クレジットカードとデビットカードの違いって何?
簡単に言うと、支払い方法の違いが大きいぞ。
それ以外にも審査やメリット等、それぞれにあるためよく知っておくことが重要じゃよ。
クレジットカードもデビットカードも、キャッシュレスで支払いができる非常に便利なカードです。
どちらもカードに記載されている国際ブランドのマークがある加盟店であれば支払いが可能なので、普段のお買い物でもカードが大いに活躍してくれます。
「でも、クレジットカードとデビットカードって何が違うのかしら…?」
「自分に合うカードは、一体どちらなんだろう?」
どちらも同じカードのような気がしますし、どちらがいいのか迷ってしまいますよね。
そんなあなたのために、クレジットカードとデビットカードの違いについてわかりやすく解説していきます。
ぜひ参考にして、あなたにピッタリのカードを選択してくださいね。
記事の目次
クレジットカードとデビットカードの違い|比較
まずは簡単にクレジットカードとデビットカードの主な違いを紹介しよう。
クレジットカードもデビットカードも、同じようにキャッシュレスで支払いができるカードであり、両方とも国際ブランドのマークが付いているのが特徴です。
使える場所も、国際ブランドマークのある加盟店であればカード払いが可能なため、違いがないように感じますが、実は下記のような大きな違いがあるのです。
- カードの発行元・申し込み可能な年齢の違い
- 支払い方法・支払い請求のタイミング
- 審査の有無
では、クレジットカードとデビットカードの違いをもっと細かく解説していきましょう。
カードの発行元・申し込み可能な年齢が違う
クレジットカードは、クレジットカード会社が発行しているカード・国際ブランドが直接発行しているプロパーカードなどがありますが、デビットカードは発行元である銀行の口座と直接つなげて口座から支払いができるカードです。
- クレジットカード
⇒クレジットカード会社発行・国際ブランド発行などが発行 - デビットカード
⇒銀行のみ発行
デビットカードの中には銀行と提携して発行しているタカシマヤプラチナカードもあるが、基本的には銀行が直接発行しているカードと思っておくと良いじゃろう。
だから口座残高内の利用に限られるんだね。
また、各カードの申し込みが可能な年齢も下記のように違いがあります。
カードの種類 | 申込み可能年齢 |
---|---|
クレジットカード | 満18歳以上または満20歳以上の成人 ※学生を除く場合あり |
デビットカード | 最少で満15歳以上から申し込み可能 ※中学生を除く場合あり |
デビットカードの申し込み可能な年齢は満15歳以上など、比較的低い年齢から申し込みができるのがクレジットカードとの大きな違いです。
支払い方法・支払い請求のタイミングが違う
一番大きな違いはこの支払い方法じゃろう。
クレジットカードとデビットカードの違いは、支払い方法や利用分を請求するタイミングもあります。
両者にどんな違いがあるのかを下記の表にまとめてみましょう。
クレジットカード | デビットカード | |
---|---|---|
支払い方法 | 後払い | 即時払い |
支払回数 | 1回払い・2回払い・リボ払い・分割払い・ボーナス払いなど選択可能 ※カードによってリボ払い専用など選択できない場合があります。 | 1回払いのみ |
利用可能額 | 利用限度額の範囲内 ※審査の結果によって限度額に違いがあります。 | 指定銀行口座の残高まで ※カードによって利用限度額が決められるものがあります。 |
クレジットカードは1か月のカード利用合計金額を算出し、指定された支払日に請求金額を支払いますので後払いということになりますよね。
しかし、デビットカードは支払いに利用したその時点で銀行口座から支払いが行われますので、『即時1回払い』となります。
つまり、銀行口座に残高が無ければ支払いが行われないということですね。
「クレジットカードだと、つい使いすぎてしまう。」という方には、デビットカードがおすすめです。
カード審査の有無に違いがある
クレジットカードを申し込むと、カード会社や指定信用情報機関で審査が行われます。
過去に借金の延滞や滞納の有無や返済能力を審査して、その審査に通ればクレジットカードの発行ができるというものです。
ところが、デビットカードには発行する際のカード審査はありません。
デビットカードはクレジットの審査がなく、いわゆるブラックリストの人でも発行できるのが大きなメリットと言えるじゃろう。
デビットカードを発行している銀行の口座を持っている満15歳以上の方なら、誰でも申し込みができます。
- クレジットカード⇒カード審査あり
- デビットカード⇒カード審査なし
キャッシュレスも普及してきてるし、審査がないのは嬉しいね!
「キャッシュレスで支払いができるようにしたいけど、審査に通過するか心配…。」という方は、デビットカードを申し込めば審査なしで発行ができますので利用してみるといいでしょう。
デビットカードは、銀行発行のもの以外に『J-Debit(ジェイデビット)』というものがあります。しかし、J-Debitはこちらで解説しているデビットカードとは違うサービスになりますので、こちらではデビットカードに含めません。
少し余談ですが、デビットカードとJ-Debitがどのように違うのかをまとめておきましょう。
クレジットカードの審査についてもっと知っておきたい方は『クレジットカードの審査基準や審査落ちする人の特徴を解説|クレジットカードの審査難易度や間口の広いカードを紹介!』の記事も合わせて参考にしてみてください。
クレジットカードの審査基準や審査落ちする人の特徴を解説|クレジットカードの審査難易度や間口の広いカードを紹介!
J-Debitはどの銀行キャッシュカードでも使えるデビットサービス
J-Debitは、日本電子決済推進機構が日本デビットカード推進協議会を発足してサービスを提供しているデビットカードのサービスであり、下記のように全国のほとんどの金融機関のキャッシュカードを使ってデビット払いができるシステムです。
- 銀行(ゆうちょ銀行含む)
- 信用金庫
- 信用組合
- 労働金庫
- 農協・漁協 など
ほぼ全てのキャッシュカードに対応しているが、誰も知らないのが実情なんじゃよ…。
僕も初めて知った…!
つまり、現在持っている銀行のキャッシュカードがそのままデビットカードのように使えるようになるのです。
ここが、デビットカードとJ-Debitの大きな違いです。
- デビットカード
⇒銀行発行のデビットカードを申し込む - J-Debit
⇒現在持っている銀行のキャッシュカードを利用できる
「今持っているキャッシュカードがそのまま使えるなら、J-Debitの方がいいんじゃない?」と感じるかもしれませんよね。しかし、J-Debitはデビットカードのように国際ブランド加盟店ではなく『J-Debit加盟店舗』でしか使うことができないため、使える場所が非常に少ないのが大きなデメリットです。
たとえば2019年1月現在だと、全国にある大手コンビニエンスストアでJ-Debitの利用はできません。また、イオンなどの大きなショッピングセンターでも一部しか加盟していないのが現状です。
デビットカードは、券面にある国際ブランドの加盟店であれば海外でも使うことができますが、J-Debitは日本国内でしか利用できません。
様々なお店でデビットカードを利用したい方なら、J-Debitは向いていないと言えるでしょう。
クレジットカードを利用するメリットとデメリット
デビットカードと違ってクレジットカードを利用するメリットって何があるんだろう?
ここまででクレジットカードとデビットカードの大きな違いがわかったかと思います。しかし、どちらにどんなメリットやデメリットがあるのか…ということまではわかりませんよね。
それぞれのカードのメリットとデメリットがわかればお得な使い方もできますし、どちらのカードを申し込むべきかもわかってきます。
そこで、ここからはクレジットカードを利用することで得られるメリット、クレジットカードを使うことで発生するデメリットについてまとめていきましょう。
クレジットカードを使うメリット
まずは、クレジットカードを使うことで得られるメリットを簡単にまとめましょう。
- 支払い方法が選択できる
- ポイント還元率デビットカードより高め
- クレヒスが作れる
- 公共料金の支払いが可能
- 各種保険が付帯しているカードがある
- インビテーションが届くカードがある
前章でも少し触れましたが、支払い方法が選択できるのもクレジットカードを利用するメリットのひとつです。
では、最初の『支払い方法が選択できる』から解説していきますね。
クレジットカードなら支払い方法が選択できる
デビットカードと違い、様々な支払い方法が選択できるのは大きなメリットじゃろう。
クレジットカードはデビットカードとは違い、レジで支払いをする際に支払い方法を選択できます。
選択できる支払い方法には、以下のようなものがあります。
- 1回払い(一括払い)
- 2回払い
- リボ払い
- 分割払い
- ボーナス払い
「今日のお買い物の金額が、支払日に支払えるかどうかわからない。」
「今月はカードをよく使ったから1回では支払いきれない。」といった場合に、支払い方法を分割払い・リボ払い・ボーナス払いなどにしたおくことで、1か月の支払いの負担を軽くすることができます。
ただし、セディナカードJiyu!da!のように、クレジットカードの中には『リボ払い専用カード』があります。リボ払い専用の場合は支払い方法を選択できませんので注意する必要があります。
リボ払い専用でも1回で支払いを済ませたい場合は、毎月の支払い設定額を大きめの金額にしておくと、1回の支払いで済ませることも可能です。
このように大きめの設定額にしておくことで、一括払い専用カードとして利用するのもいいですね。
ポイント還元率がデビットカードより高め
クレジットカードの最大のメリットと言えば、ポイントが還元されることです。
商品を購入したときにクレジットカードを利用して支払いをすれば、商品の金額に応じたポイントが付きますので、現金払いよりもお得に商品を購入できます。
- 現金払い:還元率0%
- デビットカード払い:還元率0.2~1%
- クレジットカード払い:還元率0.5~3%等
クレジットカードの方が還元率は高いんだね!
分割払いやリボ払いで手数料が取れる分、クレジットカードの方が還元率を高くしやすいんじゃろう。
貯まったポイントでお買い物をしたり、各クレジットカード会社が行っているサービスを利用することもできますので、ポイント還元率が高ければ高いほどより生活が潤いますよね。
デビットカードを利用することでポイントが付くカードもありますが、クレジットカードほどポイント還元率は高くありません。
ポイント還元率にどれくらいの違いがあるのかは、後の章【審査に不安がなければクレジットカードを選ぶべき理由】の中で詳しく解説しますね。
還元率の高いクレジットカードを知りたい方は『絶対に使いたい高還元率なおすすめクレジットカードランキング|最強カードはコレだ!』の記事も合わせて参考にしてみてください。
クレジットカードならクレヒスが作れる
クレヒス(クレジットヒストリー)とは、クレジットカードやローンなどの契約・取引の履歴のことであり、クレジットカードを作ったり各種ローンを組むときに非常に重要になる情報です。
クレヒスは各種ローンを組む時やクレジットカードを申し込むときにはとても重要なんじゃよ。
信用情報機関が、クレジットカードの利用状況やローンの返済能力・過去の金融事故(延滞・滞納・自己破産など)の情報を管理しています。
クレジットカード会社や金融機関などは、クレジットカードの作成やローンを組むことが可能かどうかをこの情報を元に審査します。
クレジットカードを持っているとクレヒスを作ることができますので、期日を守ってしっかり返済していくことで、家のローンや車のローンを組みやすくなります。
将来的にあなたのステイタスカードとなり、社会的な信用を作り上げることでしょう。
公共料金の支払いが可能
クレジットカードは公共料金の支払いも可能ので、公共料金の支払いでポイントを貯めることができます。
近年では、公共料金の支払いができるデビットカードも増えてきていますが、一部のデビットカードは公共料金の支払いはできません。
数あるデビットカードの中から公共料金の支払いが可能なデビットカードを探すよりも、クレジットカードを選択する方が確実ですね。
各種保険が付帯しているカードがある
クレジットカードの種類にもよりますが、下記のような保険が付帯しているものもあります。
- ショッピング保険
- 国内旅行傷害保険
- 海外旅行傷害保険など
中にはデビットカードにも旅行保険等が付帯しているものもあるが、クレジットカードの方が充実しているものが多いんじゃよ。
保険は重要だもんね。
ショッピング保険が付帯していれば、商品をクレジットカードで購入することで保険が適用されますので、万が一盗難に遭ったり不慮の事故で商品が破損した場合でも補償してくれます。
旅行傷害保険が付帯していれば、旅行先でケガをしたり病気にかかったときでも安心して病院にかかることができますね。
上位カードへのインビテーションが届くカードがある
クレジットカードの中には、カードを使い続けているとゴールドカードやプラチナカードへのインビテーション(招待状)が届くカードがあります。
ステータスカードがもらえるのはある意味で認められた証と言えるじゃろう。
インビテーションが届くと、一般的なカードからゴールドカードへの切り替えができるようになったり、ゴールドカードからプラチナカードへの切り替えが可能になったりします。
クレジットカードの中には、インビテーションが届かないと入会できないゴールドカードも!
ゴールドカードになればステータスが上がり、あなたの生活も潤うことでしょう。
クレジットカードを利用すべきメリットは『クレジットカードを利用するメリットとデメリット|カード払いが圧倒的に便利でお得な理由を解説!』の記事の中で更に詳しく紹介していますので、ぜひ合わせて参考にしてみてください。
クレジットカードのデメリット
逆にクレジットカードを利用するデメリットなんてあるの?
クレジットカードにたくさんのメリットがあるからといって、デメリットがないわけではありません。
事前にデメリットを知っておくことで後のトラブルを回避することもできますので、クレジットカードのデメリットについてもしっかり把握しておきましょう。
まずは、クレジットカードにどんなデメリットがあるのかを下記にまとめます。
- 審査に通らないとカードの発行ができない
- リボ払い・分割払いなどに手数料がかかる
- 金融事故(延滞・滞納など)に注意が必要
- 使いすぎることがある
早速わかりやすく解説していきましょう。
審査に通らないとカードの発行ができない
クレジットカードを申し込むと、まずクレジットカード会社が信用情報機関に情報を提供してもらい、クレジットカードを発行しても大丈夫であるかどうかを審査します。
過去に借金の延滞・滞納・遅延、その他の金融事故がなければ審査に通過しやすいのですが、過去に金融事故があった場合やクレジットカード会社の審査基準に満たない場合は審査に通過できずにクレジットカードの発行ができないことがあります。
審査に不安がある人はクレジットカードがそもそも持てないということが起こるんじゃよ。
クレジットカードを発行するためには、審査を必ず通過しなければならないのが難点です。
リボ払い・分割払いなどに手数料がかかる
高額な商品を購入したときや1回で支払いができそうもない場合、リボ払いや分割払いにすることで数か月に渡って返済していく方法が選択できる。これは確かにクレジットカードの利点です。
しかし、リボ払いや分割払いは手数料がかかります。どのくらいの手数料が発生するのかを下記にまとめてみましょう。
- リボ払い⇒実質年率:15.0%
- 分割払い⇒実質年率:12.0%~15.0%
基本的には一括払いをしたほうが良いよね!
多くのクレジットカードの手数料は、だいたい上記の年率で手数料が発生します。
2019年4月現在のゆうちょ定期貯金の利息が0.01%ですので、比較するとリボ払いや分割払いにかかる手数料の年率がいかに高いかがわかりますね。
しかし、1回で支払いを済ませれば手数料は発生しませんので、できるだけ1回で支払えるようにしましょう。
致し方なくリボ払いや分割払いにした場合は、まとまったお金ができた時にまとめて返済すると、余分な手数料を少なくすることができます。
金融事故に注意が必要
「クレジットカードを使って欲しい商品を購入した!しかし、返済日に金融機関の口座残高が足りなくてクレジットカードの支払いができなかった!」
こういった事態が起こってしまった場合、金融事故となってしまいます。
金融事故とは、借金の延滞・滞納・遅延・自己破産などのことですので、金融事故を起こしてしまうとクレヒスにキズが付くことになります。
クレジットカードの規約の中に『返済日に必ず返済する』といった内容の一文がありますので、その約束を破ったことなります。
参考までに、楽天カードのカード会員規約から『返済方法』に関する内容を以下に抜粋しました。
第12条(返済方法)
カードショッピングの利用代金及び包括信用購入あつせんの手数料(以下「カードショッピングの支払金」といいます。)並びにカードキャッシングの融資金及び利息(以下「カードキャッシングの支払金」といいます。)その他本規約に基づく本会員の当社に対する一切の支払債務(以下これらを総称して「支払債務」といいます。)は、原則として毎月末日に締め切る(以下「締切日」といいます。)ものとし、本会員は、翌月27日(金融機関の営業日でない場合は翌営業日とし、以下「支払日」といいます。)に予め当社又は楽天カードサービス株式会社の指定する金融機関(以下「金融機関」といいます。)と約定した預金口座、証券総合口座又はゆうちょ銀行口座(以下「支払口座」といいます。)から口座振替、収納代行又は自動払込の方法(以下「口座振替等」といいます。)により支払うものとします。
クレジットカードでクレヒスを積み上げていくつもりが、金融事故でクレヒスにキズが付いてしまっては元も子もありません。
約束された返済日に必ず返済できるように、金融機関の口座残高をしっかり確認しておくようにしましょう。
使いすぎることがある
この『使いすぎる』点がクレジットカードを持ちたくない人の大きな理由になっています。クレジットカードは、手元に現金がなくても商品の支払いができてしまうため、つい使いすぎてしまうことがあります。
何だかわかる気がする。。
また、1か月間にどれだけクレジットカードで支払いをしたか把握しておかないと、「思ってた以上にカード払いをしていた!」という事態にもなりかねません。
そのまま放っておくと金融事故につながる危険性があるので、収入と支払いのバランスを考えながらクレジットカードを使わなくてはなりません。
しかし、クレジットカードでいくらの支払いをしたかを手帳や家計簿でしっかり管理していけば、使いすぎを防ぐこともできます。
クレジットカードは上手に使えばポイントも貯まってお得になりますし、クレヒスも作り上げることができます。
デメリットをしっかり理解しておき、上手くクレジットカードと付き合っていきましょう。
デビットカードを利用するメリット・デメリット
デビットカードにもクレジットカードと違ったメリット・デメリットがあるの?
クレジットカードにはたくさんのメリットがあり、その裏にはデメリットもありました。対するデビットカードにも、メリットとデメリットがあります。
デビットカードを利用するメリット
まず最初に、デビットカードのメリットを簡単に下記にまとめましょう。
- カード入会のための審査がない
- 使いすぎてしまう心配がない
- 高校生でも発行可能
ここからは、デビットカードのメリットをもっとわかりやすく解説していきますね。
カード入会のための審査がない
クレジットカードと違って、デビットカードを申し込む際にカード発行のための審査がありません。
そのため、過去に金融事故を起こしたことがある方でもデビットカードの発行が可能です。
クレジットの審査がないのは安心だよね。
デビットカードの発行には、カード発行元の銀行口座があればいいので、審査もなくスムーズにカードの発行ができます。
使いすぎてしまう心配がない
デビットカードの利用上限金額は口座残高ですので、残高以上の支払いはできません。
たとえば、口座残高が100,000円だったとしたら、100,000円以上の支払いができませんので、130,000円の支払いをしようとしても決済不可となります。
残高を気にして利用するから使いすぎる心配がないんじゃよ。
「カード払いだと、ついつい使いすぎて支払いができなくなりそう…。」と感じる方は、デビットカードを持っておけば使いすぎの心配がありませんよ。
デビットカードは高校生でも発行可能
クレジットカードの発行は満18歳以上や満20歳以上の成人など、ある程度の年齢に達していないと申し込みができません。
しかし、デビットカードは最少で満15歳以上から発行が可能なため、高校生でもデビットカードの申し込みができます。
デビットカードなら金融機関の口座残高以上のお金を使うことができませんので、使いすぎる心配もありませんし、お金の管理の仕方をデビットカードで学ぶこともできます。
特にこれからの時代はキャッシュレス社会となりますから、学生のうちからキャッシュレス払いに慣れておくことも必要かもしれませんね。
デビットカードのデメリット
手軽に発行できる上に使い勝手の良いデビットカードですが、その反対のデメリットにはどんなものがあるのかを以下にまとめてみましょう。
- クレヒスが作れない
- インビテーションが届かない
- 支払い方法は1回払いのみ
- ポイント還元率がクレジットカードより低い
では、早速デメリットの内容を詳しく解説しましょう。
デビットカードはクレヒスが作れない
デビットカードはカード発行時に審査がない代わりに、どれだけデビットカードを使ってもクレヒスを作ることができません。
デビットカードってクレヒスが作れないんだ…!
クレジットヒストリーは借金の返済能力があるか、社会的に信用できるかどうかを判断するのに必要な情報ですので、家のローンや車のローンを組むときに参考となるクレヒスがないとローンが組めなくなる可能性があります。
将来「ローンを組んで家を建てたい。」「ローンで車を購入したい。」とお考えなら、今の内からクレジットカードを作る方がいいでしょう。
インビテーションが届かない
デビットカードは、何回利用してもいくら使っても、クレジットカードのようにインビテーションが届くことはありません。
カードを使い続けてもクレヒスが作れず、インビテーションが届いてステータスがアップする…ということもありませんので、今後の生活を考えるならクレジットカードの方がいいかもしれませんね。
支払い方法は1回払いのみ
高額なお買い物をしたときや支払いを小分けにしたい場合は、リボ払いや分割払いを利用すると支払いが楽になりますよね。
しかし、デビットカードの支払い方法は1回の即時払いのみですので、分割にして支払っていくことはできません。
1回の支払いで高額が引き落とされてしまうと、後の支払いに困ることが出てくるかもしれませんので、デビットカードで支払う金額に充分注意が必要ですね。
ポイント還元率がクレジットカードより低い
クレジットカードを持つメリットの中でも少し解説しましたが、ポイント還元率がクレジットカードと比べるとデビットカードの方が低い設定が多いのです。
還元率が低いのは仕方ないのかな…。
中にはクレジットカードと同等のデビットカードもあるが、そう多くはないんじゃよ。
せっかくカードを使って支払いをするのですから、ポイントはガッツリと貯まっていく方がいいですよね。
このように、デビットカードにもメリットがたくさんありますが、カードを使うことのお得さや将来の信用を積み重ねていく上ではクレジットカードの方が使っていく価値があると言えます。
もし、「クレジットカードとデビットカードのどちらを作るか迷っている。」「カード入会の審査に不安はない!」と感じているのなら、クレジットカードを作ることをおすすめします。
その理由を次の章で詳しくまとめていきましょう。
それでも還元率の高いデビットカードが欲しい方は『【還元率で比較】ポイント還元率が高いおすすめデビットカードランキング!年会費別で紹介!』の記事も合わせて参考にしてみてください。
審査に不安がなければデビットカードよりクレジットカードを選ぶべき理由
よほどの理由がない限りは、デビットカードよりもクレジットカードを持つほうがメリットが大きいんじゃよ。
還元率や補償のことも考えると、クレジットカードの方が良いよね!
審査に通過するかどうか不安がないのであれば、クレジットカードを作る方が将来的にも断然良いのです。
その理由を下記にまとめてみましょう。
- ポイント還元率が高いものが多い
- クレヒスを作れるから将来に役立つ
- 充実した保険が付帯しているカードが探せる
- ステイタスがアップする可能性が高くなる
クレジットカードを持つといい理由がズラリと並びましたね。クレジットカードのメリットの中で解説した内容もありますが、最も気になるのは『ポイント還元率が高いものが多い事』ではないでしょうか。
そこで、ポイント還元率がデビットカードと比較してどれくらい高いのかを、次の項目で解説しましょう。
クレジットカードの方がポイント還元率が高い!
前章でも解説した通り、クレジットカードの方がデビットカードよりもポイントの還元率が高いものが多いのです。
では、どれほど違いがあるのかを比較してみましょう。まずは、デビットカードの還元率をデビットカード発行元ごとにまとめました。
デビットカード発行元 | ポイント還元率 |
---|---|
住信SBIネット銀行 | 0.6%~ |
ジャパンネット銀行 | 0.2%~ |
ゆうちょ銀行 | 0.5%~ |
楽天銀行デビットカード | 1%~ |
次に、クレジットカードのポイント還元率を、クレジットカード発行元ごとに表にまとめたものを紹介しましょう。
クレジットカード発行元 | ポイント還元率 |
---|---|
JCBカード W | 1%~ |
三井住友カード デビュープラス | 1% |
楽天カード | 1%~ |
イオンカード | 0.5%~ |
上記の2つの表を比較してみると、クレジットカードのポイント還元率が0.5%から1%であるのに対し、デビットカードのポイント還元率は大きくても0.6%程度となっています。
中にはポイント還元率が1%以上になるデビットカードも、以下のようにあります。
- 楽天銀行デビットカード(VISA・JCB):還元率1%
- ソニー銀行VISAデビットカード:還元率0.5%~2%
しかし、その数は多くありません。ポイント還元率だけを重視して1%の還元があるデビットカードを作っても、その銀行口座を充分に活用できるとは限りませんよね。
それなら、1%以上のポイント還元があるクレジットカードの方が数が多いですので、クレジットカードを探す方があなたに合う1枚を見つけやすくなります。
せっかくカードを使ってお買い物をするのですから、ポイントもガッツリと貯まっていく方がいいですよね。
初めてクレジットカードを持つ人におすすめのカード
クレジットカードの方がポイントもたくさん付きやすく、クレヒスを積み上げておけば各種ローンが組みやすくなりますね。
「でも、クレジットカードは初めて作るし、どんなカードがいいかわからない。」
そんなあなたのために、初めてクレジットカードを持つ方におすすめなカードをご紹介しましょう。
ぜひ参考にして、あなたにピッタリの1枚を見つけてくださいね。
JCBプロパー最大級の還元率!JCBカード W
年会費 | 無料 |
---|---|
申込条件 | 満18歳以上39歳以下(高校生不可) |
基本還元率 | 1%~ |
国際ブランド | JCB |
ETCカード | 無料 |
家族カード | 無料 ※2枚まで発行可能 |
JCBカード Wのメリット
- ポイント還元率がJCB通常カードの2倍!
- 『JCB ORIGINAL SERIES(JCBオリジナルシリーズ)』だからポイントが貯まりやすい
- OkiDokiランド利用でポイントをガッツリ獲得
- ディズニーランド・ディズニーシーのキャンペーンに参加可能
- ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのキャンペーンに参加可能
- 安心の海外旅行傷害保険付帯
初めての方向け!三井住友カード デビュープラス
年会費 | 初年度:無料 2年目以降:1,250円(税抜き) ※1年に1回の利用で翌年度無料 |
---|---|
申込条件 | 満18歳~満25歳まで限定(高校生不可) |
基本還元率 | 1%~ |
国際ブランド | VISA |
ETCカード | 有・500円(税抜き) ※1年に1回の利用で翌年度無料 |
家族カード | 有・初年度:無料 2年目以降:400円(税抜き) |
三井住友カード デビュープラスのメリット
- 年会費が実質無料
- 通常カードの2倍のポイントを獲得!
- 26歳になるとゴールドカードに自動で切り替わる
- ショッピング補償付帯で高額なショッピングも安心
楽天利用者向け定番の高還元!楽天カード
年会費 | 無料 |
---|---|
申込条件 | 満18歳以上(高校生不可) |
基本還元率 | 1% |
国際ブランド | VISA/MasterCard/JCB/AMEX |
ETCカード | 500円(税抜) |
家族カード | 無料(最大5枚発行可能) |
楽天カードのメリット
- 年会費は安心の永年無料
- どこで使ってもポイント還元率が1%
- 楽天市場利用ならポイント還元率3%~
- 楽天Edyにチャージするとポイントが0.5%加算
- 海外旅行傷害保険付帯
まとめ
クレジットカードとデビットカードの違いをしっかり理解していることで、どちらのカードを選択するべきかがわかるようになります。
また、両方のカードを発行しておき、用途に応じた使い分けをすることも可能になりますね。
しかし、デビットカードではクレヒスを作り上げることはできませんから、社会的信用を築くこともできません。
その点、クレジットカードならクレヒスが作れることはもちろん、将来各種ローンを組むときにも有利になることが多くなります。
ただし、クレジットカード利用料の支払日にしっかり支払いが行われないと、借金の延滞・滞納をしたということになり、せっかく作り上げたクレヒスにキズが付くことになります。
クレジットカードを手に入れたら支払いが確実に行われるように注意しつつ、お得にポイントを貯めていきましょう。
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