Suicaずっと使っていないから解約して返却したいニャ。
そうか。お財布の中はスッキリさせておいた方がいいからのう。
でも、損しない方法が知りたいんだけど・・・。
そういうことならワシに任せなさい!
Suicaを持っているものの、生活の変化などで使わなくなってしまった。そんな時には解約を考えるかもしれません。
最初にデポジットを払っているからその分戻ってくるの?解約と返却で手数料がかかるの?など心配なこともでてきますよね。
今日はその不安を一挙に解消していきます!
記事の目次
Suicaの解約・返却は手数料がかかる!
ただSuicaを解約・返却するだけだから、とくに手数料がかからないのでは?と思っていませんか?実は、場合によっては手数料が発生してその分を差し引かれてしまうのです。
その場合の手数料は220円。安いものならおにぎりと飲み物が買えてしまう金額ですよね・・・。実にもったいないです。Suicaを返却する時の払戻額は次のように計算されます。
例えば、800円残高が残っていた場合には、(800-220)+500=1,080円となります。単純に手数料がかからない場合と比較すると、800円+500円=1,300円ということになりますので、手数料の220円分損していることになりますね。
また、残高が500円以下の場合にはデポジット分の500円のみ返金で、残高の分はプラスされません。ということは、500円ちょうど残っている時が一番損!ということになるでしょう。
さて、ここで疑問が生じてくるかもしれません。0円の時はどうなるのかという疑問です。ここに損をしないで解約と返却をするコツがあります。
解約するのに手数料を支払うのは嫌だよね!
そんな時のとっておきの方法があるんだって!
残高を使い切れば手数料は無料になる!
残高が0円の時には、デポジットである500円がそのまま返ってきます。特にそこから手数料を差し引かれるということはありません。
つまり、手数料が無料ということになるんです!残高が微妙に残っているけれど解約したいという時には、使い切るように心がけましょう。
電子マネー全般にいえることですが、電子マネーでコンビニなどで支払いをして残額不足になったときにはたいてい現金で残りを支払うことができます。
もし中途半端にお金が残っていた場合には、駅のコンビニや街のコンビニなど電子マネーの使える場所で使い切るのがおすすめです!
関西でよく利用されているICOCAの払い戻し方法や買い方については、以下の記事で詳しく書いていますのでぜひ参考にしてみてください。
Suicaを解約する時の払い戻し方法
いざ解約するとなったときにどこで手続きをしたらよいのか分からない、ということは意外とよくあるもの。Suicaを手に入れるのは簡単ですが、解約や返却のやり方は意外と知られていないかもしれません。
では、種類ごとにその方法を見ていきましょう。
Suica定期券
まずは、定期券の部分を払戻ししてもらいます。みどりの窓口に公的証明書(免許証など)を持っていきましょう。解約ができると、定期券ではなく記名式Suicaとして使えるようになります。
戻ってくる金額は、定期券の払戻し金額から手数料の220円を引いたものとなりますが、チャージしてある金額についてはそのままキープされますので安心してくださいね。
カードそのものを返却したい場合には、デポジットの500円も戻ってきます。定期券の有効期限が過ぎている場合は記名式のMy Suicaと同じ扱いになりますので、そちらもご覧ください♪
My Suica
残高があってもなくても払戻しというのはシステム上できますが、損をしてしまいますので「残高0円」にしたSuicaをみどりの窓口に持っていきます。
記名式のSuicaなので、本人確認のために公的証明書(免許証など)が必要です。忘れないように気を付けてくださいね。みどりの窓口で本人確認をしたら残高や手数料・デポジットを精算して、カードを返却することができます。
無記名のSuicaカード
無記名のものも、みどりの窓口などで返却することができます。なお、本人確認は必要ありません。
モバイルSuica
モバイルSuicaの退会(解約)は、携帯・スマホ・PCなどから簡単にできますよ。
それぞれの退会方法を解説していきますね!
携帯の場合
携帯の場合も、アプリから退会処理ができます。手順は以下の通りです。
- アプリを起動
- トップメニュー内の会員メニューを選ぶ
- 退会を選択
- 画面に表示された内容に同意して先に進む
- 画面に従って進み、払戻しのお金を振り込む口座の情報を登録
- 画面の内容を確認して「退会する」を選ぶ
スマホの場合
スマホの場合、アプリで退会処理ができます。手順は以下の通りです。
- アプリを起動
- 会員メニューから退会を選ぶ
- 払戻額などを確認して、画面の指示に従って進めば退会可能
(携帯の場合と同様、退会手続き後に払戻しのお金を振り込んでもらう口座を登録する必要がありますので、口座の情報がわかるものを用意しておきましょう。)
PCの場合
PCでは、公式サイトから退会処理をします。手順は以下の通りです。
- モバイルSuicaの公式サイトにアクセス
- 会員メニューから「退会」をクリック
あとは、画面の指示に従い、払戻金の確認と振込先口座を登録します。基本的な流れは携帯・スマホと同じです。
モバイルSuicaの解約では手数料220円!
モバイルSuicaを解約する場合には、カードのタイプのSuicaのようにデポジットがないので、当然解約の時にもデポジットは戻りません。残高から手数料220円が引かれるという風に思っておけば大丈夫です。
JR東日本以外のものは発行元で!
Suicaにバスの定期券がついているものは、バスの営業所に問い合わせて解約・払い戻しをしましょう。
同様に、Suica対応エリアで使えるICOCAやPASMOなどの他のICカードも発行元でしか払戻しができないので注意してくださいね。
Suicaを紛失してしまったり再発行したい場合の対処法は、Suicaを紛失してしまった時の再発行手続き方法の記事で詳しく書いていますので、ぜひ参考にしてください。
チャージしすぎたお金を払い戻す方法
チャージするときに間違えて1万円など高額紙幣をチャージしてしまった!という時はあわてないでください。条件はありますが、ちゃんと間違えずに対応すれば普通に払戻しをしてもらえます。
- チャージした当日であること(みどりの窓口などが閉まっている時間だった場合には翌日でもOK)
- チャージしてから電子マネー部分を使っていないこと
この二つがポイントです。間違えてたくさんチャージしてしまったら、使わずに窓口に持っていってくださいね。
もしお金を使ってしまった後なら、コンビニや最近ではスーパーなどでも使える場所が増えましたので日常生活の中で使いきるのがおすすめです。一応解約して払戻すこともできますが、先ほど説明したように220円という手数料がかかってしまい損だからです。まとめると、
- 使わないで窓口に当日中に(深夜なら翌日中に)申告
- 使ってしまったら、そのまま使いきる
この二つが選択肢です。電子マネーが一般化した今の時代でも現金しか使えない場面もありますから、ミスでの高額チャージには十分気を付けましょう!
Suicaへチャージできる場所や、残高確認の方法を以下の記事で更に詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
SuicaもモバイルSuicaも解約や返却自体はそれほど面倒な手続きはありません。しかし、一点だけ覚えておいてほしいことがあります。必ず使い切ってから返却すること。これだけ覚えておけば損をすることはありません。
カードの場合はみどりの窓口、モバイルの場合には携帯・スマホならアプリ、PCなら公式サイトから手続きができます。定期や記名式のものをみどりの窓口に持ち込むときには本人確認用に免許証などの身分証が必要です。忘れずに持参してくださいね。
もし、お財布の整理などで解約・返却を考えたら必ず1円まで使いきってから返すこと。これが解約で損をしないただ一つのコツです!