やっぱり共働きって貯金しやすいものなのかニャ~?
収入が増えるのは確かじゃが、実際のところどうなのか調べてみたぞ!
これは興味深いニャ!!
ウィーちゃんはなぜそれが知りたくなったのか気になるところじゃが・・・。
一人で働くよりも二人の方がもちろん収入全体はアップします。じゃあ、共働きってものすごくたくさん貯金できるんじゃない?と思いますよね。
でも、忙しくなった分外食などにお金を使うことが増えるのも事実。はたして我が家は、収入に見合った貯金ができているのか?と不安になってしまう人も多いんです。今回は共働き世帯が効率よく貯金する方法をまとめましたのでご紹介していきますね。
記事の目次
共働きの貯金は年間どのくらいが普通?
共働きといっても子供の有無、それぞれの収入などが違っていますから、「普通は○円貯金に回している」とははっきりいえません。
でも、入ってくるお金(二人の手取り金額)のどれくらいの割合を貯金に回しているのかということはデータがあります。それに基づいて、共働き世帯の平均的な収入と収入のうちにどれくらいの割合を貯金しているのかということについてまとめました。一般的に、
- 共働きで子供のいない世帯の方が貯蓄に回す割合は高め
- 子供のいる世帯の場合には、未就学児がいる場合には特に貯蓄に回す割合が下がる
- 共働きでも収入が多い分、消費も増え、必ずしもたくさん貯金ができている訳ではない
といわれています。実際のデータに基づいてみていきましょう。
共働きの世帯収入
共働きの場合の世帯収入ですが、平成26年度「全国消費実態調査」という総務省の統計によると
- 共働き世帯の平均月収は49万2,000円
- 共働き世帯の平均手取り額は43万9,000円
となっています。この43万円から生活に必要なお金をひいたものが、貯金できる額ということになります。
消費支出は、直近では、いずれも30万円台前半であり、世帯収入が多いほど多く、共働き・妻フルタイム世帯(2016年で34.9万円)>共働き・子育て世帯(33.8万円)>共働き・妻パートタイム世帯(32.8万円)>専業主婦・子育て世帯(30.3万円)>専業主婦世帯(30.1万円)の順である(図表13)。
引用元:ニッセイ基礎研究所
共働き世帯ということですから、このデータによると消費支出=出ていくお金は、およそ32~33万円です。つまり、単純に考えれば先程の【共働き世帯の平均手取り額は43万9,000円】から差し引けば、10~11万円は貯蓄に回せるということ。しかし、現実的には臨時の支出などでそう上手くはいかないということもあるようです。
特に、共働きで子供を保育園(特に認可外など)に預けているという場合には、子供が未就学児の場合には貯金に回せるお金はかなり少なくなります。奥さんの収入はほとんど子供のためにかかる費用に持っていかれてしまうということだって極端な話とは言えません。
しかし、だからといってどちらかが「働かない」という選択肢をすることは、必ずしもおすすめできません。子供がいる状態で一度仕事をやめた人が条件のよい再就職先を見つけることは今の日本では、ハードルが高くなってしまうからです。
正規雇用で安定した収入があるという場合には、貯金のペースが落ちることは覚悟の上で働き続けた方が、将来的な安定につながるともいえるでしょう。
共働きの貯金と世帯収入の割合
平均の手取り額と貯金可能な金額はわかりましたが、収入によってはまた貯められる額が変わってくるのは当然のこと。我が家の場合は?と気になりますよね。
そこで、世帯収入に対してどれくらい貯金すればよいのか・・・というポイントを解説します。まずは現状ということで、平均のデータを見てみましょう。
- 子供がいない(子供を持たない)世帯・・・18.3%
- 子供が一人の世帯・・・15.6%
- 子供が二人の世帯・・・10.2%
このような数字になっています。少子化が進むのも頷けてしまいますが、やはり子供がいると教育費などを先に取っておかなければいけない、保育園などに預ける、服や消耗品にお金がかかる・・・というところでお金が貯まりにくくなっているのです。
子供がいない世帯の場合
このデータを見る限り、子供がいないうちがお金を貯めるチャンス!ということ。この18.3%という数字を軽々超えられるような貯金が理想ですね。まずは20%を目指してみましょう。その方が後々子供を持った時の心の余裕が全然違いますよ♪
また、一人っ子も必ずしも珍しい存在ということでもなくなり、周囲の「一人はかわいそう」という目もあまりなくなってきました。子供が一人と二人で復職のタイミングも変わってくる可能性がありますし、子供の人数は貯金と深くかかわってきますので、結婚したばかりというご夫婦も子供の人数についてはよく話し合うことをおすすめします。
子供がいる世帯の場合
ちなみにもう子供がいる、という方も諦めないで!保険や携帯電話などの「固定費」などを見直すのがおすすめです。特に保険は満期に解約すると110%を超えるような額が戻ってくる貯金におすすめのタイプもあります。
固定費を見直せば、生活レベルを大きく落とすことなく節約ができます。もちろんざっくりしたものでいいので、家計簿で生活費の見直しも忘れないでくださいね。
携帯料金は格安シムを利用することで圧倒的に利用金額を下げることができます。格安シムを利用するデメリットは、大して大きくありません。主なデメリットは以下の2点だけです。
- 通信速度にムラがある
- LINEのID検索ができない(LINEモバイルなら可能)
通信速度にムラがあると言っても、大した体感速度の変化は感じないですし、LINEのID検索ができない点は、今利用しているLINEを引継ぎすれば、そのままID検索できるようになります。(ID検索ができないのは、新規でLINEアカウントを作った場合のみ)
なので、「節約したい!」と思っているなら格安シムにしていないのは単に「ややこしそう、難しそう」と勝手に想像してしまっているだけです。
通信回線自体は、ドコモやauのものなので、格安シムに換えたとしてもほとんど変化は感じません。感じるのは毎月5,000円前後安くなる携帯料金です。毎月5,000円、年間60,000円の節約は大きくありませんか?10年間で60万円を更に貯めたいなら格安シムです。
ドコモ回線を利用したいなら、LINEモバイルが安定していて利用しやすいでしょう。
auのキャリアを利用しているなら、LINEモバイルは利用できないので、そんな時はよくCMをやっているマイネオが良いでしょう。(通信品質も抜群に良いです。)
その他の節約方法は以下の記事で詳しく書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。
今までよりも更に貯金を加速!効率よく貯金する方法
では、今まで貯金が全然できていなかったという人も、まぁまぁできていたという人もさらにお金を貯めるためにはどうしたらよいのでしょうか?家計を見直すコツをご紹介していきます。
余ったら貯金、はダメゼッタイ!
収入があるほど、「余った分、貯金すればいいんじゃない?」とゆるく考えがちです。本当に余ればそれでいい・・・という訳ではなく、収入と支出をあまり把握していないそのスタイルが問題です。
貯金は必ず「先取り」すること。意志の強さに自信がないという人は簡単に解約できない定期預金などがおすすめです。また老後資金の場合には、60歳や65歳に満期を設定した保険を使って貯めるのが効率的。
途中解約しなければ、かけたお金の110%を超えてお金が戻ってくるものもあります。保険の見直しの相談をするときに、良いものがないかファイナンシャルプランナーの方に相談してみるのがおすすめですよ!
見直すべきは、まずは固定費・教育費
節約するのがわりと見えやすいことから簡単だからといって、突然食費を月1万円に抑えようとしたり、レジャーは一切しない・・・みたいな節約を考えていませんか?
その節約、たぶん続かないでしょう。それよりも、固定費を見直すことが大切です。
- 保険(生命・医療・車)
- 光熱費
- 通信費
このあたりは、まっさきに見直すべきポイントです。電力自由化などもあり、うまく電気料金を電話やガスなどとまとめたりすることで光熱費をじわじわと節約することもできます。保険については、一人であれこれ考えずに専門の方へ相談するのが一番ベストな選択と言えます。
各保険会社の担当だと、話が偏ってしまう可能性が高い(当然ですが…)ので、色んな保険を扱っているところや、大手のところへ相談するのが良いでしょう。
例えば、現在保険の見直しで有名な『じぶん保険』でどういった保険を選べば良いのかをなどの相談だけでも無料でできるので、安心して相談できます。一度面談するなり、今後の保険料の見直しについて話してみるのも良いかもしれませんよ。(今より安い金額で同じ保障なんて事は今の保険だとたくさんあります)
相談されるときは、時間のかからないメールフォームから予約を取るのが良い方法です。
そして、教育費。聖域だと思ってしまう固定観念から、ここの節約に手が付けられないという世帯も少なくないでしょう。教育費にお金をかけるのはダメ!ということではありません。ただ、かけすぎたからといって果たしてそれがお子さんのためになるのか・・・というところには疑問が残ります。
本人のやる気が引き出されるのであれば、塾より安い通信教育ももちろんアリですし、あまり気乗りがしていない習い事は思い切って整理してしまってもよいでしょう。
また、子供の時に自由な時間があることは「無駄」ではありません。遊ぶ時間がないことが必ずしもお子さんのためになるとは限らないからです。今後は学歴だけでなく、人との関係を構築するようなコミュニケーション能力がさらに大切になってくるでしょう。
そのためにも、子供同士で自由に遊んだりなど様々な経験をする時間はきっと将来の役に立ちます。
家計の管理にはお財布の管理がマスト!
ところで、忙しいとやりがちですが、あなたのお財布は散らかっていませんか?NO、ならいいのですが、散らかっている方はまずはお財布の整理をしてみてください。
気を付けたいポイントはレシートです。
家計簿をつける余裕がもしない、ということでも必ずレシートはもらうようにしましょう。そして、その日のうちに目で見て無駄がないかチェックします。その日のうちに感覚的に支出を把握することが大切なのです。
これで「あれ?使っていないはずなのにお金がこれだけしかない」という事態を解消することができるでしょう。
男女の関係の悩みについて以下の記事で詳しく書いていますので、ぜひ読んでみてください。
まとめ
共働きだけれど、意外と貯金が貯まらないというケースは少なくありません。特に子供がいる世帯の場合は教育費などの関係でお金が貯まりにくい傾向にあるようです。
子供がいない世帯なら、まずは手取りの20%を貯金に回すことを目標にしましょう。子供がいる世帯の場合には、平均である約15%は切らないような貯蓄額を目指していきましょう。
ついお金を使ってしまう、という人は先取り貯金がおすすめです。定期預金などの簡単におろせないところにお金を貯めていくのがポイント。自動で引かれるようにすれば間違いありません。
家計が厳しいと感じていたら固定費から見直してみましょう。その上で、食費などのソフト面を整えていくのが無理がなくておすすめです。明るい将来のためにも、今から家計を見つめなおしてみませんか?