ヤバイ!!ゆうちょの通帳を紛失したかもしれないニャ!
それはいかん!すぐに手続きと再発行をしないといけないぞ!
ゆうちょ銀行に行こうとして通帳を探してみると、「あれ?ない!?」と通帳が見当たらず焦っていませんか?すぐに見つかればいいのですが、そのまま見つからずにいた場合はどうすればいいのでしょうか。
それにゆうちょ銀行が開いている時間になかなか行くことができないので、通帳の発行がなく、インターネットなどで管理ができればとても楽なのに…。そこで、ゆうちょ銀行の通帳を無くしてしまった時の対処法や、ゆうちょをもっと便利につかうことができる方法をご紹介しますね。
記事の目次
ゆうちょ銀行の通帳を紛失!そんな時の対処法
ゆうちょ銀行の通帳を無くしてしまった時は、通帳での取引をストップさせる必要があります。通帳を利用して第三者がお金を引き出してしまうかもしれません。
まずは無くした通帳のキャッシュカードがあるかどうかを調べてください。キャッシュカードも一緒に無くした場合は、そのことも銀行に報告します。キャッシュカードの有無が確認できたら、慌てずに次の行動に移りましょう!ここから、どう対処していけばよいのか解説していきますね♪
電話で連絡をする
近くのゆうちょ銀行か郵便局の貯金窓口、またはカード紛失センターに連絡をしましょう。
『カード紛失センター』電話番号
0120 (794) 889(通話料は無料)
海外から電話をする場合
+81 45-279-6201(通話料は有料)
携帯電話やPHSなどからも電話ができて、通話料は無料です。ただし、IP電話など一部利用することができない場合がありますので注意してください。受付は年中無休ですし24時間対応してくれますので、紛失したことに気付いた時点ですぐに連絡をすることができます。
この時に氏名や住所、届けの出している電話番号などを聞かれますので、正確に答えられるようにしてください。本人が電話できない場合は代理の方でも構いません。とにかく先に連絡をしておくことが大切です。
また、聴覚障がいや言語障がいがあるなど、電話での連絡が難しい方のために専用相談窓口がありますので、インターネットができる環境でしたらこちらから相談することが可能です。
自宅以外で紛失した場合
自宅ではなく外出先などで紛失した、または紛失した可能性がある場合は、ゆうちょ銀行に紛失の連絡をした後に警察に行き「遺失届」を出しておきましょう。交番に落し物として届いている可能性もあります。盗難である可能性があるときは「被害届」を警察署(交番)に届けましょう。
特に通帳と共にキャッシュカードを紛失している場合、それらを利用して現金を引き出されてしまう可能性があります。届けを提出しておくことで警察がしっかりと対応してくれますよ。書類を提出したときに「受理番号」を発行してもらえます。
この番号は悪質な被害にあったときの証拠として必要なものになりますので、無くさないように大切に保管しておくようにしましょう。
多機能付きキャッシュカードも紛失した場合
通帳と一緒に『ゆうちょICキャッシュカード Suica』や『ゆうちょEdy搭載キャッシュカード』といった多機能付きキャッシュカードも無くしてしまった時は、『ゆうちょICキャッシュカード Suica』は「JR(東日本旅客鉄道(株))」へ、『ゆうちょEdy搭載キャッシュカード』は「楽天 Edyカード」へ、それぞれ連絡する必要があります。
『ゆうちょICキャッシュカード Suica』→「JR(東日本旅客鉄道(株))」
Suicaを取り扱いしている最寄りの駅の窓口に連絡をして、紛失届を提出する。
『ゆうちょEdy搭載キャッシュカード』→「楽天 Edyカード」
【紛失・盗難専用ダイヤル】
0120 (86) 6910(通話料無料)年中無休/24時間対応
上記のフリーダイヤルを利用できないときは、
(一部のIP電話など)092 (474) 9256(有料)年中無休/24時間対応
Edy機能を搭載している場合、第三者によって不正なチャージをされないように「チャージサービス利用停止」の手続きをおこなってください。
※ゆうちょEdy搭載キャッシュカードについては、2010年2月26日を以て発行を終了しています。現在持っているEdy搭載キャッシュカードは現在もそのまま利用すことはできますよ。
ここまでで紛失した時の対処法はわかったかな?続いて再発行の手続きに入っていくぞ!
通帳を再発行する方法
通帳が無くなってしまった場合、通帳の再発行をしてもらわなくてはなりません。通帳の再発行は、ゆうちょ銀行か郵便局の貯金窓口が開いている時間帯に直接行きます。
再発行の手続きは本人が行く場合と、本人の代理人が行く場合とで必要なものが変わりますので、それぞれに分けてご説明していきますね。
本人が手続きをする場合
本人が再発行の手続きをおこなう場合に必要な持ち物は、
- 届け印
- 本人確認書類(免許証やマイナンバーカードなど住所の記載があるもの)
- キャッシュカード(無くしたのが通帳のみの場合)
通帳の再発行には手数料はかかりません。ただし、キャッシュカードも一緒に紛失してしまった場合は、1,030円のキャッシュカード発行手数料がかかります。Suica機能が付いていたりEdy電子マネー機能が付いている場合の通帳の紛失も、上記と同じように届け出が必要です。
※通帳のみの紛失の場合は、「JR東日本」や「楽天Edy」への届出や連絡の必要はありませんし、再発行届けの必要もありません。
※「ゆうちょICキャッシュカードSuica」を再発行する場合は、「JR(東日本旅客鉄道(株))」との【個人情報の共同利用に関する同意書】が必要になりますので、取りに行くようにしましょう。なお、 代理の人に手続きをお願いしたい場合は、それとは別に委任状が必要になりますよ。
代理人が手続きをする場合
通帳を紛失して再発行をする時に本人の都合が悪い場合には、代理の人が通帳の再発行をすることができます。ただし、手続するときは、以下のものを持参するようにしてください。
- 本人の届け印・本人の確認書類(免許証やマイナンバーカードなど住所の記載があるもので顔写真の付いているもの)
- 本人のキャッシュカード(無くしたのが通帳のみの場合)
- 代理人の本人確認書類(免許証など住所の記載のあるもの)
- 代理人の印章
- 委任状(※)
上記の書類が必要になります。代理の人が手続きに行く場合持ち物が多くなりますが、忘れ物のないようにしっかりとチェックしてから届けに行くようにしましょう。
※代理人に委任した内容が書かれている【委任状】が必要になります。なお、委任状については本人が自筆するようにしてください。
通帳が見つかった時の手続き
通帳を無くしたときに連絡したところに再度連絡をして、見つかったことを報告してください。届け出を解除することで、各手続きの必要が無くなり今まで通り使用できるようになる場合もあります。
また、代理の人が届け出を解除する場合も委任状が必要になります。これで通帳の再発行や、見つかった時の対処法がわかりましたよね。しかし、今では通帳をわざわざ発行しなくても、インターネットで全て完結してしまう時代です。ゆうちょ銀行も通帳を発行せずにインターネットが通帳代わりになっているサービスがあります。
ネット環境があるのであれば、通帳の記帳などもわざわざ行かなくて済むので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
今では通帳が必要ないゆうちょダイレクトプラスもアリ!
通帳があると、無くしてしまった時の手続きが結構大変ですよね。営業時間に行くことが難しかったり、自分では行けない場合は代理人を立てなければならないし…。そんな時は『ゆうちょダイレクトプラス』にするという手もあるんですよ。
「ゆうちょダイレクトプラスって一体なに?」
と思っている人も多いかもしれませんが、実はゆうちょ銀行にあるすごく便利なサービスなんですよ♪
ゆうちょダイレクトプラスとは?
『ゆうちょダイレクトプラス』は、通帳を発行せずにパソコンやスマートフォンなどを使って「ゆうちょダイレクト」のサイトにアクセスし、入出金明細や残高照会をおこなうことができるサービスです。
『ゆうちょダイレクトプラス』にすると、色んなメリットがありますので、そちらを紹介していきますね。
時間を気にせずいつでも利用!
『ゆうちょダイレクトプラス』にすると、窓口の閉まっている時間やATM利用できない時間でもオンラインで取引することができます。通帳の記載や通帳の繰り越しがなく、入出金明細は15か月分いつでもネット上で確認することができますよ。
土曜日や日曜・祝祭日でも利用することができますので、平日にお仕事をしている人や育児で手の離せない人には大変便利なサービスですよね。
場所を問わず利用!
パソコンやスマートフォンなどで取引をしますので、インターネットにつながる環境ならばどんな場所でも取引が可能です。わざわざ郵便局やゆうちょ銀行に行かなくてもいいので、とても楽ですね。
新規口座開設する場合
ゆうちょ銀行の公式サイトから『ゆうちょダイレクトプラス』に関する資料を請求できますので、送ってもらったら必要事項を記入し、返送します。この時、届けたい印鑑を押印することと、本人確認書類が必要になりますので資料に書いてある指示通り準備をして同封するようにしてくださいね。
約2週間前後でキャッシュカードと利用案内が届きますので、「ゆうちょダイレクト」から初回ログインをして必要事項を入力して登録を完了させてください。
ゆうちょ銀行の口座間の送金は即時入金!
「ゆうちょダイレクト」を利用して電信振替をすると、ゆうちょ銀行の口座へ即時入金してくれますので、翌日振替にはなりません。窓口での手続きですと、時間によっては翌日となってしまうことがありますので、このシステムは大変ありがたいですね。
セキュリティもバッチリ!
送金などの手続きの時に安全に取り引きができるように、万全のセキュリティ・安全対策をおこなっています。お金を預けるところなので、セキュリティがしっかりしているかはとても気になる所ですよね。
ゆうちょ銀行では、以下のようなセキュリティ対策をしています。
- ワンタイムパスワード
- トークンによるワンタイムパスワード認証
- メールによるワンタイムパスワード認証
- 不正送金対策ソフト「PhishWall(フィッシュウォール)プレミアム」導入
- 取扱確認メールの送信
- リスクベース認証
- 個体識別番号の登録
- デジタル署名によるメール改ざんの防止
- 通信内容の暗号化(TLS方式推奨)
- EV SSLサーバー証明書
- ソフトウェアキーボード
- 自動タイムアウト
- 利用停止・利用停止解除
- フィッシングサイトの迅速な閉鎖
- トロイの木馬対策
上記のようなセキュリティ・安全対策をおこなっていますので、「なりすまし」や「ウイルス」「キーロガー」「フィッシング詐欺」「盗聴」などの金融犯罪を防ぐことが可能になってきています。これだけの対策をおこなっていれば、オンライン取引でも安心できそうですね。
ネット環境があるなら、ゆうちょダイレクトプラスにすることをおすすめするぞ!通帳の管理もなくて、非常に便利じゃ!
ゆうちょダイレクトプラスのデメリット
通帳の発行がなく、インターネットで取り引きできる便利なサービス『ゆうちょダイレクトプラス』ですが、それなりのデメリットもあります。
メリットの多いゆうちょダイレクトプラスですが、デメリットもしっかりと把握してから自分に合うものなのか?便利なのかを納得してみてからでも遅くはありませんよ。
入出金の履歴が限られている
通帳があると何年も前の入出金の様子が一目でわかりますが、『ゆうちょダイレクトプラス』ですと入出金明細の閲覧可能期間は「15か月」ですので、それ以前の明細を見ることはできません。
もし、入出金明細を保管しておきたい場合は、何か月かごとに明細をプリントアウトしておく必要があります。
ネット環境が整っていないと利用できない
オンラインでの入出金管理ですから、インターネットの環境が整っていないと利用することはできません。現代においては電波の入らない場所が少ないためこういった事態は起こりにくいのですが、万が一ネット回線が正常に働かない場合には取り引きがおこなえないということもありえますね。
通帳に戻したい時はゆうちょ銀行で手続き
もし『ゆうちょダイレクトプラス』から通帳取引にしたい場合は、直接お近くのゆうちょ銀行か郵便局の貯金窓口に行かなくてはなりません。『ゆうちょダイレクトプラス』の申し込みはインターネット上でできますが、通帳にするためには営業時間内に足を運ぶ必要があります。
ちょっとしたデメリットはあるけど、1年以上の履歴が見れたら充分だよね!
慣れないと見づらいとかはあるかもしれないけど…。
まとめ
今は通帳がなくてもキャッシュカードで入出金ができてしまうので、毎回通帳を持ち出すことがなくどこに置いたかわからなくなってしまう人も多いのではないでしょうか?通帳を紛失していることにさえ気付いていない人も多そうです。
紛失をしてしまうと再発行の手続きに手間がかかるということから、「無通帳」である『ゆうちょダイレクトプラス』もご紹介しましたが、その便利さとセキュリティや安全性への対策には驚きでしたよね。
インターネット上でお金を管理することのメリットやデメリットをしっかりと踏まえたうえで、自分に合ったお金の管理方法を選んでいきましょう!