ヤバイにゃーーー!今日中に届けないといけない手紙が…
近くならまだ何とかなるかもしれないぞ。速達は当日に配達してくれることもあるのじゃよ。
そうニャの!?!?早速出してくるー!
「ヤバイッ!急いで出さなきゃ!」
急ぎの資料や情報、荷物などを早く郵送したい時に『速達』で送れば、相手に早く届けてもらうことができますので、とても便利でありがたいシステムですよね。
しかし、同じ速達でも当日届くのと翌日に届くものがあります。中には速達と書いてあっても届いた日が翌々日というものも…。これにはいったいどういう違いがあるのでしょう?何か特別な送り方があるのでしょうか?
そこで、速達で当日に届けることができる範囲と、ポストに投函、または郵便局に直接出す時間帯について詳しくまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
記事の目次
速達で当日に届く範囲
郵便物はお預かりした郵便局の場所からお届けする場所の距離がどれくらいであるかによって、配達の日数が変わってきます。普通郵便の場合ですと、
- 県内の場合:翌日中
- 県外(本州内)の場合:翌日中
- 県外(その他)の場合(例:東京から九州など):翌日から翌々日
- 北海道-沖縄の場合:翌々日
というように、距離が離れるとその分日数がかかります。その理由は、郵便物を各地の支局から一旦各地の本局に集められて仕分けをし、それぞれの都道府県にある本局に向けてトラックや飛行機などで配送するため、距離が長ければ長いほど日にちがかかるということなのです。
ということは、届けてもらいたい場所が同市であり、なおかつ速達で出したなら当日に相手先に郵便物が届く。ということなのでしょうか?
郵便局は当日に届けるとは公にしていない
実は、郵便局では「当日にお届けします」とは公にしてはいません。郵便局で取り扱われる速達のお届けにかかる時間及び日数は、基本以下の通りとなっています。
- 県内の場合:翌日午前中
- 県外(本州内)の場合:翌日午前中
- 県外(その他)の場合(例:東京から九州など):翌日午前から夕方
- 北海道-沖縄の場合:翌日夕方から翌々日午前
※郵便局のホームページで公開されている「当日に配達」できるオプションは、『当日配達ゆうパック』と『新特急郵便』のみとなっています。
『新特急郵便』は「おおむね午前中の差し出しで、午後5時頃までにスピード配達」してくれるサービスですが、一部の主要都市でしか取扱いしていないことや、利用する際には事前に申し込みをしなければならないこと。
また、定期的に継続して差し出すことが必要となってくるので、どちらかというと企業向けの方法と言えるでしょう。
速達なら当日に届く可能性も高い
郵便局は当日に郵便物を届けるとは明記していませんが、当日に配達してもらう可能性を上げることはできます。「速達」ならば、急いで出したい郵便物やゆうメールをスピーディに届けてくれます。速達で出したい郵便物やゆうメールの表の面には、
出典:郵便局
上の図のように、縦長の郵便物やゆうメールなら表面の右上部に赤い線を、横長の郵便物や荷物なら右側部に赤い線を引きます。
(郵便局の窓口でも速達のしるしを付けてくれますので、窓口で出す場合は赤い線がなくても大丈夫です。)郵便局の窓口に持っていき、料金を計算してもらい支払いをするか、または料金分の切手を貼ってポストへ投函します。
少しでも早く届けたいから速達を使うワケだから、できれば当日に届いた方が嬉しいよね!
当日に届けたければ朝イチには送ろう!
郵便局の窓口に持っていく時間は、朝のなるべく早い時間がいいでしょう。
その理由は、郵便物を収する人が各支局に届けられた郵便物を集めて一旦本局に持っていき、郵便番号ごとに仕分けをして配達できる状態にするため、もし午前9時頃までに仕分けが完了すればそのまま配達に出ることができるからです。
朝イチならば当日に配達される可能性がグンと高くなります。お近くの郵便局が何時から開いているのかを事前に調べておくといいですね。
もちろん当日に届けたいのなら早めの時間が一番じゃが、出すところもポストはあまり良い選択ではないかもしれんよ。
速達を出すならポストよりもゆうゆう窓口で!
速達はポストに投函することももちろん可能ですが、速達で送るときの料金は、郵便物の重さや大きさで変わってきます。もし、貼った切手の料金が間違って少ない料金だったとしたら、速達として届けられません。
その点、郵便局のゆうゆう窓口に直接持っていけば、料金をその時にきちんと計算してもらえますし、速達のしるしも窓口で付けてくれますのでポストに投函するよりもずっと確実で安心ですね。
本局に持っていけば当日届く確率はもっと上がる!
速達をお願いする郵便局は「本局」であると、当日の配達の確立がもっと上がります。
本局に郵便物を直接持っていけば、「各支局から集められた郵便物を本局に収集する」という時間を短縮することができますので、その分早く配達される可能性があるというわけです。
そして、配達先が速達をお願いする郵便局(本局)の管轄内にあると、配達先への距離が短いため早く届けられることになります。(配達先があまりにも遠方である時は、無理をせずお近くの本局に持っていきましょう。)
一つ気を付けたいことは、同じ管轄内でも当日に配達してもらいたい場合は必ず「速達」にすることです。たとえ本局に持って行っても、普通郵便では当日に配達してもらえる確率は下がってしまいます。
料金は速達にする分高くなってしまいますが、そこは当日配達してもらうためです。手を抜かないようにしましょう。念のために、お近くの本局に当日の配達が可能かどうかを事前に問い合わせておくといいでしょう。
これで当日配達の確率がグッと上がるぞ!
土日祝でも速達なら配達してくれる!
昔、郵便局が官公庁であった「日本郵政公社」という名前の時代に、土日祝日がお休みだったことから、今でも郵便局は土日祝日は「お休み」だというイメージが強く残りますが、郵便事業を扱うゆうゆう窓口や本局はしっかりと営業をしています。
特に本局ですと、平日でも土日祝日でも夜間の受け付けを行っていますし、本局のみならず、24時間営業している窓口がほかにもありますので、夜中や明け方に持っていくことも可能ですよ。
配達の方も、普通郵便ですと土日祝日を挟むことにより1~2日出遅れることがありますが、速達で出してあるならば土日祝日にかかわらず早く確実に配達してくれます。(ただし、ほかの「当日に届けられる条件」がそろっていないと、当日に届かない可能性もあります)
しかし中には土日祝日がお休みの郵便局もありますよね。開いている窓口とお休みの窓口の違いは、実は『銀行法』にあるんです。その内容は、
『第二章「業務」(休日及び営業時間)【第一五条】 銀行の休日は、日曜日その他政令で定める日に限る。』
出典:銀行法
とされており、銀行は土日祝日がお休みとなります。
郵便局でも「ゆうちょ銀行」と「かんぽ生命の代理店機能」を中心とした窓口局があり、こちらの営業タイプの郵便局は「銀行」と同じ扱いとなりますので、土日祝日はお休みとなってしまいます。間違えないように注意しましょう。
もしお近くの郵便局がお休みだった場合は、本局に持っていくのが一番確実となります。速達などのオプションを付けた時の料金や封筒サイズごとの料金については、封筒に貼る切手代はいくら必要?サイズ毎にかかる切手代まとめの記事で詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
速達を当日に送るためには出し方にも工夫をしないといけないんだね!
そうなんじゃよ。あくまでも郵便局は当日配達を公表しておらんが、手紙や書類を早く回収してもらうことで当日配達が可能になるかもしれんからのぉ。
まとめ
速達だから「当日に出せば当日に着く」というものではありませんでしたね。
「どうしても当日に配達してもらいたい!」という場合は、色々な小技を使う必要があります。それでは、もう一度おさらいしてみましょう。
- 配達先が「管轄内にある郵便局」であること
(配達までの時間の短縮)
- 速達をお願いする郵便局は「本局」であること
(支局から本局までの配送時間を省く)
- 必ず「速達」にすること
(同じ管轄内であっても「速達」にする)
- 朝イチバンに持っていくこと
(仕分けが早くできれば、当日に配達される確率が上がる)
- 当日の配達が可能かどうかを郵便局に事前に問い合わせておくこと
(念のため、確認しておくのがBESTです。)
今やインターネットでメールやチャットで連絡を容易に取ることができる時代ですが、大切な書類や情報などネットで送ることができないものもありますよね。郵便局の郵送システムを大いに利用して、配達先とのスムーズなやり取りをしていきたいものですね。
損したくないなら読むべき記事!
当サイト厳選人気記事