クレジットカードって何枚持つのが理想なんだろう?
クレジットカードには年会費が安いカード、ポイント還元率が高いカード、保険が充実しているカードなど様々な特徴のカードがありますよね。
どのクレジットカードも魅力的ですし、入会キャンペーンが開催していればお得な特典が受けられるためついつい欲しくなってしまいます。
「でも、クレジットカードってどんなにたくさん持っていてもいいの?」
「何枚くらいが適正な枚数なんだろう?」
そんな疑問もでてくることでしょう。
そこで、クレジットカードの枚数は何枚が適正なのか、審査に影響はないのかどうかを解説していきます。
あなたの適正枚数を知って、正しくクレジットカードを利用していきましょう。
記事の目次
クレジットカードの枚数は何枚が多いか?
クレジットカードの枚数に適正と呼べるものはないが、他の人はどの程度持っているのかを知ることはとても重要じゃよ。
クレジットカードは、たくさんも持っていればいいというわけではありません。
中には、たくさんのクレジットカードを保有している方もいらっしゃいますが、クレヒス(クレジットヒストリー)や年収などの情報によって1人が持つことができる枚数が違ってきます。
では、一般的に1人につき何枚のクレジットカードを持っているのかをまとめていきましょう。
1人の平均保有枚数は3.2枚
国際ブランドのJCBが運営しているJCBカードは、毎年クレジットカードに関する総合調査を行っています。
2000年から毎年行われている調査であり、前年度までのデータと比較されたクレジットカードの実態がまとめられています。
こちらにクレジットカードの保有率・平均保有枚数が発表されていますので、一部抜粋しましょう。
クレジットカードの保有率は84%。平均保有枚数は3.2枚。
クレジットカード保有率は2014年から2015年に減少したが、2015年以降は同程度で推移しており、2018年は84%であった。
(中略)
一人あたりの保有枚数は平均3.2枚、携帯枚数(実際に持ち歩くクレジットカードの枚数)は平均2.1枚で、どちらも昨年と同様であった。
だいたい1人につき3枚前後が多いんだね。
クレジットカードを複数持つことによって様々な利用シーンに対応できるのが大きなメリットじゃよ。
上記の調査は、2018年 9月にインターネットで調査されたものであり、全国の20代から60代の男女(学生を含む)3,500人の回答をまとめたものです。
その3,500人の内84%がクレジットカードを持っており、1人平均3.2枚のクレジットカードを持っていることになりました。
しかし、実際にお財布などに入れて持ち歩いているクレジットカードは、平均2.1枚となっています。このことから、普段から利用するクレジットカードは2枚が最も多いという結果になりますね。
ちなみにワシはプライベート用と仕事用合わせて5枚活用しておるよ。
「年齢が若くても、クレジットカードを2枚持ち歩いているのかな?」
クレジットカードを持っている方の年齢は幅広く、学生さんのような若い方から60代の熟年の方までが利用しています。
そこで、年齢ごとに持っているクレジットカードの保有率・平均保有枚数をまとめてみましょう。
年代が若いと1人の携帯保有数は1枚から2枚
JCBカードでは、年齢・男女別にクレジットカードの保有率と平均保有枚数・携帯保有数も調査していますので、わかりやすく一覧表にしました。
男性保有率 【平均保有枚数】 | 女性 【平均保有枚数】 | |
---|---|---|
20代 | 65.1%【2.7枚】 ※携帯保有数:1.8枚 | 78.7%【2.3枚】 ※携帯保有数:1.7枚 |
30代 | 80.3%【2.8枚】 ※携帯保有数:2.0枚 | 85.0%【2.5枚】 ※携帯保有数:1.9枚 |
40代 | 83.2%【3.2枚】 ※携帯保有数:2.2枚 | 88.9%【2.8枚】 ※携帯保有数:2.0枚 |
50代 | 86.4%【4.1枚】 ※携帯保有数:2.6枚 | 89.8%【3.2枚】 ※携帯保有数:2.2枚 |
60代 | 91.0%【4.3枚】 ※携帯保有数:2.4枚 | 90.1%【3.3枚】 ※携帯保有数・2.1枚 |
※『JCBカード クレジットカードに関する総合調査 2018年度』参照
上記の一覧表を見ると、20代・30代の年齢が若い世代の平均保有枚数が2.3枚から2.8枚なのに対し、50代・60代になると平均保有枚数は3.2枚から4.3枚と多いことがわかりました。
しかし、どの年代も実際に携帯しているクレジットカードの枚数は2枚程度となっています。
クレジットカードを作っても利用しないままのカードがあるか、海外に行くなど特別なときに利用するクレジットカードがあるということが考えられますね。
収入が多いほどクレジットカード保有数が上がる
では、今度は年収別だとクレジットカードの保有率はどうなるのかを解説していきましょう。イプソスが2016年に調査した内容によると、以下のようになっています。
年収 | 1枚 | 2枚 | 3枚 | 4枚以上 |
---|---|---|---|---|
400万円未満 | 40%~42% | 32%~33% | 14%~18% | 7%~9% |
400万円以上700万円未満 | 31%~37% | 34%~35% | 18%~21% | 10%~15% |
700万円以上 | 19%~27% | 25%~35% | 22%~28% | 17%~26% |
調査はイプソスが2016年11月8日から11月18日までに、全国18歳から79歳までの男女(185,495名)を対象にオンライン調査したものです。
もう少しわかりやすくまとめると、下記のようになります。
年収 | クレジットカード保有枚数 |
---|---|
400万円未満 | 1枚持ちが多い |
400万円以上700万円未満 | 1枚持ちと2枚持ちの比率は同じ程度 |
700万円以上 | 2枚または3枚持ちが多い |
1枚あたりの限度額によっても変わってくるが、収入が多い人はキャッシュレス思考が強かったり、カードの利用頻度が多いからこそ限度額が足らず複数持っているのが理由かもしれのぉ。
データ的には少々古いものになりますが、JCBカードが調査した過去のデータが現在のデータとあまり変わらない事実があることから、現在の年収別クレジットカード保有率もさほど変わらないと言えるでしょう。
年収が低いほどクレジットカード保有数が少なく、年収が高いほどクレジットカード保有数は増えていますね。
日本人の1年間の平均給与は、国税庁によると以下のようになっていますので、年収別で見るクレジットカードの平均保有枚数は1枚から2枚であることになります。
1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与は467万円
引用:『国税庁 平均給与』
クレジットカードの保有枚数を年代別や年収別のデータを総合してみると、2枚持っている方が多いということになりますね。
クレジットカードの枚数は何枚でも自由!だが気をつけたい点も
皆が3枚持ってるから同じくらいで良いよね!
もちろん人に合わせても良いし、それより多く持っていても問題はないぞ!年会費無料のカードならいくら持っていても特にデメリットはないからのぉ。
クレジットカードをどの年代で、どのくらいの年収の人が、どれだけ保有しているのかがわかりましたね。
かと言って「20代だから、クレジットカードは1枚だけ!」と決めてしまう必要もありません。
上手に使い分けたり、お気に入りのクレジットカードを何枚か持っていてもいいのです。つまり、クレジットカードを発行できる状態であればカードを何枚発行しても自由です。
しかし、クレジットカードを複数枚発行する前に気を付けなければならないこともあります。
何枚持っても自由だからと言っても、注意点はあるぞ!
そこで今度は、クレジットカードを複数枚発行するにあたって注意しておきたいことを簡単に下記にまとめますね。
- 総与信額(支払可能見込額)の超過
- クレジットカード・ポイントの管理
- 利用しないカードの年会費
- 暗証番号の使い回し
- 紛失や盗難による不正利用
- 個人情報が変わったときの手続き
どういった内容なのかを、もっと詳しく解説しましょう。
総与信額(支払可能見込額)の超過に注意!
クレジットカードを作る際やローンを組む時に、カード会社やローン会社がどの程度まであなたに貸し付けることができるか、返済が可能であるかなどを審査しますが、この時に重要になってくるのが総与信額(支払可能見込額)です。
支払可能見込額とは、本人の年収などから生活維持費や債務を引いたて1年間のクレジットカードやローンの支払いに充てることができると予想される金額のことです。
支払可能見込額は人によってその額が変わり、基準になるのは年収です。総与信額の計算方法は以下のようになっています。
原則として、支払可能見込額に0.9(経済産業大臣が告示した率)を乗じた金額を超える利用可能枠を設定するクレジットカードの新規発行、更新、増枠ができなくなります。
支払可能見込額=(年収等-生活維持費-クレジット債務)×0.9(経済産業大臣が告示した率)
上記の計算方法で計算された支払可能見込額を超える金額を貸し付けることはできません。
クレジットカードの場合は利用限度枠が設定されていますので、複数のクレジットカードを持っている場合は、利用限度枠の合計金額が総与信額を超えてしまうと新たにクレジットカードを発行することはできないのです。
たとえば、総与信額が200万円だった場合の例を挙げてわかりやすくまとめると、以下のようになります。
- A社のクレジットカードの利用限度額50万円
- B社のクレジットカードの利用限度額30万円
- 車のローン120万円
⇒合計200万円になるため新規カード発行ができない
かなり大まかな例になりますが、わかりやすくまとめると上記のようになるのです。
上記の例で見てみると、2枚のクレジットカードと1つのローンの合計が200万円になり支払可能見込額を超えることになるので、新たにクレジットカードを作成することはできません。
クレジットカード・ポイントの管理に注意
クレジットカードを何枚も持っていても、全てのクレジットカードをいつも利用するとは限りませんよね。
普段からよく利用するカードであるなら管理もできますが、普段から利用していないクレジットカードの場合は管理が行き届かず、たとえ紛失してしまっても気が付くのが遅くなるといった事態が起こる可能性があります。
また、クレジットカードにはそれぞれのポイントが付きますので、ポイント管理も行わなければいけません。
複数のクレジットカードを保有していると、ポイントの残高を把握できなかったり有効期限が切れてしまいポイントが消滅してしまう恐れもあります。
できるだけ貯めるポイントは1つに絞った方が良いと言えるぞ!
せっかく貯めたポイントがゼロになってしまうのはもったいないですよね。
クレジットカードは、あなたが管理しきれる枚数を持つ方がいいでしょう。
利用しないカードの年会費を支払うこともある
クレジットカードには年会費が永年無料のものもありますが、年会費が毎年発生するカードもありますね。
普段から利用しているクレジットカードの年会費を支払うのは当然ですが、利用していないクレジットカードの年会費を支払うのは非常にもったいないことです。
年会費が無料のクレジットカードも多いし、わざわざ有料のカードを複数枚発行する理由はないよね。
いくら入会キャンペーンでお得にポイントを獲得したとしても、クレジットカードを利用しなければ意味がありません。
クレジットカードを複数持つ場合は、年会費にも注意が必要ですね。
暗証番号の管理・使い回しに注意
暗証番号はクレジットカードを作る際に必要になる番号です。
複数のクレジットカードを持っていると、暗証番号をクレジットカードごとに設定することになりますので、どのカードがどの番号だったのかを忘れてしまう可能性が出てきます。
かと言って、クレジットカードの暗証番号を同じ番号にしてしまうと、お財布ごと紛失したり盗難に遭った場合にすべてのクレジットカードを同じ番号で悪用されてしまうことも予想されます。
暗証番号はクレジットカードごとに設定する方が得策ですので、暗証番号を覚えておける枚数のクレジットカードを保有しておくのがベストですね。
紛失や盗難による悪用・不正利用の心配
上記と似た内容になりますが、たくさんのクレジットカードを持っていて、そのすべてのクレジットカードが盗難に遭ったり紛失した場合、悪用されたり不正利用される可能性が高くなり、被害額も大きくなる可能性があります。
クレジットカードには紛失や盗難による不正利用の額を補償してくれるものがほとんどですが、いつ手元から無くなったのかがわからないくらい時間がたってしまうと、補償の対象から外れてしまいます。
クレジットカードが1枚や2枚であるなら管理もしやすいのですが、複数枚持っていると管理がしにくく、紛失に気が付かないことも起こり得ますので、あなたが管理できる枚数を所持するようにしましょう。
個人情報が変わったときの手続きが大変
あなたが引越しをしたときや携帯電話の番号を変えたときなど、あなた自身の個人情報に変更が出た場合は、クレジットカード会社に連絡をしてカード内の情報を変更する必要があります。
持っているクレジットカードの枚数がたくさんあると、1枚1枚個人情報の変更をしなければいけません。
万が一情報変更のし忘れがあると、そのカードの利用ができなくなります。
意外とこれが面倒なんじゃよ。
あまりたくさんのクレジットカードを発行してしまうと、変更が出たときの手続きが大変になりますので、適正な枚数を持っている方が安心ですね。
クレジットカードの適正枚数は人によって違いますが、たくさんのクレジットカードを持っていると管理が行き届かなくなります。
普段使うメインカードと、サブカードを1枚または2枚程度を発行しておくのが丁度いいかもしれませんね。
クレジットカードを複数使い分ける上手な使い方
クレジットカードを複数持つ場合は、それぞれのカードを上手く使い分けていくことが重要です。
「でも、どんなふうに使い分けていけばいいの?」
そんな疑問にお応えすべく、クレジットカードを複数使い分ける上手な使い方について解説していきましょう。
まずは、どんな使い分け方があるのかを以下にまとめます。
- 特典やサービスごとに使い分ける
- 国際ブランドごとに使い分ける
- 各種保険や補償内容によって使い分ける
- 利用シーンによって使い分ける
それでは早速、クレジットカードの使い分け方についてまとめていきましょう。
特典やサービスごとに使い分ける
クレジットカードにはそれぞれの特典やサービスがあります。クレジットカードの種類によって内容が変わってきますので、まずは簡単に下記にまとめましょう。
- 消費者金融系クレジットカード
⇒すぐにクレジットカードが欲しい方に最適 - 流通系クレジットカード
⇒お店やショッピングサイトでお得になる - 信販系クレジットカード
⇒カードローンも付帯しているカードがある - 鉄道系・交通系クレジットカード
⇒鉄道・飛行機などでポイントが貯まる - 銀行系クレジットカード
⇒銀行独自の特典あり - 外資系クレジットカード
⇒ステータスの高いサービスや特典あり
たとえば、以下のような流通系クレジットカードであるなら、お店や場所・サイトでクレジットカード独自の特典が受けられます。
- 楽天カード
⇒楽天市場でポイントがザクザク貯まる - ヤフーカード
⇒Tポイント加盟店やYahoo!ショッピングでTポイントが貯まる - イオンカード
⇒イオングループでお得なお買い物ができる - ビックカメラSuicaカード
⇒ビックカメラで最大ポイント還元率11.5% - dカード
⇒ドコモケータイ補償など特典あり
よくお買い物をする場所のクレジットカードを発行しておけば、日々のお買い物でお得にポイントが獲得できたり節約することも可能です。
ワシはプライベートでは楽天市場を多く利用しているから、楽天カードを活用しているぞ!
鉄道系・交通系のクレジットカードなら、電車をよく利用する方や飛行機に乗る機会の多い方が持っている方がお得になることが多くありますので、流通系クレジットカードと合わせて持つのも上手な組み合わせですね。
国際ブランドごとに使い分ける
複数のクレジットカードを使い分けるとしたらこの国際ブランドはとても重要じゃよ。
国際ブランドは、各クレジットカードの券面に記載されているブランドマークのことであり、それぞれの国際ブランド加盟店でクレジットカードを使って支払いができます。
国際ブランドの一部を以下にピックアップしましょう。
近年はどの国際ブランドのクレジットカードでも支払いができるお店が増えてきていますが、お店によって加盟していない国際ブランドもあります。
そこで、発行するクレジットカードの国際ブランドを別々のものにすれば、お店で支払いに困ることが少なくなります。
「今持っているのがVISAだから、今度はJCBにしよう!」というのもいいですね。
国際ブランドは分けた方が良いんだね!
国際ブランドごとに特典やサービスもありますので、サービス内容によって使い分るのもいいでしょう。
各種保険や補償内容によって使い分ける
クレジットカードに保険が付帯していると、万が一の事態が起こったときでも安心できますよね。クレジットカードに付帯している主な保険は以下のようになっています。
- 海外旅行傷害保険
- 国内旅行傷害保険
- 海外航空機遅延保険付帯
- ショッピング保険
- シートベルト保険
- 犯罪被害傷害保険付帯など
特に海外ではクレジットカードの旅行保険が大きな役割を果たしてくれるぞ!
しかし、上記のような保険はすべてのクレジットカードに付帯しているわけではありません。
たとえば、ヤフーカードには旅行傷害保険が付いていません。
「ヤフーカードしか持ってない。海外旅行中に何かあったら…と考えると不安。」
そんな時は、エポスカードを発行しておくといいでしょう。エポスカードには充実した海外旅行傷害保険が付帯していますので、海外旅行中でも安心できます。
このようにメインカードに保険が付いていない場合は、保険が付帯しているクレジットカードを発行し、サブカードとして使うことをおすすめします。
利用シーンによって使い分ける
クレジットカードを利用する機会は、普段のお買い物や交通機関を利用するときだけではありません。
会社の重役の方々との会食の時、パーティーの時、大切なパートナーとの旅行の時など普段とは違うシーンでクレジットカードを使うこともあります。
そんな時にステータスの高いクレジットカードがお財布から出てくると、一味違う自分になった気になりませんか?
たとえば、普段利用しているクレジットカードがイオンカードであっても、特別なシーンではアメリカン・エキスプレス・ゴールドカードを使うといった使い分けもありですね。
このように、あなたのライフスタイルに合ったクレジットカードをメインカードとして普段から使っておき、メインカードでは不足している部分を補えるサブカードを発行しておくのが、最も上手な使い方です。
クレジットカードを一度に複数申し込むと審査に影響を及ぼすので要注意!
ここまで読み進めたことで、1人が持つクレジットカードの適正な枚数やカードの使い分け方がわかりましたね。
「クレジットカードの適正な枚数がわかったし、使い分け方も決めた!早速クレジットカードを2枚申し込もう!」
ちょっと待ってください。クレジットカードを申し込むときは、一度に複数枚申し込んではいけません。
一度に複数枚申し込んでしまうと、クレジットカードの審査に通らないかもしれないからです。
なぜ審査に通らなくなるのか、2枚以上のクレジットカードを申し込むときにはどのようにしたらいいかを解説しましょう。
カードを一度に複数枚申し込むと審査に通らない!?
クレジットカードの申し込みをすると、カード会社があなたにクレジットカードを発行していいかどうかの審査を行います。
あなたが一度に何枚もクレジットカードの申し込みをした事実は各カード会社にわかるので、
「一度に何枚もカードを申し込むのはおかしい。」
「何か良からぬ使い方をするのでは?」
と不信に感じるため、審査に通過できなくなる可能性が高くなります。
審査に確実に通過するためには、クレジットカードを1枚申し込んだら次のカードの申し込みまで最低半年空けておくのがいいでしょう。
サブカードにおすすめのクレジットカード
「メインカードは私が普段使いやすいカードにするとして…サブカードはどんなものを選択すればいいのかな?」
クレジットカードを発行している会社は300社以上ありますし、クレジットカードの種類となると1,000種類以上ありますので、どのカードをサブカードにすればいいかわからなくなってしまいますよね。
そんなあなたのために、サブカードに向いているクレジットカード、以下の3枚をご紹介しましょう。
では、それぞれのカードの特徴を詳しく解説しますね。
エポスカード
年会費 | 無料 |
---|---|
申込条件 | 満18歳以上(高校生不可) |
基本還元率 | 0.5% |
国際ブランド | VISA |
ETCカード | 無料 |
家族カード | 無 |
エポスカードは年会費が安心の永年無料で、ETCカードも年会費・発行手数料共に無料で発行できるお得なカードです。
エポスカードには下記のようなたくさんのメリットがあります。
- 最短即日発行可能
- マルコとマルオの7日間は10%OFF
- 『たまるマーケット』経由でポイント還元最大30倍
- 全国10,000店舗以上で優待特典あり
- インビテーションが届けばゴールドカードにランクアップ(年会費無料)
- 海外旅行傷害保険が無料で自動付帯
この中でも、エポスカードをサブカードとして持っておくべき理由は『海外旅行傷害保険が無料で自動付帯』であることです。
メインで使っているクレジットカードに海外旅行傷害保険が付帯していないのなら、断然エポスカードがおすすめです。
エポスカードの旅行保険がどんな内容なのかを、もっと詳しくまとめていきますね。
海外旅行傷害保険が自動付帯!
海外旅行に行くと、日常の忙しさを忘れてリフレッシュできますので、毎年海外に行くという方も多いかもしれませんね。
しかし、万が一海外で病気になったりケガをした場合のことを考えると不安になりませんか?
「海外の医療費がどのくらいなのかわからないから、病院にかかるのも躊躇しちゃう…。」
そんな時は、エポスカードの海外旅行傷害保険にお任せです。
エポスカードの海外旅行傷害保険は自動付帯なので、エポスカードを持っているだけで保険の対象になります。
ちなみに、自動付帯ではないが利用付帯しているクレジットカードもありますので、余談ではありますが、2つの違いを分かりやすくすると以下のようになります。
- 自動付帯
⇒クレジットカードを持っていることで保険が適用 - 利用付帯
⇒クレジットカードで旅行費用を支払うことで保険が適用
エポスカードは自動付帯なので、旅行の時に所持していれば保険が適用されます。
では本題に入りましょう。エポスカードの海外旅行傷害保険の充実した補償内容は以下の通りです。
保険の種類 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高500万円 |
傷害治療費用 | 200万円 (1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 270万円 (1疾病の限度額) |
賠償責任 | 2000万円 (1事故の限度額) |
救援者費用 | 100万円 (1旅行・保険期間中の限度額) |
携行品損害 (免責3,000円) | 20万円 (1旅行・保険期間中の限度額) ※携行品損害は、1個・1組・1対あたり10万円限度 |
年会費無料な上に自動付帯でこれだけの補償内容であれば、海外でケガをしたり病気にかかったときでも安心して病院に行くことができます。
あなたが持っているクレジットカードに海外旅行傷害保険が付帯していなくても、エポスカードさえ携帯しておけば安心まで手に入るということです。
補償は、エポスカード加入した日の翌日以降に日本を出発した場合が対象になります。1回の旅行につき最長90日間が補償対象期間ですので、短期旅行であるなら問題はなさそうですね。
エポスカードがおすすめな人
- 海外旅行傷害保険の充実したカードをサブカードにしたい方
- マルコとマルオを利用する方
- サブカードの年会費が無料がいい方
オリコカードザポイント
年会費 | 無料 |
---|---|
申込条件 | 満18歳以上(高校生不可) |
基本還元率 | 通常:1% 入会後6か月間:2% |
国際ブランド | MasterCard/JCB |
ETCカード | 無料 |
家族カード | 無料 |
オリコカードザポイントは、年会費が無料にもかかわらずポイント還元率が1%と高還元なのが特徴です。さらに入会後6か月間は2倍の2%還元なので、もっとポイントが貯まりやすくなります。
この他にもメリットがあるので、簡単にまとめましょう。
- オリコモール利用で+0.5%のオリコポイント加算
- ポイントの交換先が多い
- iDとQUIC Pay同時搭載で少額払いもOK
- 家族カード・ETCカード共に年会費永年無料
なぜオリコカードザポイントがサブカードに向いているのかというと、ポイント還元率が高いことが大きな理由です。
メインカードのポイント還元率が1%に満たないのなら、ぜひとも発行していただきたいカードですので、もっと細かく解説していきましょう。
公共料金支払いで1%還元!Amazonでお買い物なら最大3%還元!
オリコカードザポイントの通常還元率は1%ですので、公共料金の支払いや携帯電話料金の支払いをオリコカードザポイントにしておけば、毎月1%のポイントが加算されます。
しかも、入会から6か月間はポイント還元率が2%にアップしていますので、半年でかなりのポイントが貯まることになりますね。
それだけではありません。オリコカードシリーズを持っている会員が利用することで、通常よりもさらにポイントが貯まる『オリコモール』というモールサイトがあります。
オリコモールを経由して各ショッピングサイトでお買い物をし、オリコカードザポイントで支払いをすると、通常ポイントに+0.5%上乗せされたポイントが加算されます。
オリコモールにはAmazonも登録されていますので、入会後6か月以内にオリコモールを経由してAmazonでお買い物をすると、以下のようにポイントが加算されるのです。
- 入会後6か月間のポイント還元率:2%
- オリコモール経由:+0.5%
- Amazonボーナスポイント:+0.5%
⇒合計3%のポイント還元!
Amazonはボーナスポイント+0.5%を設定していますので、全部合わせるとポイントが3%も加算されます。Amazonをよく利用している方なら、見逃せない特典ですよね。
メインカードのポイント還元率が低いのなら、サブカードとしてオリコカードザポイントが最適であることが、これでお分かりいただけたのではないでしょうか。
オリコカードザポイントがおすすめな人
- メインカードのポイント還元率が低いという方
- Amazonでショッピングを楽しみたい方
- 公共料金・携帯電話料金の支払いでもポイントをガッツリ貯めたい方
ビックカメラSuicaカード
年会費 | 初年度:無料 2年目以降:477円(税抜) ※1年に1回でも利用があれば翌年も無料 |
---|---|
申込条件 | 満18歳以上(高校生不可) |
基本還元率 | 通常:1% ※ビックポイント0.5%+JRE POINT0.5% ビックカメラ:最大11.5% |
国際ブランド | VISA/JCB |
ETCカード | 有・年会費:477円(税抜) |
家族カード | 無 |
ビックカメラSuicaカードは、その名の通りビックカメラで発行しているクレジットカードであり、JR東日本で利用できる電子マネーSuica・JRE POINTカードが一体化しているカードです。
まずは、ビックカメラSuicaカードのメリットをまとめてみましょう。
- ビックカメラでカードを使えばポイント還元率最大11.5%
- ビックカメラ以外のお店でもダブルで1%のポイントが付く
⇒ビックポイント:0.5%
⇒JRE POINT:0.5% - 貯まったポイントはSuicaにチャージできる
- ビックカメラ.comでもポイントが貯まる
サブカードとしてビックカメラSuicaカードを持っていただきたい理由は、ビックカメラでお買い物をするとポイント還元率が11.5%になるからです。
「11.5%!?驚異的!」
では、その驚きの内容をわかりやすく解説しましょう。
ビックカメラでお買い物をすればポイントがガッツリ貯まる!
人が生活していく上で各家庭になくてはならないのが家電製品です。家電製品には寿命があるので、必ず買い替えなければならない時期がきますよね。
しかし、家電製品はお高いものが多いため、できるだけ安くていい商品を見つけなければいけません。
ビックカメラはより良い商品をより良い価格で販売してくれますので、お得に家電製品の購入ができます。
それだけではありません。ビックカメラでビックカメラSuicaカードを使って支払いをすれば、最大11.5%のポイント還元が受けられるのです。
どのようにしてポイント還元率を最大まで上げるのか、その手順を下記にまとめました。
- ビックカメラSuicaカードのSuicaにオートチャージする(JRE POINT:1.5%還元)
- ビックカメラで商品を選ぶ
- Suicaで支払い(ビックポイント:10%還元)
ビックカメラSuicaカードのSuicaにオートチャージ設定すれば、JRE POINTが1.5%還元されるため、オートチャージされたSuicaで支払いをすれば11.5%のポイント還元が受けられるという仕組みです。
サブカードとしてビックカメラSuicaカードを発行しておけば、家電のお買い物がかなりお得になる!ということですね。
ビックカメラSuicaカードがおすすめな人
- ビックカメラを利用する方
- 家電製品をお得に購入したい方
- Suicaを利用したい方
クレジットカードは複数枚を上手に使い分けよう!
クレジットカードを複数枚持っていれば、必ずお得になるとはいえません。たくさん持っていれば持っているほどカードの管理が大変ですし、使っていないクレジットカードの年会費まで支払う羽目になってしまうかもしれません。
紛失や盗難による不正利用の確率や被害額も高くなりますし、いいことばかりとは限りませんね。
クレジットカードは、あなたのライフスタイルに合った適正な枚数を持つことが最も大切なのです。
また、1枚のクレジットカードでは足りない保険や補償、特典やサービスをサブカードで補うという使い方をすれば、クレジットカードを有効に利用していくことができますね。
メインカードとサブカードを上手に使い分けて、お得なクレジットライフを送りましょう。
- エポスカード:サブカードとして最適!
- オリコカードザポイント:高還元カードに!
- ビックカメラSuicaカード:Suicaチャージ用!