして料金は一律ではなく、利用する数量や届け先によって違い、契約ごとに設定される仕組みになっていて、その上限は 164円とされています。利用条件によってはかなり安くなることもあるようですので、大量にカタログなどを発送する際は安くなる条件を尋ねておくといいでしょう。

なぜクロネコメール便が廃止されたの?

クロネコメール便が廃止されたのは、個人のお客様が【信書】を送ってしまい、送った側も受け取る側も法律に違反してしまうという事態が起こるからです。信書とは、総務省により

「特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、又は事実を通知する文書」と郵便法及び信書便法に規定されています。

出典:総務省 信書のガイドライン

というように決められたものです。その細かい内容は、

  • 書状(手紙)など
  • 請求書/納品書/領収書/見積書/願書/申請書/契約書/承諾書/注文書など
  • 診療報酬明細書等/推薦書/年金に関する通知書/確定申告書など
  • 結婚式等の招待状など
  • 業務報告書/給与支払報告書/給与支払明細書/履歴書など/免許証/認定書(カード型も含む)/表彰状など
  • 印鑑証明書/納税証明書/戸籍謄本/住民票の写し/健康保険証/登記簿謄本/車検証など
  • 産業廃棄物管理票など
  • 保険証券/振込証明書/輸出証明書/健康診断結果通知書など
  • 消防設備点検表/調査報告書/検査成績票/商品品質証明書など
  • ダイレクトメール(文書に受取人の名前などが書かれているもの)など

 

このようになっており、メール便で送ることのできないものが送られてしまうことのないように、法人・団体・個人事業主の大口契約しか送ることができないようになっています。また、個人でも利用することはできますが、中身の確認が必要となってきます。

ウィーちゃんウィーちゃん

クロネコDMは個人では送ることができないから注意しよう!

クロネコDM便は保障がない!

クロネコDM便では、配達が遅れたり紛失・破損した場合の中身の補償はされていません。そのため、個人情報や大切な書類などがDM便で送られてしまうと、事故があった時に大変なことになってしまいます。

どういう理由もあり、信書は送ることができないのです。ただし、紛失・破損した場合は、運賃の返金や代替品を無償で発送するなどの対処はしてくれます。

クロネコヤマトで荷物などを発送するときには、持っていくよりも集荷を依頼した方が楽ですよね。ヤマトの集荷について下記の記事で詳しく書いています。

クロネコDM便が遅い理由

クロネコDM便 遅い

冒頭でも申した通り、クロネコDM便は発送から到着までが遅いという問題があります。それには一体どういう理由があるのでしょうか?

人員不足とエリア範囲

大きな問題として、配達する人員が少ないことが挙げられます。実際、クロネコヤマトの配達する人員が少ないために外注に出さなければ配達しきれない現状にあります。

その影響もあり、2017年秋より27年ぶりの値上げする方針であることが発表されました。これは個人だけでなく、大口契約している企業にも影響が出るようです。2017年3月現在では、まだ大口契約企業と交渉中であるとのことです。そして、問題はもう一つ。

宅配便の場合は通常の場合エリアが決まっていて、そのエリア内の荷物を運ぶというシステムですが、クロネコDM便の場合、そのエリア範囲が非常に広いことにあります。そうしたことから、結果どうしても到着が遅くなってしまうということです。

配達までにかかる日数

クロネコDM便でかかる日数は、

  • 400km圏内/翌々日
  • 400km圏以上/発送日を含む 4日以内

※一部の地域を除きます。

スポンサーリンク

 

となっていますが、上記の内容から考えると同じ東京都内に発送する場合でも 3日くらいかかるとみておくといいでしょう。クロネコメール便の時に速達サービスがオプションでありましたが、クロネコDM便にはありませんので、それなりにかかる日数を逆算して発送したほうがよさそうですね。

どうしても早く届けたい場合には、クロネコヤマトの当日便という方法もあります。詳しくはクロネコヤマトの当日便が便利!当日に届けてもらいたい人は必見!で書いています。

マネーの博士マネーの博士

このご時世に届くのが数日以上かかってしまうなら、考えもののサービスじゃのぉ。。

改善を期待しよう!

DM便と郵便ならどっちがオススメ?

クロネコDM便 遅い

それではクロネコと郵便ならどちらがいいのでしょうか。それぞれの、メール便にかわって出した「新サービス」を配達日数やそれ以外の項目も含めて、比較してみましょう。

ヤマト運輸
クロネコDM便
日本郵便
スマートレター
日本郵便
ゆうパケット
日本郵便
レターパックライト
契約できる対象法人・各種団体・個人事業主(個人でも契約可能)指定はなく誰でも利用できます企業などの指定はないが、大口で利用する人指定はなく誰でも利用できます
料金全国一律料金

条件で価格を決定(80円台から、最大164円とする)

全国一律180円
(税込み)
全国一律料金

※厚みにより価格が異なる

1cm=250円

2cm=300円

3cm=350円

全国一律360円
(税込み)
サイズ三辺の合計が60cm以内

(最長一辺が34cm以内)
厚さ2cm以内

25cm×17cm
(A5ファイルサイズ)厚さ2cmまで
三辺の合計が60cm以内
(最長一辺34cm以内)厚さ1~3cm以内
34cm×24.8cm
(A4サイズ)
厚さ3cmまで
重さ1kg以下1kgまで1kg以下4kgまで
発送方法ドライバーによる集荷

直営店への持ち込み

※ただしコンビニは不可

・専用封筒の購入が必要
(郵便局やコンビニなどの切手類販売所(一部除く)、「切手SHOP」で購入可能)・郵便局窓口へ持ち込みまたはポストに投函
郵便局への持ち込み

郵便ポストへの投函

・レターパックを購入

(郵便局やコンビニなどの切手類販売所(一部除く)で購入可能)

・郵便局への持ち込みまたは郵便ポストへの投函

(一部ポストに入らない場合がある)

配達方法ポストや荷物受け、新聞受けなどに投函または配達配達先の郵便受け箱に配達ポストや荷物受け、新聞受けなどに投函または配達

※ポストに入らない場合は対面にて渡す

受取人の郵便受け箱(ポスト)に配達
到着の目安400km圏内は翌々日

400km圏以上は発送より4日

通常は翌日

場所により翌々日

翌日から翌々日

場所により数日かかります

翌日から翌々日
追跡サービスあり

※発送から到着までの追跡情報を確認できます

なしあり

※発送から到着までの追跡情報が確認できます

あり

※発送から到着までの追跡情報が確認できます

信書の取扱できませんできますできませんできます
損害賠償なし

※ただし、紛失・破損の場合、料金の返金または無償発送をします

なしなしなし
その他・現金、貴金属などの貴重品及び危険物などは扱えません

・速達などのオプションはつけられません
・日曜日および休日の配達はできません

・日曜、休日も含めて毎日配達

・現金、貴金属などの貴重品および危険物などは扱えません

・現金および危険物などは扱えません

 

以上4種類を比較してみました。料金で見ていくと、クロネコDM便の方が安く済みそうですね。しかし、契約しておくことが前提であることと、厚さが2cm以内なので送ることができる中身が限られてきそうです。

発送から到着までは、やはり郵便の方が早く届くようですね。比較から参考にできるのは、クロネコにするか郵便にするか、送りたいものによって発送方法を変えるようにした方が良さそうですよ。

クロネコDM便の代わりになるかも!?と思える郵便局のサービスがゆうメールです。ゆうメールについては下記の記事で詳しく書いています。

まとめ

クロネコDM便についていろいろ見てきましたが、いかがでしたでしょうか?到着は郵便に比べて遅いですが、料金はクロネコDM便の方がお得とわかりました。

ただし、事故や紛失などの補償がありませんので、送りたいものによってその発送方法をかえるようにした方がいいでしょう。最後に、クロネコDM便での信書の発送は法律で禁止されていますので、絶対に送らないようにしてくださいね。

スポンサーリンク
記事を書いた人
博士

マネーストアの管理人であるワシは、節約やポイント還元が大好きなんじゃよ。もちろん得することが大事じゃが、損をしないことが最も大事だと考えておる。ぜひ当サイトを参考に、少しでも豊かになることを祈っておるぞ。